第6回 言語聴覚士国家試験 午前(1~100)

第1問我が国で実施できないのはどれか。

a.造血幹細胞移植

b.クローン人間

c.安楽死

d.体外受精

e.角膜移植

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答例<3>

第2問生活習慣病でないのはどれか。

  1. 歯周病
  2. 糖尿病
  3. 高血圧症
  4. 狭心症
  5. 関節リウマチ
解答例<5>

第3問副交感神経の中枢があるのはどれか。

a.延髄

b.頸髄

c.胸髄

d.腰髄

e.仙髄

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答例<2>

第4問横隔膜の運動に関わるのはどれか。

  1. 第3頸髄
  2. 第8頸髄
  3. 第4胸髄
  4. 第12胸髄
  5. 第1腰髄
解答例<1>

第5問味覚に関わる脳神経はどれか。

  1. 第1脳神経
  2. 第4脳神経
  3. 第5脳神経
  4. 第7脳神経
  5. 第8脳神経
解答例<4>

第6問脳波でα波の周波数はどれか。

  1. 4~7Hz
  2. 8~13Hz
  3. 14~17Hz
  4. 18~30Hz
  5. 31~50Hz
解答例<2>

第7問脂溶性ビタミンはどれか。

a.ビタミンA

b.ビタミンB1

c.ビタミンB2

d.ビタミンC

e.ビタミンD

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答例<2>

第8問健常成人の体の組成で水分の割合はどれか。

  1. 30%
  2. 40%
  3. 50%
  4. 60%
  5. 70%
解答例<4>

第9問ウイルスが原因でないのはどれか。

  1. 帯状ヘルペス
  2. A型肝炎
  3. コレラ
  4. 麻疹
  5. 風疹
解答例<3>

第10問言語発達の遅れをきたすのはどれか。

a.ダウン症候群  

b.脳性巨人症

c.脆弱X症候群

d.脊髄性筋萎縮症

e.重症筋無力症

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
解答例<1>

第11問発達を獲得する年齢として正しい組み合せはどれか。

a.定頸  ーー  4ヵ月

b.坐位保持  ーー  7ヵ月

c.階段を歩いて上る  ーー  18ヵ月

d.人見知り  ーー  12ヵ月

e.指さし  ーー  24ヵ月

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
解答例<1>

第12問正しい組み合せはどれか。

  1. 点頭てんかん  ーー  房室ブロック
  2. 熱性痙攣  ーー  染色体異常
  3. テタニー  ーー  低ナトリウム血症
  4. 過換気症候群  ーー  尿失禁
  5. 失神  ーー  低血圧
解答例<5>

第13問誤っている組み合せはどれか。

  1. 心雑音  ーー  先天性心疾患
  2. 嘔吐  ーー  脳腫瘍
  3. 出血傾向  ーー  麻疹
  4. 発熱  ーー  白血病
  5. 難聴  ーー 浸出性中耳炎
解答例<3>

第14問最も高頻度に高血圧性脳出血が生じるのはどれか。

  1. 被殻
  2. 視床
  3. 大脳皮質下
  4. 小脳
解答例<1>

第15問失調性構音障害を生じるのはどれか。

  1. 筋萎縮性側索硬化症
  2. 脊髄小脳変性症
  3. パーキンソン病
  4. 筋ジストロフィー
  5. 重症筋無力症
解答例<2>

第16問アルツハイマー病の特徴はどれか。

  1. まだら痴呆
  2. 病初期の人格障害
  3. 脳卒中の既往
  4. 感情失禁
  5. 女性に多い
解答例<5>

第17問くも膜下出血の原因で最も多いのはどれか。

  1. 動脈硬化
  2. 高血圧
  3. 脳腫瘍
  4. 脳動脈瘤
  5. 動静脈奇形
解答例<4>

第18問前庭神経炎で正しいのはどれか。

a.軽度の感音難聴を随伴する。

b.眼振は水平・回旋混合性である。

c.温度眼振反応が低下する

d.先行する上気道感染がある。

e.前庭機能低下は改善しない。

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
解答例<4>

第19問聴神経腫瘍で正しいのはどれか。

  1. 回転性のめまいが多い。
  2. 聴性脳幹反応で第III波の消失が特徴的である。
  3. 聴力正常の症例はない。
  4. 味覚障害の原因となる。
  5. 早期から左右側方注視眼振(Bruns眼振)がみられる。
解答例<4>

第20問良性発作性頭位めまい症で正しいのはどれか。

  1. 純垂直性眼振が出現する。
  2. 純回旋性眼振が出現する。
  3. 温度眼振は低下する。
  4. めまい頭位を反復すると増悪する。
  5. 急性難聴を伴う。
解答例<2>

第21問統合失調症(精神分裂病)でみられないのはどれか。

  1. 小動物幻視
  2. 関係妄想
  3. 幻 聴
  4. 独 語
  5. 感情鈍麻
解答例<1>

第22問うつ病について正しいのはどれか。

  1. 元気を出すように励ますとよい。
  2. 精神療法は無効である。
  3. 幻覚を生じる。
  4. 脳内セロトニン代謝が関与する。
  5. 頭痛や肩凝りなどの身体症状は生じない。
解答例<4>

第23問アルコール依存症と関係ないのはどれか。

  1. コルサコフ症候群
  2. 振戦せん妄
  3. 離人症
  4. ウェルニッケ脳症
  5. 末梢神経障害
解答例<3>

第24問リハビリテーションの考え方で誤っているのはどれか。

  1. 治療開始前の状態は効果判定の基準となる。
  2. 自然回復の完了を待って開始する。
  3. 学習の般化を期待して行う。
  4. 機能変動が生じやすいので注意する。
  5. 全般性の注意障害に影響される。
解答例<2>

第25問高齢者のリハビリテーションの阻害要因でないのはどれか。

  1. 上室(性)期外収縮
  2. せん妄
  3. うつ状態
  4. 感染症
  5. 脱水症
解答例<1>

第26問高血圧による合併症で誤っているのはどれか。

  1. 脳出血
  2. 心筋梗塞
  3. 腎機能障害
  4. 糖尿病
  5. 眼底出血
解答例<4>

第27問誤っている組み合せはどれか。

  1. 関節リウマチ  ーー   多発関節炎
  2. 全身性エリテマトーデス  ーー   蝶形紅斑
  3. 進行性全身性強皮症  ーー   レイノー症状
  4. 結節性多発動脈炎  ーー   脈なし病
  5. シェーグレン症候群  ーー   口腔乾燥
解答例<4>

第28問誤っている組み合せはどれか。

  1. 甲状腺機能亢進症  ーー  眼球突出
  2. クッシング症候群  ーー  満月様顔貌
  3. 甲状腺機能低下症  ーー  粘液水腫
  4. 褐色細胞腫  ーー  高血圧
  5. 尿崩症  ーー  乏尿
解答例<5>

第29問片側性口唇裂の術後所見で誤っているのはどれか。

  1. 斜鼻
  2. 鼻中隔弯曲
  3. 鼻入口部底の陥凹
  4. 鼻入口部底の陥凹
  5. 鞍鼻
解答例<5>

第30問遊離植皮について正しいのはどれか。

a.自分の皮膚を使用する場合を同種植皮という。

b.皮膚片の採取にはデルマトームが使用される。

c.皮膚片が厚いほど収縮しにくい。

d.皮膚片が厚いほど色素沈着しにくい。

e.皮膚片が薄いほど生着しにくい。

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
解答例<4>

第31問正しいのはどれか。

a.口唇裂の手術は1歳6か月ころに行われる。

b.口蓋裂の手術目的は口蓋化構音の獲得である。

c.上顎骨の劣成長によって反対咬合が生じる。

d.鼻咽腔閉鎖機能不全では開鼻声を生じる。

e.顎裂部の骨移植は犬歯が生えそろった後に行う。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答例<4>

第32問治療として言語訓練がまず行われるのはどれか。

  1. う蝕歯抜去後の上顎切歯欠損
  2. 舌小帯強直症
  3. 上顎腫瘍術後の上顎欠損
  4. 顎関節の前方脱臼
  5. 口蓋裂術後の異常構音
解答例<5>

第33問口蓋裂術後の上顎骨前方移動術の改善目的でないのはどれか。

  1. 上下顎の不均衡
  2. 鼻咽腔閉鎖機能
  3. 歯茎音
  4. 咀嚼能率
  5. 舌の位置
解答例<2>

第34問口腔習癖について正しいのはどれか。

a.口腔ケアによって改善する。

b.歯列不整の原因となる。

c.吸指癖は6歳ころに増加する。

d.咬爪癖は12歳ころまでに消失する。e.咬舌癖は吸指癖より頻度が低い。

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
解答例<2>

第35問歯周疾患の代表的症状はどれか。

a.口臭

b.歯肉の発赤

c.歯肉の増殖

d.歯肉の色素沈着

e.歯周ポケットからの排膿

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
解答例<2>

第36問誤っているのはどれか。

  1. 声帯靭帯は結合組織である。
  2. 気管粘膜上皮は多列線毛上皮である。
  3. 披裂軟骨声帯突起は弾性軟骨である。
  4. 反回神経は無髄神経である。
  5. 輪状甲状筋は横紋筋である。
解答例<4>

第37問誤っているのはどれか。

  1. 頭頚部の正中矢状断面では舌背の輪郭が示される。
  2. 仮声帯の高さの水平断面では輪状軟骨の輪郭が示される。
  3. 膜間部中方の前額断面では喉頭室の輪郭が示される。
  4. 頭部側方向のエックス線単純撮影像では喉頭蓋の輪郭が示される。
  5. 第7頸椎の高さのCT水平断像では気管の輪郭が示される。
解答例<2>

第38問正しいのはどれか。

  1. 右疑核が障害されると左喉頭麻痺が起こる。
  2. 左舌神経が障害されると舌挺出時左に偏る。
  3. 右迷走神経が頭蓋骨底部で障害されると左に向かうカーテン徴候が起こる。
  4. 左鼓索神経切断による味覚障害は舌の左後部1/3に起こる。
  5. 右に首を回旋すると食塊は右梨状陥凹を通過しやすい。
解答例<3>

第39問正しいのはどれか。

  1. 最長発声持続時間は3回実施して平均値を採用する。
  2. 発声時呼気流率の測定は1分あたりの発声時呼気量を求める。
  3. 喉頭側視鏡検査では左右が逆転して見える。
  4. パラトグラフィでは舌根部と軟口蓋との接触を記録する。
  5. 喉頭ストロボスコピーでは声帯膜間部の振動が観察できる。
解答例<5>

第40問誤っているのはどれか。

  1. 耳介は耳垂を除き軟骨が形を作る。
  2. 中耳腔は成人に達するまで発育する。
  3. 耳小骨は出生時には完成している。
  4. 蝸牛は生後2週間で完成する。
  5. 聴神経は周生期以前から音信号を伝える。
解答例<4>

第41問正しいのはどれか。

a.外耳道では、外側1/3は軟骨、内側2/3は骨が囲む。

b.中耳には一側に2つの筋肉がある。c.ツチ骨は鼓膜とキヌタ骨につながる。

d.乳突蜂巣は耳管に連絡しない。

e.顔面神経は聴覚に関与しない。

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
解答例<1>

第42問聴覚に関与しないのはどれか。

  1. 内有毛細胞
  2. 球形嚢斑
  3. 血管条
  4. 前庭膜(ライスネル膜)
  5. 基底板
解答例<2>

第43問障害されても聴性脳幹反応に影響しないのはどれか。

  1. 耳小骨連鎖
  2. 蝸牛有毛細胞
  3. 蝸牛神経
  4. 蝸牛神経核
  5. 聴皮質
解答例<5>

第44問くも膜下腔に存在するのはどれか。

a.脳静脈洞

b.脳神経

c.脳動脈

d.脳脊髄液

e.脳下垂体

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
解答例<4or5>

第45問神経伝達物質でないのはどれか。

  1. DOPA
  2. GABA
  3. セロトニン
  4. グルタミン酸
  5. アセチルコリン
解答例<1>

第46問大脳皮質問を結合しているのはどれか。

a.脳梁

b.脳弓

c.視放線

d.錐体路

e.前交連

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答例<2>

第47問錐体路病変で生じるのはどれか。

a.固縮

b.運動失調

c.腱反射亢進

d.運動麻痺

e.バビンスキー徴候

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
解答例<5>

第48問適切なのはどれか。

  1. 反射光の分光特性が対象の色の見え方を決定する。
  2. 明順応過程は暗順応過程に比べて長時間必要である。
  3. 網膜像の大きさが対象の見えの大きさを決定する。
  4. 正のプライミング効果によって後続の語の認知閾が低下する。
  5. 視野全体が等質の刺激状況でも奥行き知覚は保たれている。
解答例<4>

第49問誤っている組み合せはどれか。

  1. 分散練習  ーー  学習効率の低下
  2. オペラント条件づけ  ーー  反応の自発
  3. 代理強化  ーー  模倣による学習
  4. 古典的条件づけ  ーー  刺激の対提示
  5. 部分強化  ーー  消去回数の増加
解答例<1>

第50問誤っているのはどれか。

  1. 嫌悪刺激を用いた場合にも条件づけが成立する。
  2. 運動技能の学習には正の転移が生じやすい。
  3. 認知学習には試行ごとの強化が必要である。
  4. 分化条件づけは刺激相互の弁別訓練に利用できる。
  5. 条件づけられた反応には刺激般化が生じる。
解答例<3>

第51問誤っているのはどれか。

  1. 再学習法は再生法より保持の検出力が鋭敏である。
  2. 材料のチャンク化によって記憶容量は増加する。
  3. 短期記憶の障害と長期記憶の障害は乖離している。
  4. 単純リハーサルは意味的符号化より記銘力が弱い。
  5. 系列の自由再生では後ろの項目ほど成績が低下する。
解答例<5>

第52問思考過程について適切でない組み合せはどれか。

  1. ハノイの塔  ーー  下位目標設定による課題の解決
  2. 概念達成  ーー  仮説設定による概念の獲得
  3. 機能の固着  ーー  概念の固定化による解決の促進
  4. 潜在学習  ーー  認知機能による学習過程の進展
  5. 遅延反応  ーー  シンボル機能による情報保持
解答例<3>

第53問刺激をランダム呈示しない方法はどれか。

  1. 一対比較法
  2. 恒常法
  3. 極限法
  4. 評定尺度法
  5. マグニチュード推定法
解答例<3>

第54問尺度に影響しないのはどれか。

  1. 文脈効果
  2. 係留効果
  3. 刺激範囲
  4. 刺激呈示順序
  5. 刺激呈示回数
解答例< >

第55問テストの信頼性係数の推定に関係ないのはどれか。

  1. 再テスト法
  2. 平行テスト法
  3. 折半法
  4. 分散分析
  5. 外挿法
解答例<5>

第56問誤っているのはどれか。

  1. 極限法では信号検出理論を前提とする。
  2. 恒常法は閾値の測定に適した方法である。
  3. 多次元尺度法では刺激間の類似性判断が基礎となる。
  4. 系列範疇法では感覚尺度の構成ができる。
  5. 評定尺度の測定値は序数尺度上のものである。
解答例<1>

第57問社会調査について誤っているのはどれか。

  1. クロス分析は仮説検証のための有用な手段である。
  2. 因子分析を用いることができる。
  3. 調査対象者は質問項目に対し否定的に回答する傾向がある。
  4. 母集団の傾向を推定するには調査対象者のランダムサンプリングが基本となる。
  5. 一つの質問項目に複数の論点が含まれないよう注意する必要がある。
解答例<3>

第58問人格理論について誤っている組み合せはどれか。

  1. Eysenck  ーー  因子特性論
  2. Cattell  ーー  根源特性
  3. Kretschmer  ーー  闘士型
  4. Fromm  ーー  循環気質
  5. Jung  ーー  外向性
解答例<4>

第59問神経性無食欲症で誤っているのはどれか。

  1. 初潮後の女性では月経周期の異常がみられる。
  2. 排出行動をとる者ととらない者とがある。
  3. 幼児性への憧れや成熟拒否の傾向がある。
  4. ボディ・イメージと身体概念に障害がある。
  5. 自己評価や自尊感情が高く躁状態になる。
解答例<2?3or5>

第60問強迫性障害について正しいのはどれか。

  1. 児童にはみられない。
  2. 強迫観念は自我親和的である。
  3. 女性に多い。
  4. 慢性化しない。
  5. 強迫行為は常同的である。
解答例<5>

第61問パニック障害について正しいのはどれか。

a.死の恐怖がある。

b.生理的変化はみられない。

c.パニック発作は数時間止らない。

d.思春期にはみられない。

e.認知行動療法が有効である。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答例<2>

第62問知能検査はどれか。

a.エゴグラム

b.コース立方体組み合せテスト

c.グッドイナフ人物画検査

d.主題統覚検査

e.内田クレペリン検査

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答例<3>

第63問心理療法について正しいのはどれか。

  1. 心理劇は有名な演劇作品を鑑賞し分析する。
  2. 論理療法では個人の体験を無条件に肯定する。
  3. 系統的脱感作法は不快な感情に対して有効である。
  4. 来談者中心療法では短時間の受動的集中を心掛ける。
  5. 自助グループ活動に心理専門職は関与しない。
解答例<3>

第64問正しいのはどれか。

  1. 小学生では親友と普通の友人との区別がない。
  2. 1~2歳児は幼児に対して強い関心を示す。
  3. 鬼ごっこはごっこ遊びの一種である。
  4. ギャングエイジとは青年期の友人関係をいう。
  5. 幼児の人間関係では友人は重要ではない。
解答例<2>

第65問正しいのはどれか。

  1. Piaget  ーー  性格のタイプの分類
  2. Bowlby  ーー  記憶の保持の研究
  3. Erikson  ーー  認知療法の開発
  4. wechsler  ーー  知能テストの開発
  5. Skinner  ーー  道徳性の研究
解答例<4>

第66問基本的感情でないのはどれか。

  1. 喜 び
  2. 恐 怖
  3. 悲しみ
  4. 怒 り
解答例<3>

第67問認知発達について誤っている組み合せはどれか。

  1. 乳児期  ーー  シェマの協働
  2. 幼児期  ーー  直感的知能
  3. 児童期  ーー  具体的操作
  4. 青年期  ーー  形式的操作
  5. 成人期  ーー  感覚運動的知能
解答例<5>

第68問知覚・認知発達について適切でない組み合せはどれか。

  1. 色弁別  ーー  色名学習に伴い出現
  2. 対象物永続性  ーー  シンボル機能の発達
  3. 吸啜反射  ーー  音声弁別の指標
  4. 奥行きの弁別  ーー  移動開始前に成立
  5. 具体的操作期  ーー  量の保存の成立
解答例<1>

第69問ジェンダーについて正しいのはどれか。

  1. 生得的な性差
  2. 知能の性差
  3. 気質による性差
  4. 文化による性差
  5. 人種による性差
解答例<4>

第70問女性の音声学的特徴として誤っているのはどれか。

  1. 音圧の実効値が小さい。
  2. 基本周波数が高い。
  3. 声門開放率(OQ)が大きい。
  4. 線スペクトルの間隔が広い。
  5. ホルマント周波数が高い。
解答例< >

第71問子音の調音点としてipaにないのはどれか。

  1. 軟口蓋
  2. 口蓋垂
  3. 咽頭
  4. 舌根
  5. 声門
解答例<4>

第72問無声破擦音の特徴はどれか。

  1. 声道における狭めの形成と持続
  2. 声道の閉鎖に後続する十分な開放
  3. 声帯内転に後続する声道の狭めの形成
  4. 声道の閉鎖・開放に同期する声帯内転
  5. 声道の閉鎖・開放に続く狭めの持続
解答例<5>

第73問日本語においてアクセント句と一致することの多い文法単位はどれか。

  1. 形態素
  2. 単純語
  3. 複合語
  4. 文節
解答例<4>

第74問日本語の超分節的特徴として適切でないのはどれか。

a.アクセント

b.声 調

c.ストレス

d.ポーズ

e.イントネーション

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答例<3>

第75問無声化した母音に近い性質の子音はどれか。

  1. [p]
  2. [t]
  3. [k]
  4. [c]
  5. [h]
解答例<5>

第76問100Hzの純音と比較して1000Hzの純音で正しいのはどれか。

  1. 波長が長い。
  2. 周期が短い。
  3. 音速が速い。
  4. 音が大きい。
  5. 位相が遅い。
解答例<2>

第77問周期的複合音の部分音について正しいのはどれか。

  1. 位相が一定である。
  2. 振幅が一定である。
  3. 周波数の基音の整数倍である。
  4. 周波数が連続的に分布する。
  5. 振幅が基音の整数倍である。
解答例<3>

第78問線形増幅の補聴器に純音を入力したとき正しいのはどれか。

  1. 出力は倍音を含む複合音になる。
  2. 出力は連続スペクトルになる。
  3. 入出力間で位相は不変である。
  4. 入出力間で振幅は不変である。
  5. 入出力間で周波数は不変である。
解答例<5>

第79問メル尺度で表す関係はどれか。

  1. 純音の周波数と音の大きさ
  2. 純音の周波数と音の高さ
  3. 純音の音圧と音の大きさ
  4. 純音の音圧と音の高さ
  5. 純音の音圧と音の強さ
解答例<2>

第80問ソーン(sone)について正しいのはどれか。

  1. 1000Hz、40dBSPLの純音の大きさが1ソーンである。
  2. 1000Hz、40phonの純音の大きさが1000ソーンである。
  3. 1000Hz、40dBSPLの純音の高さが1ソーンである。
  4. 1000Hz、40dBSPLの純音の高さが1000ソーンである。
  5. 1000Hz、40dBSPLの純音の高さが1ソーンである。
解答例<1>

第81問自由音場で1kHz純音の音圧を騒音計で測定したとき正しいのはどれか。

  1. A特性よりF特性で測定した値の方が大きい。
  2. A特性よりC特性で測定した値の方が大きい。
  3. A特性とC特性とで測定した値は同じである。
  4. F特性よりC特性で測定した値の方が大きい。
  5. F特性よりA特性で測定した値の方が大きい。
解答例<3>

第82問ラング(langue)について正しいのはどれか。

  1. 言語の個人的な側面を指す。
  2. 現実に使用されている日常の言語を指す。
  3. その社会に共有されている言語知識を指す。
  4. 一回一回使われるものとしてのことばを指す。
  5. 歴史的な規範に基づく言語を指す。
解答例<3>

第83問「鹿」における音素として正しいのはどれか。

  1. s、h、i、k、aの5つ
  2. s、i、k、aの4つ
  3. ∫、i、k、aの4つ(※iの下に 。;無声化記号)
  4. i、aの2つ
  5. シ、カの2つ
解答例<3>

第84問「ん」が「m」と発音されるのはどれか。

  1. 母音の前
  2. 歯茎音の前
  3. ナ行音の前
  4. ハ行音の前
  5. バ行音の前
解答例<5>

第85問「言語聴覚士」のモーラ数(拍数)はどれか。

  1. 5モーラ
  2. 6モーラ
  3. 8モーラ
  4. 9モーラ
  5. 10モーラ
解答例<3>

第86問「青白さ」における形態素として正しいのはどれか。

  1. 「青白さ」全体
  2. 「青白」と「さ」
  3. 「青白」の部分だけ
  4. 「青」と「白」と「さ」
  5. 「青」と「白」だけ
解答例<4>

第87問「白い犬と猫が私のペットだ」という文の構造として、あり得るのはどれか。

a.[白い][[[犬と猫]が][私のペットだ]]

b.[白い][[犬と][[猫が][私のペットだ]]]

c.[[[白い][犬と猫]]が][私のペットだ]

d.[[[白い犬]と猫]が][私のペットだ]

e.[[白い犬]と][[猫が][私のペットだ]]

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答例<4>

第88問「ようだ」、「らしい」、「ね」、「よ」などの語の働きを表す用語はどれか。

  1. モダリティ
  2. トピック
  3. テンス
  4. 助動詞
  5. 終助詞
解答例<1>

第89問Chomskyの言語獲得理論に含まれないのはどれか。

  1. 大人の働き掛けがあれば文法を獲得できる。
  2. 言語の違いを超えて普遍文法が存在する。
  3. 文法知識は言語使用の知識から独立している。
  4. 言語獲得は生得的にプログラムされている。
  5. 特別な練習をしなくても文法規則を獲得する。
解答例<1>

第90問言語の諸側面の発達について誤っている組み合せはどれか。

  1. 喃語の出現  ーー  音韻的側面
  2. 伝達機能の拡大  ーー  語用的側面
  3. 語彙の増加  ーー  意味的側面
  4. 談話の発達  ーー  音韻的側面
  5. 比喩の理解  ーー  意味的側面
解答例<4>

第91問Piagetの言語発達観はどれか。

  1. 大人との相互交渉や共同注意の確立が土台である。
  2. 言語は象徴機能の発達の一つの現れである。
  3. 子どもは生得的に言語獲得装置を持っている。
  4. 言語は大人のことばを模倣して発達する。
  5. 言語は伝達、学習、思考の手段として発達する。
解答例<2>

第92問意味発達の方向性で適切でないのはどれか。

  1. プロトタイプから非プロトタイプへ
  2. 具象的から抽象的へ
  3. 実質語から形式語へ
  4. 機能から形態へ
  5. 個別から一般へ
解答例<4>

第93問誤っている組み合せはどれか。

  1. プロトワード  ーー  大人の発話を模倣した子どものことば
  2. フォーマット  ーー  パタン化された相互交渉の形式や枠組
  3. スクリプト  ーー  繰り返される出来事についての知識
  4. マザーリーズ  ーー  子どもに向けられた特徴的なことば
  5. プレリテラシ  ーー  あたかも読み書きしているような行動
解答例<1>

第94問社会福祉法の説明として誤っているのはどれか。

  1. 福祉サービスの利用者の利益の保護を目的の一つとしている。
  2. 地域における社会福祉の推進を図るとしている。
  3. 誇大広告の禁止が定められている。
  4. 人材確保のための指針を定めることになっている。
  5. 成年後見制度が定められている。
解答例<5>

第95問介護保険制度について誤っているのはどれか。

a.40歳以上の国民が加入する強制適用の社会保険制度である。

b.認定審査会によって要支援及び要介護状態にあると判定された者に保険給付される。

c.指定された介護支援専門員によってサービスの利用を決めなければならない。

d.全ての保険給付に対して一割の利用者負担がある。

e.都道府県と市町村は当該市町村における介護サービス給付費の総額の1/8をそれぞれ負担する。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答例<4>

第96問正しいのはどれか。

a.地域援助技術は間接援助技術である。

b.コンサルテーションは異業種の専門職からの助言である。

c.社会活動法は利用者の社会的アクティビティを高める援助技術である。

d.ケアマネジメントは高齢者で要支援者に限定された援助技法である。

e.カウンセリングは心理職が行う直接援助技術である。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答例<1or2>

第97問誤っているのはどれか。

a.精神障害者保健福祉手帳は精神障害者本人の申請に基づき交付される。

b.精神障害者は保健福祉手帳における障害等級は3区分である。

c.療養手帳は知的障害者福祉法の適用を受けるための証票である。

d.療養手帳は療養を目的とするために特に等級を定めない。

e.身体障害者手帳は18歳以上の身体障害者に交付される。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答例<5>

第98問法律上本人、保護者の同意がなくても72時間に限り精神病院に入院させることができるのはどれか。

  1. 任意入院
  2. 措置入院
  3. 医療保護入院
  4. 応急入院
  5. 仮入院
解答例<4>

第99問言語聴覚士法で名簿の訂正の申請は事項に変更があってから何日以内に行わなければならないか。

  1. 5日
  2. 10日
  3. 20日
  4. 30日
  5. 50日
解答例<4>

第100問業務独占の職種はどれか。

  1. 保健師
  2. 言語聴覚士
  3. 介護福祉士
  4. 精神保健福祉士
  5. 助産師
解答例<5>
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