災害リハとJRAT

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JRAT1

JRAT(大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会)をご存知でしょうか?
大規模災害に備え、リハビリテーション支援チームの育成・組織化・ネットワークの構築を推進している団体で、大規模災害時において、救急救命に継続したリハビリテーションによる生活支援等により、生活不活発病等の災害関連死を防ぐことを目的として活動をしています。

JRATはJapan Rehabilitation Assistance Teamの頭文字からきています。

JRATのパンフレットには下記のように記されています。


厚生労働省社会援護局より、平成25年4月10日に各都道府県に発信された課長通知社援総発0410第1号、「大規模災害における応急救助の指針」において、「医療需要等に対応した関係医療スタッフの配置」について下記の通り示され、リハビリ専門職も災害派遣法の適応職種の範疇に入ることが示されました。
「災害派遣法医療需要等に対応した関係医療スタッフの配置救護班として派遣する医師等のスタッフについては、当初は外科、内科系を中心に編成することはやむを得ないとしても、時間の経過に対応し、適宜、口腔ケア、メンタルケア、いわゆる生活不活発病予防等の健康管理に必要な保健医療専門職等のスタッフを加える等、被災地の医療や保健の需要を踏まえた対応を実施すること。」(平成25 年社援総発0410 第1号より抜粋)
リハビリテーション専門職の災害支援への組織化は、来る大規模災害に備え、急務の課題と言えます。

4月14日に発生した熊本地震に対してJRATへ要請がありました。
今後はJRATを通じて、病院や理学療法士、作業療法士、言語聴覚士協会から派遣リハ・チームの募集があると思います。よく情報を収集して、判断をされるようお願いします。

このたびの熊本地震で、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災されました方々に心よりお見舞い申し上げます。余震が続く可能性があるとのこと、十分にお気を付けください。また、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

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