手話マーク・筆談マーク

聴覚障害

一般財団法人 全日本ろうあ連盟が公共施設の窓口などで手話や筆談に対応できることを知らせる目的で「手話マーク」と「筆談マーク」を作成しました。

マークについては全日本ろうあ連盟のホームページから無償ダウンロードすることができるようです。

一般財団法人 全日本ろうあ連盟

マークの意味

手話マーク

国外への普及も考え、5本指で「手話」を表す形を採用し、輪っかで手の動きを表現。
【意味】「手話で対応します」「手話でコミュニケーションできる人がいます」

筆談マーク

手に鉛筆を持ち、紙に書き込むようなデザインで、相互に紙によるコミュニケーションができることを表現。
【意味】「筆談で対応します」

※マークが社会で認知されるまでは、表示の際にマークに意味の説明(例:「手話で対応します」「手話通訳者がいます」/「筆談で対応します」「要約筆記者がいます」)を併記することを推奨しています。

手話マーク・筆談マークの用途

  • 役所、公共及び民間施設・公共交通機関の窓口などでの提示。
  • イベント等の会場で手話ができる案内係がネームプレートで携帯。
  • 聴覚障害者自身がコミュニケーションの配慮を求めるときに提示。

報道資料

以下、全日本ろうあ連盟ホームページに掲載されました報道関係者への資料を引用いたします。

 一般財団法人全日本ろうあ連盟は会員約2万人を擁する、聴覚障害者の当事者団体です。

 わたしたちろう者、難聴者、中途失聴者(以下、ろう者等)にとり、コミュニケーションバリアの問題は永遠の課題です。生活のあらゆる場面では聞こえる人とのコミュニケーション手段は音声が基本です。ろう者等は音声に代わる、視覚的な手段でのコミュニケーション方法、手話や筆談が必要です。
 近年、手話やろう者等への理解は徐々に広がり、役所や公共施設の窓口等で筆談や手話で対応してもらえる例も見られます。ろう者等にとって「筆談で対応できる」「手話で対応できる」ことが一目でわかると、安心して公共施設等を利用することができます。
 そこで、全日本ろうあ連盟は誰にでも一目でコミュニケーション手段のわかる「手話マーク」・「筆談マーク」を策定しました。

 2020年には東京オリンピック・パラリンピックが日本で開催されます。外国人へのコミュニケーション保障だけでなく、国内のろう者等へのコミュニケーション保障こそ必要と考えます。全日本ろうあ連盟では今後、「手話マーク」「筆談マーク」を普及し、ろう者等に対するコミュニケーション手段の配慮について、理解を広めていきます。そしてこのマークが街にあふれ、ろう者等も含め自由にコミュニケーションの取れる社会を目指します。
 また将来的には世界に通用するコミュニケーションマークを日本から発信し、国際標準マークとして普及を図っていきたいと考えています。

 つきましては「手話マーク」「筆談マーク」の趣旨をご理解いただき、ぜひマークを取り上げていただきたくよろしくお願い申し上げます。

2016年12月1日

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