STナビ

医療・福祉・介護・リハビリテーションの情報サイト:STナビ

リハビリ・医療 構音障害

構音の発達と仕組み

投稿日:2015年10月1日 更新日:

構音の発達

構音の発達には順序があり、母音の完成が早く、3歳ほどで実用的なレベルになります。
子音は音によって習得に差があり、「ぱ、ば、た、だ、か、が、わ、は、ま、な」は早く習得し、「さ、ざ、ら、ちゃ」は遅れて習得していきます。すべての音が正しく構音できるようになるのは、個人差がありますが、大体6,7頃になります。

子どもは正しい音が構音できるまでの間、自分のレパートリーの中から口の動きが近い音を代わりに構音します。また、音とことばの関係が未熟なため、単語を短く発音したり(みかん→かん)、音が入れ替わったり(エレベーター→エベレーター)、同じ音を使ったり(はっぱ→ぱっぱ)します。
この発達の途中に見られる音の誤りは、発達に問題がなければ、成長とともに徐々になくなっていき、自然に正しい音に習得されていきます。

構音の仕組み

ことばを発するのに用いられる器官(舌や上顎、唇など)のことを構音器官といいます。
ことばとは、この構音器官の動き・位置により作られていきます。

例えば、「ま」という音を発音するときには、唇は一度閉じてから再び開きます。これは、唇を閉じることで子音「m」を作っているのです。そのため、唇を閉じることなく「ま」を発音しようとしても「あ」と違った音になってしまいます。
また、「ら」という音を発音するときには、舌を勢いよく弾くことにより発音しています。そのため、舌を弾けないように口の外に出して発音しようとすると「ら」に近いですが歪んだ別の音になってしまいます。
このように、唇の動きや舌の動き・位置によりそれぞれのことばは作られています。

dannmenn

この記事の投稿者

宮崎 関大
宮崎 関大
言語聴覚士。専門は成人聴覚障害。補聴器やコミュニケーション方法についてメインで執筆していく予定。

スポンサーリンク

スポンサーリンク



スポンサーリンク

スポンサーリンク



-リハビリ・医療, 構音障害
-

執筆者:

関連記事

特異的言語発達障害

特異的言語発達障害とは 言語発達に関わる要因としての聴覚障害、知的障害、対人関係障害(広汎性発達障害)、脳の器質的障害、発声発語器官の障害、環境の問題などに原因がないにもかかわらず、言語発達が特異的に …

喉頭外傷

喉に負った怪我のことをいいます。 この記事の投稿者 宮崎 関大 言語聴覚士。専門は成人聴覚障害。補聴器やコミュニケーション方法についてメインで執筆していく予定。 投稿者の最新の記事 記事一覧 2017 …

高次脳機能障害の診断基準

高次脳機能障害の診断方法 高次脳機能障害の診断は、画像による検査、神経心理学的検査、問診や行動観察を行い、総合的に判断します。 画像による検査 頭部のMRI、CTや脳波の検査、脳血流の検査などを行いま …

とろみの必要性について

とろみの必要性について 口から食べる機能が障害されると、一般的に水分やお茶、味噌汁のようなものが上手に飲めなくなります。水のようにサラサラした粘度の低い液体は、動きが速く、口の中で広がりやすいため、誤 …

吃音の治療・訓練

吃音の治療について 吃音はいまだに根本的な原因が不明なため、すべての吃音者に対して有効な方法は存在しません。ですが、吃音者によっては、一定の効果が出る治療法も存在することは確かです。 治療法には多くの …


ランキング参加中
ワンクリックが励みになります!応援お願いします。。(〃_ _)σ∥

にほんブログ村 病気ブログ 医療情報へ