STナビ

医療・福祉・介護・リハビリテーションの情報サイト:STナビ

リハビリ・医療 構音障害

機能性構音障害

投稿日:2015年10月1日 更新日:

機能性構音障害とは

耳の聞こえに問題がなく、言葉を発するために必要な器官(唇や舌など)に異常がないにも関わらず、正しい構音ができない状態のことを機能性構音障害といいます。

原因

原因はいまだ解明されていませんが、以下のことが関係していると考えられています。

  • 構音に必要な器官(唇や舌など)の運動機能の未熟さ
  • 誤った音と正しい音を弁別する力の遅れ
  • 言葉のモデルや言葉の習得を支える言葉環境の問題

音の誤り方の特徴

音の誤り方には、発達途上に見られる音の誤りと特異的な構音の仕方をしている異常構音といわれるものがあります。

発達途上の音の誤り

発達途上の音の誤りは、こども特有の構音障害であり、単語の音が正しく発音できないことや発音しようとしている音が別の音に換わってしまうことなどがみられます。

  • 置換え
     [さかな→たかな]のように、「さ」を「た」と誤って構音してしまっている状態。
  • 省略
     [でんわ→えんわ]のように「で」の子音「d」が抜けてしまっている状態。
  • 歪み
     日本語には分類できないくらいに音が歪んでしまっている状態。

異常構音

異常構音は、本来の構音の仕方(舌、口蓋、唇の動き)とは誤った方法で音を出している状態で、機能性構音障害のほかに口蓋裂の術後のこどもにもみられることがあります。

自然治癒する場合もありますが、長く訓練期間のかかるものもあります。

訓練

言葉の発達には個人差がとても大きいものですが、4~5歳になると日本語にある音のほとんどが言えるようになります。 また、発音の不明瞭さなどでコミュニケーションに困難をきたす事(周りから指摘され心理的ダメージを受ける)もありますので、 この4~5歳が発音訓練の目安とされています。

この記事の投稿者

宮崎 関大
宮崎 関大
言語聴覚士。専門は成人聴覚障害。補聴器やコミュニケーション方法についてメインで執筆していく予定。

スポンサーリンク

スポンサーリンク



スポンサーリンク

スポンサーリンク



-リハビリ・医療, 構音障害
-

執筆者:

関連記事

嚥下食ピラミッドについて

嚥下食ピラミッドについて 嚥下食ピラミッドとは、日本摂食・嚥下リハビリテーション学会で発表された「5段階による嚥下食」の進化・発展形のことです。 すべての食事を摂食・嚥下の難易度にもとづいて、普通食か …

広汎性発達障害

広汎性発達障害(pervasive developmental disorders:PDD)とは、生まれつき脳に問題があり、幼児のころから相互的な社会的関係能力、コミュニケーション能力、などいくつかの …

嚥下障害まとめ

嚥下障害に関する記事をまとめています。新しい記事を投稿しましたらこちらに随時追加していきます。 この記事の投稿者 宮崎 関大 言語聴覚士。専門は成人聴覚障害。補聴器やコミュニケーション方法についてメイ …

失語症会話パートナー・失語症友の会

失語症者の会話パートナーと友の会について説明します。 この記事の投稿者 宮崎 関大 言語聴覚士。専門は成人聴覚障害。補聴器やコミュニケーション方法についてメインで執筆していく予定。 投稿者の最新の記事 …

嚥下障害者の食物の形態について

嚥下障害者の食物の形態について 食物の種類と形態 嚥下障害患者にとって、食物は咀嚼や食塊形成の障害を補うことができ、咽頭残留や誤嚥の危険が少ないものでなければなりません。 そのため、食物に求められる条 …