STナビ

医療・福祉・介護・リハビリテーションの情報サイト:STナビ

リハビリ・医療 失語症

失語症会話パートナー・失語症友の会

投稿日:2015年10月1日 更新日:

失語症者の会話パートナーと友の会について説明します。

会話パートナーとは

「失語症会話パートナー」とは、「失語症のことをよく知って、不自由なコミュニケーションを補いながら、一緒に会話をする人、周囲の人や地域社会との仲立ちをする人」です。

もともとはカナダのオーラ・ケーガンという言語病理学者が失語症の人のための会話パートナーの養成を行っているという論文を読んだ言語聴覚士が日本でも会話パートナーを養成しようと呼びかけたところから始まりました。

年々、失語症会話パートナーの考え方は拡大していき、現在は地域ST連絡会や市役所が主催となり、会話パートナー養成講座を開いています。

役割

失語症会話パートナーは、失語に関する知識を持ち、ゆっくり話す、短く簡潔に話す、話の要点を筆記しながら話す、描画や身振りをしながら話すことなど、失語のある人が理解しやすいように話をします。また、「はい/いいえ」で答えられるように質問する、選択肢を書いて指差しを求める、話の内容を確認しながら話すなど、失語のある人が言いたいことを表現できるようにお手伝いをします。

  • 会話の相手
  • 会話の橋渡し
  • わかりやすく書いてサポート
  • 趣味や社会活動へ参加を支援
  • 買い物や病院、役所への同行サポート
  • 社会への啓発

失語症友の会とは

失語症の多くの人は、日常の何気ない会話が不自由になり、仕事や趣味活動など、社会活動への参加が難しくなります。そこで、失語症の方々のコミュニケーションの機会作りとして、社会生活や社会復帰への情報交換の場として、社会への失語症の理解を深めることを目指して、といった様々な目的を持って活動している会です。

友の会では、失語症のある方だけでなく、ご家族や介護者、言語聴覚士も一緒に会を盛り上げています。

活動内容

失語症友の会の活動は、レクリエーションやお茶会、演劇、料理教室、旅行等地域により様々です。
また、運営も失語症のある方だけで運営しているところ、関係者が協力し合っているところ、病院が関わっているところなどやはり地域によりスタイルが異なります。

是非、インターネットで調べたり、担当の言語聴覚士に尋ねてみてください。

失語症友の会には、各地域の友の会のほかにそれぞれの友の会を結ぶ代表として全国失語症友の会連合会もあります。お住まいの地域の友の会を探す際にお役に立つと思います。
全国失語症友の会連合会

この記事の投稿者

宮崎 関大
宮崎 関大
言語聴覚士。専門は成人聴覚障害。補聴器やコミュニケーション方法についてメインで執筆していく予定。

スポンサーリンク

スポンサーリンク



スポンサーリンク

スポンサーリンク



-リハビリ・医療, 失語症
-, , , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

吃音の進展段階

吃音の症状の進展 吃音には、症状が進展する特徴を持っています。 症状の進展具合を「進展段階」といい、4つの層あります。4つの層は第1層から始まり、第4層に進むにつれ、吃音の症状は重症化していきます。 …

嚥下障害まとめ

嚥下障害に関する記事をまとめています。新しい記事を投稿しましたらこちらに随時追加していきます。 この記事の投稿者 宮崎 関大 言語聴覚士。専門は成人聴覚障害。補聴器やコミュニケーション方法についてメイ …

機能性発声障害(心因性失声症、音声衰弱症)

機能性発生障害とは声帯事態に特に問題が見られないのに発声機能の異常によって音声障害が発生する疾患の総称です。代表的なものとして心因性失声症、音声衰弱症、けいれん性発声障害(別に項目を設けています)など …

高次脳機能障害者の支援のポイント

記憶障害の症状と対応 予定や約束を忘れる。 同じことを何度も尋ねているのに気付かない。 片づけた場所を忘れて物をなくす。 人の名前、作業の手順が覚えられない。 予定や約束はメモし、目につくところに貼る …

喉頭がん

喉頭に発生した悪性の腫瘍です。 喉頭は3つの部位に分けられ、声帯がある部位を声門、それより上を声門上(せいもんじょう)、下を声門下(せいもんか)といいます。喉頭がんはその発生部位によって「声門がん」「 …