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リハビリ・医療 聴覚障害

難聴の種類と聞こえの程度について

投稿日:2015年12月20日 更新日:

難聴とは、音が全く聞こえない、または、音が聞き取りにくい状態のことを指します。原因により生まれつき聞こえない方や途中から聞こえなくなった方、加齢により聞こえにくくなった方など様々です。また、疾患によっては、音が聞こえないものと音は聞こえるがことばがはっきりとわからないといったものがあります。

難聴は、「目に見えない障害」のため、一見して障害があるとは気づいてもらえません。そのため、病院や市役所などの受付の呼び出しが聞こえず順番を後回しにされてしまったり、車の接近に気付かず危険な目にあったり、会話がうまく成立せずに心ない言葉を受けることもあります。

難聴の種類

難聴は「伝音性難聴」、「感音性難聴」、「混合性難聴」と3つの種類に分かれており、それぞれは障害された部位により分けられます。

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伝音性難聴

外耳または中耳の伝音器官が障害を受けたときになる難聴です。

音を伝える器官の障害なので、音が聞こえにくくなりますが、言葉の聞き取りは障害されませんので、補聴器を付ければ聞こえるようになりやすいです。

また、手術で治療ができる場合が多いです。

例:外耳炎、中耳炎、鼓膜穿孔、耳垢栓塞など

感音性難聴

蝸牛やその奥にある神経などの感音器官が障害を受けたときになる難聴です。

音を感じる器官の障害なので、音が聞こえにくくなったり、ことばがはっきりと聞き取れなくなります。

補聴器の効果はまちまちです。聞こえるようになる人もいれば、音は大きくなるが言葉ははっきりしないという人もいます。

手術ができる場合もあれば、手術の効果がないこともあります。

例:突発性難聴、メニエール病、聴神経腫瘍、音響外傷など

混合性難聴

伝音性難聴と感音性難聴が合わさった難聴です。

伝音器官と感音器官にそれぞれ別個の症状が現れた場合も、伝音器官の症状が感音器官に進行した場合も、どちらも混合性難聴といいます。

例:伝音器官に鼓膜穿孔・感音器官に突発性難聴とそれぞれ別個の症状を併発したケース、伝音器官の滲出性中耳炎が悪化し感温器官まで炎症を起こしたケースなど

  伝音性難聴 感音性難聴 混合性難聴
障害部位 外耳・中耳 内耳・聴神経・脳 外耳・中耳+内耳・聴神経・脳
難聴の程度 軽度~中等度 軽度~重度 軽度~重度
補聴器の効果 とても役立ち、ほぼ正常な状態になる 役に立つが、まったく正常な状態にはならない 役に立つが、まったく正常な状態にはならない
代表的な疾患 中耳炎・鼓膜穿孔・耳小骨連鎖不全 突発性難聴・騒音性難聴・加齢に伴う難聴 慢性中耳炎・耳硬化症

難聴の程度

dB 難聴度 解説
30dB以下 正常 普通の会話は問題ない。
声が小さいと聞き取れないこともある。
30dB~50dB 軽度難聴 声が小さいと聞き取れないことが多い。
テレビの音を大きくする。
50dB~70dB 中等度難聴 普通の会話が聞きづらい。
近くの自動車の音にやっと気づく。
70dB~90dB 高度難聴 大きな声でも聞きづらい。
商店街などの騒音がやっと聞こえる。
90dB以上 重度難聴(聾) 耳元での大声も聞きづらい。
日常音はほとんど聞こえない。

身体障害者手帳の等級

等級 解説
1級  
2級 両耳の聴力レベルがそれぞれ100dB以上のもの
(両耳全ろう)
3級 両耳の聴力レベルが90dB以上のもの
(耳介に接しなければ大声語を理解し得ないもの)
4級 1.両耳の聴力レベルが80dB以上のもの
(耳介に接しなければ話声語を理解し得ないもの)
2.両耳による普通話声の最良の語音明瞭度が50%以下のもの
5級  
6級 1.両耳の聴力レベルが70dB以上のもの
(40センチメートル以上の距離で発声された会話が理解し得ないもの)
2.一側耳の聴力レベルが90dB以上、他耳の聴力レベルが50dB以上のもの

この記事の投稿者

宮崎 関大
宮崎 関大
言語聴覚士。専門は成人聴覚障害。補聴器やコミュニケーション方法についてメインで執筆していく予定。

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