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高次脳機能障害

時計描画検査(CDT)

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時計描画検査(Clock Drawing Test:CDT)は、様々なスコアリング法が開発されていますが、臨床現場ではRouleau法が使用頻度が高くあります。

特徴

施行方法は、Command CDTがA4サイズの白紙に「11時10分を指す時計の絵を描いてください」といった教示による描画課題。Copy CDTはAサイズの白紙にあらかじめ11時10分を指す時計の絵が描画されたものを提示して「これと同じ時計の絵を描いてください」といった教示により模写させる描画課題で構成されています。

Command CDTは、健常群と軽度認知障害群の鑑別に有用であり、Copy CDTは、健常群や軽度認知障害群とアルツハイマー病群の鑑別に有用となることが示唆されています。

Command CDT

Command CDTでは、視空間認知や構成に関わる後頭葉や頭頂葉機能、時計の概念把握としての側頭葉機能、描画方略としての前頭葉機能などを含めたより広範囲な高次脳機能が関与しています。

Copy CDT

Copy CDTでは、視空間認知や構成に関わる後頭葉や頭頂葉機能、模写のエラーやエラーの際の自己修正に関する島皮質周辺領域における機能が関与しています。

この記事の投稿者

宮崎 関大
宮崎 関大
言語聴覚士。専門は成人聴覚障害。補聴器やコミュニケーション方法についてメインで執筆していく予定。

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