STナビ

医療・福祉・介護・リハビリテーションの情報サイト:STナビ

リハビリ・医療 言語発達障害

ことばの正常発達

投稿日:

0歳児

生まれたての赤ちゃんは泣くことにより自分の欲求(おむつやごはんなど)を母親に伝えますが、2ヶ月ころになると声を出す器官が発達し、「アウアウ」といったクーイングという声がでてきます。これは機嫌のよいときによく見られます。

3,4ヶ月ころになると、「マママ・・・バババ・・・」といった喃語(なんご)が出てきます。母親の口を真似して動かしたり、ひとりでことば遊びをしたりと、喃語は言語発達にとても重要な意味を示します。

1歳児

1歳前後は、始語(しご)といわれる始めて意味のあることばが出る時期です。そして、1歳半から2歳頃は、語彙の爆発期といわれ、急にことばの数が増え始めます。
この時期はことばの数がまだ少ないため、自分のなかでことばのカテゴリー分けができていません。なので、動物は全て「ワンワン」、乗り物は全て「ブーブー」のようなことばを話します。

2歳児

語彙が急に増え始めたら、「クッキー チョウダイ」のような単語と単語を組合わせた2語文といわれる会話をするようになります。
2歳後半になると、助詞が出始める子もいます。

3歳児

この頃になると、「クッキー ヲ タベル」のような助詞を使った文を話し始めます。しかし、使える助詞の数が増えてくると「リンゴ ガ トッテ」のように誤った使い方をしてしまいます。

4歳児以降

4歳を過ぎるとほとんどの助詞は使えるようになり、カテゴリーの存在にも気づき始めます。また、「クッキーもらってもいい?」のような間接的な表現を使えるようになります。
そして、5歳を過ぎるころには、文の組み立てや助詞の誤りはほとんどなくなり、日常のコミュニケーション言語はほぼ完成されます。

この記事の投稿者

宮崎 関大
宮崎 関大
言語聴覚士。専門は成人聴覚障害。補聴器やコミュニケーション方法についてメインで執筆していく予定。

スポンサーリンク

スポンサーリンク



スポンサーリンク

スポンサーリンク



-リハビリ・医療, 言語発達障害

執筆者:

関連記事

喉頭乳頭腫

ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の感染によって起こる良性の腫瘍です。腫瘍は喉頭のあらゆる箇所に発生する可能性がありますが、声帯が一番の好発部位となっています。 また、喉頭乳頭腫は再発することが多く、治療に …

音声振戦症

本態性振戦症という疾患の症状のひとつで、声の「ふるえ」が起こります。 ※ 本態性振戦症とは、原因不明の身体に「ふるえ」が起こる疾患です。症状は「ふるえ」のみで、手や足、声など身体上に「ふるえ」がみられ …

失語症の特徴的な言語症状

失語症には様々な特徴的な言語症状が見られますが、一人の患者さんにすべての症状が出現するわけではありません。また、脳の損傷部位や重症度により、症状の出方も大きく変わってきます。ここでは、失語症のタイプや …

失語症会話パートナー・失語症友の会

失語症者の会話パートナーと友の会について説明します。 この記事の投稿者 宮崎 関大 言語聴覚士。専門は成人聴覚障害。補聴器やコミュニケーション方法についてメインで執筆していく予定。 投稿者の最新の記事 …

嚥下障害のリハビリテーション(直接訓練)

嚥下障害のリハビリテーションについて 摂食・嚥下障害に対するリハビリテーションには、嚥下器官へ刺激や運動を加えて間接的に嚥下を改善しようとする間接訓練(機能改善アプローチ)と姿勢や食物形態の調整、摂取 …