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感音性難聴の今の私の聴こえと健聴だった頃の聴こえを比較してみた

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難聴は「目に映らない障害」と言われており、接しても気づかないことも少なくありません。そのことから誤解を受けたり、支障があったりと、生活上の不便さを訴える声も聞こえます。
そんな難聴者の現実を説明した投稿をTwitterで見つけました。
健聴だったころと感音性難聴の今の聴こえを比較したきょんちゃん(@wzEM5tDHXTCdAjp)の投稿を掲載します。

健聴→小さい音も聴こえ、小さい音でも、音の質を聞き分けることができた。
難聴→小さい音は聴こえず、聴こえても何の音か判別不能。(危険な音であっても察知できないため、生活していて恐いと感じる時がある。)

健聴→音の発信元を探すことができた。
難聴→音が鳴っていることが分かっても、どこから聴こえてくるのか分からない。(携帯を無くしても音で探すことはできない。何かが異常な音を発していても発信元が分からないため問い合わすことすらできない。)

健聴→言葉がクリアに、はっきり聞こえていた。
難聴→音が不鮮明。聞こえてくるのは、50音の中に存在しない音のため、何と言っているのかさっぱり分からない。

健聴→よそ見していても、テレビを観ながらでも、人の話を聞くことができた。
難聴→話す人の顔をしっかり見て、集中して、勘を働かさないと聞くことが出来ない。

健聴→病院や銀行などで順番を待つ時、雑誌を読みながら待つことができた。
難聴→番号の表示板を常に凝視。そういう物さえない所では、自分より先にいる人の顔を覚え、且つ、呼び出しする人の動きと口元を凝視し続け、呼ばれたかもしれないと思うたびに聞きにいかねばならない。(特に数時間待ちの大病院には、マスクや放送呼び出しが多いため精神的疲労は半端ない)

健聴→音楽は大好きでよく聴いた。音楽の臨場感に酔い、音楽に感動したり、リラックスしたり音楽を楽しんでいた。
難聴→聞こえる音が狂っているので、どんな素晴らしい音楽も音が外れて聴こえるため、聴くのが苦痛になった。(ドレミファソラシドがドレミファソラシドに聴こえない)今は音楽は雑音に近いので、音楽は不快。

健聴→後ろから車が来たことをエンジン音で察知できた。
難聴→後ろから車が来ても分からない。小さなクラクションも聴こえないので、ヒヤッとしたことが何度もある。

健聴→朝の通勤時、踏切の音が離れていても聴こえていたので、聴こえてすぐに走ったら電車に間に合った。
難聴→踏切の真下に行かないと音が聴こえないので、踏切が見えない限り、鳴っていることに気付くことはできない。

健聴→日常生活レベルの大きな音は平気。それを超えれば煩いが、煩いだけの苦痛だった。
難聴→健聴な耳なら全然平気だった大きめの音が、耳を塞ぎたくなるような大きな音で頭に響く。音によっては、かなり耐え難く感じ、これは拷問に近い。

健聴→人が大勢集まったザワザワ煩い環境でも人と会話ができた。(たくさんの音の中から自分が聞きたい人の声を拾い出せた)
難聴→煩い所で、聞きたい人の声だけを拾い出すことなど到底不可能。(宴会等で交わされる会話はどれもこれも意味不明)

健聴者の誤解→補聴器を付けたら普通に聴こえると思っている人が多い。
難聴者の実際→補聴器を付けても、元の聴こえを取り戻すことはできません。神経がダメになった音は補聴器を付けても全く聴こえません。聴こえる音は全てひずんでいるので、健聴者が聞いているようなクリアな言葉には絶対になりません。補聴器を付けても問題だらけなのが聴覚障害なのです。

引用:きょんちゃん(@wzEM5tDHXTCdAjp)

この記事の投稿者

宮崎 関大
宮崎 関大
言語聴覚士。専門は成人聴覚障害。補聴器やコミュニケーション方法についてメインで執筆していく予定。

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