特異的言語発達障害

特異的言語発達障害とは

言語発達に関わる要因としての聴覚障害、知的障害、対人関係障害(広汎性発達障害)、脳の器質的障害、発声発語器官の障害、環境の問題などに原因がないにもかかわらず、言語発達が特異的に遅れてしまう障害です。

言語の表出面(話し言葉)が特異的に遅れてしまう表出性言語障害と言語の理解と表出がともに遅れる受容・表出混合性言語障害の2つのタイプがあります。

原因ははっきりしていません。

言語発達の特徴

  • 言語表出の発達は初期には遅れており、ジェスチャーなどを使用します。だが、就学前までにはことばを使ったコミュニケーションは支障がなくなることが多い。
  • 言語表出は稚拙で、単語や2,3語文の発話が多く、助詞の欠落したまとまりのない会話が多い。
  • ことばの数が少なく、ことばが浮かばないことなどの問題を指摘される多い。
  • 単音ならしっかり発音できるが、単語や文になると発音の誤りが出現しすることがある。
  • 文脈における意味理解が困難で、的外れな応答をしたり、会話が自己中心的になったりする。

こうした問題が就学以後の読み書きやより高次の学習言語の習得に問題を引き起こす原因になることが多くあります。

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