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リハビリ・医療 失語症

超皮質性混合失語

投稿日:2015年10月1日 更新日:

超皮質性混合失語とは

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発話は非流暢で、自分からはほとんど話しません。しかし、質問するとそれをそのまま、あるいは一部を繰り返す反響言語(オウム返し)や文章の残りの部分を続ける補完現象がみられます。復唱は良好ですが、意味の理解を伴いません。聴こえの理解、読み書きは重篤に障害されます。

超皮質性混合失語は、ブローカ領野の前方あるいは上方および左側頭-頭頂-後頭葉接合部領域が損傷を受けた場合に生じる失語症です。ブローカ領野およびウェルニッケ領野とそれを結ぶ領域、つまり、言語を司る領域が周囲から孤立した状態になるため、別名、言語野孤立性症候群と呼ばれています。

特徴

言語機能 症状
会話時の発話 非流暢、反響言語
聴理解 重度の障害あり
復唱 良好
呼称 重度の障害あり
読みの能力(音読) 障害あり
読みの能力(理解) 障害あり
書字能力 障害あり
特徴的症状 反響言語、補完現象
損傷部位 ブローカ領野の前方あるいは上方および左側頭-頭頂-後頭葉接合部領域

この記事の投稿者

宮崎 関大
宮崎 関大
言語聴覚士。専門は成人聴覚障害。補聴器やコミュニケーション方法についてメインで執筆していく予定。

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