目の動きから会話を行う 難病ALSのWアイクロストークとは

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難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の当事者でもあり医師でもある太田守武さん考案した、瞳の動きだけで言葉を伝えることができる「Wアイクロストーク」というコミュニケーション技術がテレビで取り上げられました。

初めて知ったコミュニケーション技術でしたので、どんな方法か調べてみました。太田医師は「慣れたら簡単。だれもが使える会話法にしてほしい」と普及に努めているとのことです。

Wアイクロストークとは


Wアイクロストークは2段階の瞳の動きから文字を伝えていきます。1段階目は、ひらがなの「あ行」から「わ行」を確定させる作業で、上下左右と斜め方向の10カ所のいずれかに瞳を動かして行を選択します。2段階目は、母音を確定させる作業で、5カ所のいずれかに瞳を動かして母音を選択します。

例えば、瞳が真ん中にあると「は行」、続けて瞳が左に動くと母音の「い」となり、「ひ」の文字が確定されます。

読み手は一文字ずつ「【あ】ですか?」のように文字を確認しながら進めていき、話し手もまばたきなどで「yes/no」を伝えるのがポイントです。
濁点などもまばたきの回数などで伝えていきます。

このWアイクロストークの伝達方法は、スマホのフリック入力に似ていますね。
以前からある透明文字盤(口述文字盤)よりももしかしたら早いコミュニケーション方法化もしれません。

NPO法人Smile and Hope理事長。訪問介護かぼすケア管理者。
【NPO法人Smile and Hopeによるオプション】
・災害時特殊避難マニュアルに基づく避難訓練
・Wアイクロストーク研修会
http://hp.kaipoke.biz/vcz/

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