第1問 正しいのはどれか。
- コホート研究は後向き研究である。
- コホート研究は追跡調査である。
- コホート研究はまれな疾患を対象とする。
- 患者・対照研究は相対危険度を直接計算できる。
- 患者・対照研究は前向き研究である。
第2問 咀嚼・嚥下に関連しないのはどれか。
- 第Ⅴ脳神経
- 第Ⅵ脳神経
- 第Ⅸ脳神経
- 第?脳神経
- 第?脳神経
第3問 レム睡眠で正しいのはどれか。
- 夢をみない。
- 筋緊張は亢進する。
- 脈拍数は減少する。
- 血圧は低下する。
- 眼球は急速に運動する。
第4問 運動によって増加しないのはどれか。
- 1回換気量
- 呼吸回数
- ヘモグロビンの酸素親和性
- 心拍出量
- 肺循環血液量
第5問 変性疾患でないのはどれか。
- アルツハイマー病
- 筋萎縮性側索硬化症
- ギラン・バレー症候群
- パーキンソン病
- 前頭側頭型認知症
第6問 二次性高血圧の原因でないのはどれか。
- 原発性アルドステロン症
- 腎動脈狭窄
- 褐色細胞腫
- プロラクチン産生腫瘍
- クッシング症候群
第7問 肝硬変で見られないのはどれか。
- 黄疸
- 腹水
- 浮腫
- 高アンモニア血症
- 高アルブミン血症
第8問 アテローム血栓性脳梗塞の危険因子はどれか。
- 血清総コレステロール低値
- 血清HDLコレステロール高値
- 血清LDLコレステロール高値
- 血清ヘモグロビンAlc低値
- 血清中性脂肪低値
第9問 難聴をきたすのはどれか。
a.聴神経腫瘍
b.多発筋炎
c.筋萎縮性側索硬化症
d.重症筋無力症
e.ミトコンドリア脳筋症
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第10問 正しい組み合わせはどれか
- 神経梅毒 - 言語蹉跌
- トゥレット症候群 - 反響言語
- コルサコフ症候群 - 滞続言語
- アルツハイマー病 - 緘黙
- 前頭側頭型認知症 - 語間代
第11問 アスペルガー症候群でみられるのはどれか。
- 知能障害
- 記憶障害
- 言語障害
- 睡眠障害
- 社会性の障害
第12問 重症心身障害児の合併症でないのはどれか。
- 胃食道逆流症
- てんかん
- 易骨折性
- 誤嚥性肺炎
- 肥厚性幽門狭窄症
第13問 正しいのはどれか。
a.単純型熱性痙攣は家族性にみられることが多い。
b.軽症下痢に引き続いて起こる痙攣の予後は良好である。
c.欠伸発作では知的障害を合併することが多い。
d.ランドー・クレフナー症候群の予後は良好である。
e. 乳児重症ミオクロニーてんかんでは知的発達は正常である。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第14問 正しいのはどれか。
- 重度障害者はリハビリテーションの適応外である。
- リハビリテーションの到達目標は医療者が決定する。
- リハビリテーションは障害の固定後に開始する。
- ノーマライゼーションは障害者間の心の交流を主目的とする。
- ノーマライゼーションは障害者の社会的自立を促進する。
第15問 両耳に感音難聴を起こすのはどれか。
- 老人性難聴
- 外耳道閉鎖症
- ムンプス難聴
- ハント症候群
- 良性発作性頭位めまい症
第16問 褥瘡の発症要因でないのはどれか。
- 肥満
- 脊髄損傷
- 寝たきり状態
- 四肢関節拘縮
- 貧血
第17問 顎義歯の装着で改善しないのはどれか。
- 咀嚼障害
- 嚥下障害
- 知覚障害
- 構音障害
- 顔貌変形
第18問 口腔にメラニン色素沈着を起こすのはどれか。
- 扁平苔癬(たいせん)
- ベーチェット病
- 顎放線菌症
- 帯状疱疹
- アジソン病
第19問 音圧を増強しないのはどれか。
- 外耳道の共鳴作用
- 耳小骨のテコ作用
- 鼓膜とアブミ骨底板との面積比
- 鼓膜張筋の収縮
- 正円窓の遮蔽効果
第20問 関連性が低い組み合わせはどれか。
- 耳管 - 口蓋帆張筋
- 正円窓 - 鼓室階
- 内耳道 - 前庭神経
- アブミ骨 - 卵円窓
- 鼓索神経 - 顔面神経膝部
第21問正しいのはどれか。
a. 喉頭の知覚神経は三叉神経の分枝である。
b. 後輪状披裂筋は嚥下時に収縮する。
c. 輪状甲状筋は声の高さの調節に関与している。
d. 甲状披裂筋は発声時に活動する。
e. 喉頭室に分泌腺は存在しない。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第22問中咽頭にあるのはどれか。
a.喉頭蓋谷
b.後口蓋弓
c.咽頭扁桃
d.梨状陥凹
e.舌下腺
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第23問中大脳動脈の灌流領域に含まれないのはどれか。
- 角回
- 視放線
- 被殻
- 視床
- 島回
第24問機能的MRIについて正しいのはどれか。
- 造影剤を用いる。
- 放射性薬剤を用いる。
- 脳に磁気刺激を行う。
- 脳血流の変化を画像化する。
- 脳の微小電位を画像化する。
第25問知覚の恒常性と関係があるのはどれか。
- 直観像
- 閾下知覚
- 月の錯視
- プルキンエ現象
- 主観的輪郭
第26問弁別学習に関係ないのはどれか。
- 誤反応要因説
- 行動対比
- 移行学習
- 見本合せ法
- 再学習法
第27問短期記憶の容量として適切なのはどれか。
- 3±1項目
- 7±2項目
- 12±2項目
- 15±2項目
- 20±2項目
詳細第11回
第28問PSEの測定に適するのはどれか。
- 一対比較法
- 順位法
- 評定尺度法
- 調整法
- ME法
詳細第11回
第29問尺度の信頼性の指標として適切なのはどれか。
- ファイ係数
- アルファ係数
- 回帰係数
- 因子得点
- 標準得点
詳細第11回
第30問測定値間の差を求めることができるのはどれか。
a.序数尺度
b.比率尺度
c.間隔尺度
d.名義尺度
e.順序尺度
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
詳細第11回
第31問正しいのはどれか。
- Spearman,Cは認知課題の成績を支配する単一の共通能力があるとした。
- Guilford,J.Pの知能モデルでは12の因子が想定されている。
- 成人では、流動性知能は結晶性知能より加齢による低下が緩やかである。
- 創造性は発散的思考より収束的思考との関係が深い。
- Wallas,Gによる創造的思考の過程は準備、孵化、検証の3段階である。
詳細第11回
第32問Eysenck,H.J.によるパーソナリティの階層構造で最上位の水準はどれか。
- 類型
- 特性
- 特殊反応
- 一般的反応
- 習慣的反応
詳細第11回
第33問自己愛性パーソナリティ障害について誤っているのはどれか。
- 自己の重要性に関する誇大な感覚を有する。
- ほとんどいつも孤立した行動を選択する。
- 自分自身の目的を達成するために他人を利用する。
- しばしば他人が自分に嫉妬していると思い込む。
- 過剰な賞賛を求める。
詳細第11回
第34問発達の最近接領域について正しいのはどれか。
- Bruner,J.Sが提唱した。
- 発達の現在の水準を示す。
- 教育の能動的役割を重視する。
- 形式的操作段階の特徴である。
- 子どもが独力で解ける課題の範囲を指す。
第35問正しいのはどれか。
- 生後2ヶ月ころには追視をする。
- 3歳ころに二語文を話し始める。
- 4歳ころに保存の概念を獲得する。
- 6歳ころに社会的参照が盛んになる。
- 9歳ころに他者の行動を解釈し始める。
第36問母音[i]を発音するときの舌の形状はどれか。 解答例<3>第11回
第37問声門の状態が他と異なるのはどれか。
- [f]
- [h]
- [s]
- [∫]
- [x]
第38問音節数が最も少ない語はどれか。
- サンドイッチ
- たぬきうどん
- とんこつラーメン
- ハンバーガー
- めだまやき
第39問1000Hz、 20mPaの純音を20dB増幅したときの音圧レベルはどれか。
- 20dB
- 40dB
- 60dB
- 80dB
- 100dB
第40問日本語促音の主要な音響的性質として正しいのはどれか。
a.無声破裂音の無音区間が長くなる。
b. 無声破裂音の破裂の長さが長くなる。
c.無声破裂音の気息性区間が長くなる。
d.無声破擦音の摩擦性区間が長くなる。
e.無声摩擦音の摩擦性区間が長くなる。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第41問デジタル音響分析で正しいのはどれか。
a. 標本化周期を短くするほどデータ量は増える。
b.量子化ビット数を大きくするほどデータ量は増える。
c.標本化周波数を高くするほど周波数分解能は良くなる。
d. 量子化ビット数を大きくするほど量子化雑音は増える。
e. 1000Hzの純音は1000Hzの標本化周波数で標本化してもょい。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第42問健聴耳で1ソーンのラウドネスとなる音圧が最も大きいのはどれか。
- 125Hz
- 250Hz
- 500Hz
- 1000Hz
- 2000Hz
第43問漢字「晴」「請」「清」に共通する特徴はどれか。
- 音読みしたとき長さが1モーラである。
- 訓読みしたとき同じ音である。
- 意符と音符のうち音符が同一である。
- 会意文字と呼ばれる成り立ちをしている。
- 象形文字なので形と意味とが合致している。
第44問日本語の音節構造について正しいのはどれか。
- 閉音節が語末の位置に現れることはない。
- 音節頭の位置で子音は3つまで連続できる。
- モーラと音節は事実上同じ単位とみなされる。
- 促音は母音の前に来ることができる。
- 引き音(「ー」)は撥音より前に来る。
第45問「読まれなかったらしい」を文法的要素に分解して並べたとき後ろから3番目はどれか。
- 否定
- テンス
- ヴォイス
- アスペクト
- モダリティ
第46問意味発達の指標はどれか。
- 喃語(babbling)の発達
- 汎用(over-generalization)の出現
- 共同注意(joint-attention)の成立
- 心の理論(theory of mind)の理解
- 音韻意識(phonological awareness)の成立
第47問日本におけるリテラシーの発達について正しいのはどれか。
- 就学後から発達する。
- 気持ちの共有が発達の前提である。
- 話しことばの発達とは関連しない。
- 文字と音との連合が発達の基盤である。
- 模写の繰り返しが発達の鍵である。
第48問身体障害者手帳を交付するのはどれか。
- 保健所長
- 区市町村長
- 都道府県知事
- 厚生労働大臣
- 障害者支援施設長
詳細第11回
第49問社会手当について正しいのはどれか。
- 拠出が給付要件である。
- 最低生活保障を目的とする。
- 資力調査がある。
- 現金給付である。
- 保険料を財源とする。
詳細第11回
第50問発達障害者支援法で規定する障害はどれか。
a.自閉症
b.うつ病
c.神経症
d.統合失調症
e.注意欠陥/多動性障害
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第51問正しいのはどれか。
a.単一事例研究法にはA-B-Aデザインがある。
b. 系統的脱感作は行動療法の一技法である。
c.遊戯療法は応用行動分析に基づく。
d. SSTは感覚統合のプログラムである。
e.バイオフィードバック法は精神分析療法である。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第52問正しいのはどれか。
- スクリーニング検査の目的は重症度の判定である。
- 性別や年齢は障害の重症度の判定に影響を及ぼさない。
- 評価内容は検査時の課題への取り組み態度を含む。
- 総合的検査を実施すれば掘り下げ検査は不要である。
- 評価結果の取り扱いは言語聴覚士の判断に委ねられる。
第53問徐々に始まった話しにくさを主訴とする成人の評価として適切なのはどれか。
a.diadochokinesis課題
b.VRA
c.WPPSI
d.PVT-R
e.WAB
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第54問正しいのはどれか。
- 語彙年齢は統語的発達の指標である。
- GRBAS評価は音響分析によって求める。
- MPTは発語明瞭度を評価する。
- 斉唱課題で語用論的能力を評価する。
- 聴性脳幹反応は他覚的聴覚検査である。
第55問前方言語領域に含まれるのはどれか。
- 上側頭回前部
- 上側頭回後部
- 中前頭回脚部
- 下前頭回弁蓋部
- 下前頭回眼窩部
第56問純粋語聾で障害されるのはどれか。
- 純音聴力
- 音源定位
- 音楽の認知
- 語音の認知
- 環境音の認知
第57問ブローカ失語の症状はどれか。
a.接近行為
b.反響言語
c.電文体発話
d.構文理解障害
e.発語失行(失構音)
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第58問構文の聴覚的理解に影響しないのはどれか。
- 語順
- 注意
- 文構造
- 意味可逆性
- 近時記憶
第59問誤っている組合わせはどれか。
- 仮名文字訓練 ーー キーワード
- 語彙訓練 ーー 心像性
- 会話訓練 ーー 役割交代
- 構文訓練 ーー 理解ストラテジー
- AAC ーー 話題管理
第60問純粋型の発語失行と弛緩性構音障害との鑑別点でないのはどれか。
- 語想起
- 誤りの一貫性
- 共鳴
- 筋力低下
- 意図性と自動性の乖離
第61問記銘力障害をきたす病巣部位はどれか。
a.前頭前野
b.島回
c.内包
d.視床
e.海馬
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第62問正しい組み合せはどれか。
a.前頭側頭型認知症 ーー 立ち去り行動
b.アルツハイマー病 ーー もの盗られ妄想
c.レビー小体型認知症 ーー 幻視
d.ハンチントン病 ーー 呼称障害
e.正常圧水頭症 ーー 相貌失認
- a、b、c
- a、b、e
- a、d、e
- b、c、d
- c、d、e
第63問アルツハイマー病初期患者で誤っているのはどれか。
a. 状況にそぐわない応答をする。
b. 復唱が重度に障害される。
c. 統語的誤りが目立つ。
d. 語彙が減少する。
e. 同じことを繰り返して言う。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第64問高次脳機能障害の訓練について誤っているのはどれか。
- 観念性失行では多くの物品を呈示して訓練する。
- 相貌失認には声を利用する。
- 半側空間無視では無視側への注意を喚起する。
- 地誌的見当識障害では道順を言語化する。
- 遂行機能障害では作業過程を確認する。
第65問発達障害について誤っているのはどれか。
a. 中枢神経系の問題に起因する。
b. 学童期に発症する。
c. 治癒する。
d. 学習障害(LD)を含む。
e. 選択性緘黙を含む。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第66問脳室周囲白質軟化症(PVL)の症状はどれか。
a.片麻痺
b.アテトーゼ型脳性麻痺
c.痙性麻痺
d.視覚認知障害
e.聴覚障害
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第67問正しいのはどれか。
a.ベビーサインは聴覚障害児に出現する。
b.マザリーズは言語発達に寄与しない。
c.幼児の他者への注視はコミュニケーション行為ではない。
d.生後初めて言う意味のあることばを機能語という。
e.喃語は6ヶ月ころから出現する。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第68問誤っている組み合せはどれか。
- 田中ビネ一知能検査V ーー 精神年齢
- WISC-Ⅲ知能診断検査 ーー 偏差IQ
- K-ABC心理・教育アセスメントバッテリー ーー 標準得点
- ITPA言語学習能力診断検査 ーー 語彙年齢
- 新版K式発達検査 ーー 発達年齢
第69問3~4カ月の乳児で難聴を疑うのはどれか。
a. 大きな声に反応しない。
b. 人の声がする方に向かない。
c. 人に向かって声を出さない。
d. 遠くから名前を呼んでも這って来ない。
e. 「だめ」 と言われても手を引っ込めない。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第70問話しことばのある自閉症児の言語特徴について誤っているのはどれか。
a.自分の興味があることはよく話す。
b. 共感的言語表現が乏しい。
c.コミュニケーション意欲は発達しない。
d. 初期に獲得される語彙は健常児と同様である。
e. 会話での間合いの取り方がずれる。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第71問平成14年6月27日生まれの児童に平成21年2月23日にWISC-Ⅲ知能診断検査を行った場合、本児の生活年齢として採用するのはどれか。
- 6歳
- 6歳半
- 7歳
- 6歳7カ月
- 6歳8カ月
第72問3歳の特異的言語発達障害児の指導で適切でないのはどれか。
a. 単語の復唱練習を行う。
b. 語彙の拡大を促進する。
c. ジェスチャーによる表現を認める。
d.形や文字などの同定課題を行う。
e. 要求時には音声で表現させる。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第73問落ち着きのない幼児の指導で適切なのはどれか。
- 課題は分かりやすく反応しやすいものから始める。
- 立ち上がらないよう絶えず制止する。
- 周囲にはアニメのキャラクターの絵を貼っておく。
- ゆっくりとした働きかけをする。
- 用意した課題をすべて行ってから遊びを入れる。
第74問難聴を合併する音声受信未習得の3歳ダウン症児の指導で適切でないのはどれか。
a.補聴器のフィッティングと装用指導を行う。
b. 身振り記号を導入する。
c. 実物と写真を用いた予告を行う。
d. 文字を用いた要求表現を促す。
e.成人語音声の模倣を促す。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第75問話声位が低くなるのはどれか。
- ポリープ様声帯
- 片側反回神経麻痺
- パーキンソン病
- 声帯溝症
- 変声障害
第76問片側反回神経麻痺による音声障害の治療として誤っているのはどれか。
a.声帯外方移動術
b.甲状軟骨形成術
c.披裂軟骨内転術
d.声帯内注入術
e.気管切開術
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第77問無喉頭音声について正しいのはどれか。
a. 食道発声は胃に入れた空気を使う。
b. ボイスプロテーゼは定期的な交換が必要である。
c.笛式人工喉頭ではリードが音源である。
d. 電気式人工喉頭では構音訓練は不要である。
e. 代用音声の種類は咽頭再建の術式によって決定される。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第78問習得時期が最も遅いのはどれか。
- 口唇をとがらす。
- 左右の頬を交互に膨らます。
- 舌の出し入れを繰り返す。
- 舌を左右口角に交互につける。
- /pa ta ka/と言える。
第79問小児の構音訓練について正しいのはどれか。
- 口蓋化構音の訓練には聴覚刺激法が有効である。
- 訓練開始前から誤り音を自覚させる。
- 声門破裂音の訓練では二重構音に注意する。
- 文の音読が正しくできると日常会話に般化する。
- 言語発達障害の合併例では構音訓練から始める。
第80問開鼻声を生じないのはどれか。
a.口唇裂
b.粘膜下口蓋裂
c.上顎全摘出術
d.中咽頭切除術
e.アデノイド増殖症
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第81問口蓋裂について正しいのはどれか。
- 胎生12週ころに生じる。
- 他の奇形を合併することはまれである。
- 生後1歳ころに手術を行う。
- 術後の構音訓練は2歳ころから行う。
- 歯科矯正は5歳ころから行う。
第82問舌亜全摘術後の再建に用いないのはどれか。
- 前胸壁有茎皮弁
- 大胸筋皮弁
- 腹直筋皮弁
- 前腕皮弁
- 前外側大腿皮弁
第83問正しい組み合わせはどれか
- 開鼻声 ーー 失調性構音障害
- 声の大きさの変動 ーー 弛緩性構音障害
- 発話速度の低下 ーー 痙性構音障害
- 断綴性発話 ーー 運動低下性構音障害
- 気息性嗄声 ーー 運動過多性構音障害
第84問気息性嗄声に対する訓練法として適切でないのはどれか。
- プッシング法
- カイザー・グッツマン法
- リー・シルバーマン法
- 視覚的フィードバック
- 喉頭圧迫による発声介助
第85問嚥下咽頭期に起きないのはどれか。
- 喉頭蓋の後傾
- 披裂喉頭蓋ヒダの収縮
- 仮声帯の内転
- 食道入口部の収縮
- 耳管の開大
第86問喉頭挙上期型誤嚥に対する訓練法として適切でないのはどれか。
a.ブローイング
b.交互嚥下
c.息止め嚥下
d.顎引き嚥下
e.ロ腔咽頭冷却刺激
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第87問口腔咽頭期嚥下障害患者に適さないのはどれか。
- みかん
- バナナ
- 卵豆腐
- ヨーグルト
- ムース
第88問吃音の中核症状でないのはどれか。
a. 音の繰り返し
b. 音の引き伸ばし
c. 挿入
d. 語の繰り返し
e. ブロック
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第89問耳小骨の発生に関係するのはどれか。
- 第1鰓弓と第1鰓溝
- 第2鰓弓と第1鰓溝
- 第3鰓弓と第2鰓溝
- 第1鰓弓と第2鰓弓
- 第2鰓弓と第3鰓弓
第90問遊戯聴力検査で誤っているのはどれか。
- 音が聞こえたら玩具などを移動するように条件づけを行う。
- 適応年齢は3歳以上の乳幼児である。
- 聴性行動反応検査用のスピーカーシステムを用いる。
- 受話器を用いると左右耳の聴力を別々に検査できる。
- 検査音呈示の間隔は一定にする。
第91問高度難聴児の発声行動で、補聴器装用後早期に最も多く観察されるのはどれか。
- 音声模倣
- 音調変化
- 規準性喃語
- 発声量の増加
- 音韻の種類の増加
第92問高度難聴児の初期のコミュニケーション指導で適切でないのはどれか。
- 相互応答性を基準とする。
- 子どもに主導権を与える。
- 日常生活に般化させる。
- 視覚的手段を活用する。
- 訂正方略を用いる。
第93問最重度難聴の補聴器装用児と人工内耳装用児とで構音獲得の差が著しいのはどれか。
a.半母音
b.破裂音
c.鼻音
d.摩擦音
e.破擦音
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第94問オージオメータの保守・点検・整備について適切でないのはどれか。
- 気導音、骨導音による聴取点検を検査前に行う。
- 各検査周波数の主観的較正点検を最低週に1回行う。
- 各検査音の客観的較正点検は年に1回以上行う。
- オージオメー夕と付属品の外観的点検は年に1回行う。
- オージオメータの基本的較正は日本工業規格に合致するよう行う。
第95問音のレベルの表し方でオージオグラムの縦軸の表示はどれか。
- SPL
- HL
- SL
- nHL
- peqSPL
第96問メニエール病の治療法でないのはどれか。
- 外リンパ腔開放術
- イソソルビド内服
- 迷路摘出術
- ゲンタマイシン鼓室内投与
- 前庭神経切断術
第97問老人性難聴で正しいのはどれか。
a. 聴覚伝導路の末梢器官の変性による。
b. 聴力程度に比べて語音明瞭度が低い。
c. 騒音下の会話了解度が低下する。
d. 聞こえについての本人の訴えは初期の段階から多い。
e. 低周波域の聴力低下が最初に出現する。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第98問聴覚ハンディキャップの主観的評価の領域でないのはどれか。
- 障害補償
- 精神保健
- 発話明瞭度
- 言語音聴取
- 環境音聴取
第99問ファンクションルゲイン(機能的利得)に近似するのはどれか。
- 聴力レベル
- 実耳挿入利得
- 実耳装用利得
- 裸耳利得
- 最大音響利得
第100問適切でない組み合せはどれか。
- 先天性盲ろう児 ーー 指文字触読の導入
- 盲ろう同時障害者 ーー 手書き文字による受信
- 盲ベースの盲ろう者 ーー 音声による発信
- ろうベースの盲ろう者 ーー 指点字による受信
- 先天性盲ろう重複障害児 ーー 空間探索行動の形成