第10回 言語聴覚士国家試験 午前(1~100)

第1問空気感染予防策が必要なのはどれか。

  1. MRSA感染症
  2. マイコプラズマ肺炎
  3. 麻疹
  4. B型肝炎
  5. インフルエンザ
解答<3>

第2問健常人の頸椎の数はどれか。

  1. 4
  2. 5
  3. 6
  4. 7
  5. 8
解答<4>

第3問筋と支配神経との組み合わせで誤っているのはどれか。

  1. オトガイ舌骨筋  ーー  舌下神経
  2. 顎舌骨筋  ーー  三叉神経
  3. 茎突舌骨筋  ーー  舌咽神経
  4. 口輪筋  ーー  顔面神経
  5. 咬筋  ーー  三叉神経
解答<3>

第4問健常成人の傾眠状態でみられるのはどれか

  1. β波
  2. θ波
  3. 棘波
  4. 鋭波
  5. 平坦脳波
解答<2>

第5問室内空気吸入下の健常人におけるパルスオキシメーターで推定した酸素飽和度の値として最も適切なのはどれか。

  1. 55%
  2. 65%
  3. 75%
  4. 85%
  5. 95%
解答<5>

第6問副交感神経系でないのはどれか。

  1. 動眼神経
  2. 舌咽神経
  3. 迷走神経
  4. 大内臓神経
  5. 骨盤内臓神経
解答<4>

第7問ビタミンB1欠乏でみられるのはどれか。

  1. ウェルニツケ脳症
  2. 骨粗鬆症
  3. 夜盲症
  4. 壊血病
  5. 悪性貧血
解答<1>

第8問誤っているのはどれか。

  1. 血糖を感受する受容器は膵臓にある。
  2. 高血糖の際はインスリンが分泌される。
  3. インスリンはグリコーゲンの生成を促す。
  4. インスリンはランゲルハンス島のα細胞から分泌される。
  5. 摂食中枢は視床下部領域のブドウ糖濃度に感受性がある。
解答<4>

第9問発育が最も急速な悪性腫瘍はどれか。

  1. 下垂体腺腫
  2. 髄膜腫
  3. 頭蓋咽頭腫
  4. 星状細胞腫
  5. 多形性膠芽腫
解答<5>

第10問ADLとして評価しないのはどれか

  1. 食事
  2. 更衣
  3. 読書
  4. 整容
  5. 排泄
解答<3>

第11問片麻療患者の杖歩行指導で正しいのはどれか。

  1. 一本杖は患側につく
  2. 一本杖には全体重を荷重する。
  3. 歩行訓練はまず両側に松葉杖を用いて開始する。
  4. 杖接地時に肘関節が30度屈曲する高さで杖を把持する。
  5. 日常生活で可能なかぎり杖に依存しない移動方法を勧める。
解答<4>

第12問脱水でみられないのはどれか。

  1. 収縮期血圧の低下
  2. 尿量の減少
  3. 皮膚の張りの增加
  4. 口渇
  5. 心拍数の増加
解答<3>

第13問誤っている組み合せはどれか。

  1. 甲状腺機能亢進症  ーー  低体温
  2. クッシング症候群  ーー  高血糖
  3. 原発性アルドステロン症  ーー  高血圧
  4. 下垂体腫瘍  ーー  乳汁分泌
  5. 副甲状腺機能亢進症  ーー  高カルシウム血症
解答<1>

第14問痛風の危険因子でないのはどれか。

  1. コーヒー
  2. ビール
  3. 脱水
  4. 肥満
  5. 高プリン体食
解答<1>

第15問心原性脳塞栓症の原因でないのはどれか。

  1. 僧帽弁狭窄症
  2. 心内膜炎
  3. 狭心症
  4. 心臓弁置換術
  5. 心房細動
解答<3>

第16問一過性虚血発作(TIA)の症状はどれか。

a.失語症

b.尿失禁

c.錯乱

d.吃逆

e.黒内障

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答<2>

第17問正しい組み合わせはどれか。

a.パーキンソン病  ーー  仮面様顔貌

b.アルツハイマー病  ーー  徘徊

c.クロイツフェルト・ヤコブ病  ーー  感覚障害

d,筋萎縮性側索硬化症  ーー  小脳症状

e.重症筋無力症  ーー  眼瞼下垂

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
解答<2>

第18問統合失調症を疑わせる訴えはどれか。

a.まわりの人に迷惑をかけている。

b. 大勢の人の前で話すのが怖い。

c. いないはずの人の姿が見える。

d. いないはずの人の声が聞こえる。

e. まわりの人に自分の考えを抜き取られる。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答<2>

第19問脳卒中後うつ病について正しいのはどれか。

  1. 抗うつ薬は使わない。
  2. 発症直後が最も多い。
  3. 有病率は3%程度である。
  4. 左頭頂葉病変によるものが多い。
  5. リハビリテーションの阻害要因となる。
解答<5>

第20問転換性(解離性)障害の症状はどれか

a.失声

b、失行

c、せん妄

d、過呼吸

e、失立失歩

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答<2>

第21問人格変化が初発症状となるのはどれか。

a.神経梅毒

b.パーキンソン病

c.皮質基底核変性症

d.アルツハイマー病

e.前頭側頭型認知症(痴呆)

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答<2>

第22問被虐待児症候群について誤っているのはどれか。

  1. 成長障害が認められる。
  2. 骨折の有無を確認する必要がある。
  3. 低出生体重児ではリスクが高い。
  4. 疑いがあれば児童相談所へ届け出る。
  5. 乳幼児より学童に多い。
解答<5>

第23問先天性風疹症候群で誤っているのはどれか。

  1. 妊娠12週以内の感染でリスクが高い。
  2. 新生児からウイルスが分離される。
  3. 中枢神経障害がみられる。
  4. 聴覚障害がみられる。
  5. 出生時体重の平均は正常児より大きい。
解答<5>

第24問泣き入りひきつけについて正しいのはどれか。

a. てんかんへの移行率が高い。

b.知的障害の原因となる。

c. 過呼吸によって誘発される。

d.呼気相で呼吸をとめる。

e. 生後2歳くらいまでに自然に消失する。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答<5>

第25問難聴がないのはどれか。

  1. 外リンパ嚢
  2. 前庭神経炎
  3. 聴神経腫瘍
  4. ハント症候群
  5. ストレプトマイシン中毒
解答<2>

第26問アブミ骨手術を行うのはどれか。

  1. 耳硬化症
  2. 乳様突起炎
  3. 聴神経腫瘍
  4. 滲出性中耳炎
  5. 急性化膿性中耳炎
解答<1>

第27問味覚を司るのはどれか

  1. 舌咽神経
  2. 迷走神経
  3. 上顎神経
  4. 副神経
  5. 舌下神経
解答<1>

第28問反回神経麻痺と関係ないのはどれか。

  1. 肺癌
  2. 食道癌
  3. 甲状腺癌
  4. 耳下腺癌
  5. 気管内挿管
解答<4>

第29問口蓋の形成は受精何週間後に完成されるか。

  1. 4週
  2. 6週
  3. 8週
  4. 10週
  5. 12週
解答<5>

第30問完全口唇裂で正しいのはどれか。

  1. 顎裂がある。
  2. 口蓋裂がある。
  3. 鼻変形がある。
  4. 鼻孔底が連続していない。
  5. 赤唇が完全に離開している。
解答<4>

第31問トリーチャー・コリンズ症候群にみられるのはどれか。

  1. 下顎前突症
  2. 眼窩隔離症
  3. 合指症
  4. 顔面裂
  5. 眼球突出
解答<4>

第32問正しい組み合わせはどれか。

a.象牙質  ーー  う蝕

b.歯根膜  ーー  歯周病

c.エナメル質  ーー  歯髄炎

d.歯肉  ーー  知覚過敏

e. 第三大臼歯  ーー  智歯周囲炎

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
解答<2>

第33問重度の構音障害を示すのはどれか。

  1. 両側顎関節脱臼
  2. 前歯多数歯欠損
  3. 下顎前突症
  4. 舌小帯異常
  5. アフタ性口内炎
解答<1>

第34問口腔ケアについて誤っているのはどれか。

  1. 二次感染の防止
  2. 食物摂取量の確保
  3. 唾液量の維持
  4. 味覚の確保
  5. 口の審美性の維持
解答<3>

第35問高齡者にみられる変化について誤っているのはどれか。

  1. 発話不明瞭
  2. 咀嚼筋力低下
  3. セメント質肥大
  4. 歯随腔拡大
  5. 嚥下困難
解答<4>

第36問呼気時に活動するのはどれか。

  1. 胸鎖乳突筋
  2. 外肋間筋
  3. 斜角筋
  4. 大胸筋
  5. 腹直筋
解答<5>

第37問パラトグラフィで異常がみられるのはどれか。

  1. 鼻咽腔閉鎖不全
  2. 口蓋扁桃肥大
  3. 側音化構音
  4. 声帯過内転
  5. 声門破裂音
解答<3>

第38問誤っているのはどれか。

a. 軟口蓋挙上時に口蓋帆張筋は収縮する。

b. 舌の運動神経は舌咽神経である。

c. 嚥下時に輪状咽頭筋は弛緩する。

d. 無声子音生成時に後輪状披裂筋は収縮する。

e.声帯麻痺の頻度は右より左が高い。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答<1>

第39問正しいのはどれか。

  1. 下位運動ニューロンの障害では筋萎縮はみられない。
  2. 一側性声帯麻痺では誤嚥は生じない。
  3. 機能性失声症は誤嚥を合併する。
  4. 喉頭の運動神経は頸静脈孔を通る。
  5. 甲状披裂筋は披裂軟骨筋突起に付着する。
解答<4>

第40問正しいのはどれか。

  1. 血管条は外リンパを吸収する。
  2. 内有毛細胞は能動的運動能を有する。
  3. 内リンパは髄液と同じイオン組成である。
  4. 前庭階と鼓室階とはライスネル膜を介して接する。
  5. 内有毛細胞は1列、外有毛細胞は3列に配列している。
解答<5>

第41問中枢聴覚路で正しい順序はどれか。

  1. 外側毛帯  ーー   下丘  ーー   内側膝状体  ーー   上オリーブ核
  2. 下丘  ーー   内側膝状体  ーー   上オリーブ核  ーー   外側毛帯
  3. 内側膝状体  ーー   上オリーブ核  ーー   外側毛帯  ーー   下丘
  4. 上オリーブ核  ーー   外側毛帯  ーー   下丘  ーー   内側膝状体
  5. 外側毛帯  ーー   内側膝状体  ーー   下丘  ーー   上オリーブ核
解答<4>

第42問正しいのはどれか。

  1. 強大音でアブミ骨筋は収縮する。
  2. アブミ骨と蝸牛窓膜は同位相で振動する。
  3. アブミ骨の振動によって半規管に進行波が生じる
  4. 高い周波数の音の最大振幅部は蝸牛頂に近い。
  5. 骨伝導では進行波は生じない。
解答<1>

第43問心因性難聴について正しいのはどれか。

  1. 純音聴力検査は正常である。
  2. 音響性耳小骨筋反射は欠如する。
  3. 自記オージオメトリはJergerⅢ型を呈する。
  4. 聴性脳幹反応のV波潜時は延長する。
  5. 耳音響放射検査は正常である。
解答<5>

第44問錐体路を含まないのはどれか。

  1. 内包
  2. 脳梁
  3. 大脳脚
  4. 放線冠
  5. 錐体交叉
解答<2>

第45問ブローカ野を酒流するのはどれか。

  1. 前交通動脈
  2. 前大脳動脈
  3. 中大脳動脈
  4. 後大脳動脈
  5. 後交通動脈
解答<3>

第46問エピソード記憶に関係するのはどれか。

a.下頭頂小葉

b.外側膝状帯

c.前脳基底部

d.海馬

e.淡蒼球

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答<4>

第47問機能的磁気共鳴画像について誤っているのはどれか。

  1. 磁気共鳴画像装置を用いて行う。
  2. 局所脳血流の変化を測定する。
  3. 脳活動で賦活された部位の信号強度は増強する。
  4. 機能障害部位の診断に用いる。
  5. 心理過程の脳内基盤を調べる。
解答<4>

第48問感覚について正しいのはどれか。

  1. 弁別閾は丁度可知差異とも言われる。
  2. 光受容細胞である錐体は網膜の周辺部にある。
  3. 視覚と聴覚は同じ感覚モダリテイに属する。
  4. 刺激の感度と刺激閾とは無関係である。
  5. 精神物理学はヴント (Wundt) によって始められた。
解答<1>

第49問奥行き知覚の手がかりでないのはどれか。

  1. 陰影
  2. 運動視差
  3. 重なりの要因
  4. 肌理の勾配
  5. 類同の要因
解答<5>

第50問古典的条件づけについて正しいのはどれか。

  1. 条件づけの手続きは自発的反応を強化する。
  2. 条件刺激と類似した刺激に対しても条件反応が生じる。
  3. 同時に二つの条件づけを行う手続きを二次条件づけという。
  4. 条件づけが確立すると条件刺激は中性刺激となる。
  5. 条件づけによって無条件刺激が反応を引き起こすようになる。
解答<2>

第51問オペラント条件づけに関係ないのはどれか。

  1. 強化スケジュール
  2. 回避学習
  3. スキナー箱
  4. 味覚嫌悪学習
  5. 負の強化
解答<4>

第52問記憶について正しいのはどれか。

  1. 逆向干渉は忘却の一要因となる。
  2. 再認は再生より難しい。
  3. 自由再生では系列の中間の成績がよい。
  4. 短期記憶の容量は長期記憶の容量より大きい
  5. リハーサルは記憶を抑制する。
解答<1>

第53問思考について正しいのはどれか。

  1. 推理は演繹推理と条件推理とに分けられる。
  2. 概念の典型的な事例はプロトタイプといわれる
  3. ヒューリスティックスは演繹推理の一種である
  4. 機能の固着は問題解決を促進する。
  5. 類推は問題解決に有効でない。
解答<2>

第54問刺激をランダムに提示する測定法はどれか。

  1. Mp法
  2. 調整法
  3. 恒常法
  4. 極限法
  5. 上下法
解答<3>

第55問誤っているのはどれか。

a.名義尺度上の測定値はt検定ができる。

b.比率尺度上の測定値は比を求めることができる。

c. 間隔尺度上の測定値は標準偏差を計算することができる。

d. 比率尺度上の測定値は中央値を求めることができる。

e. 序数尺度上の測定値は平均値を求めることができる。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答<2>

第56問信頼性と関係ないのはどれか。

  1. 平行検査間の相関
  2. 2回の検査間の相関
  3. 総得点と項目との相関
  4. 得点と基準変数との相関
  5. 評定者間の相関
解答<4>

第57問多数の変数間の相関関係を要約するのはどれか。

  1. 因子分析
  2. 回帰分析
  3. 主成分分析
  4. クラスター分析
  5. 分散分析
解答<1>

第58問DSM-IVの不安障害はどれか。

a.境界性人格障害

b.社会恐怖

c.急性ストレス障害

d.感情障害

e.解離性障害

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答<3>

第59問DSM-IVについて誤っているのはどれか。

  1. 各疾患の診断基準には除外基準を含むものがある。
  2. 機能の全体的評定尺度を有している。
  3. 精神力動的な病因論に基づいている。
  4. 多軸評定を採用している。
  5. 文化的な面に配慮した情報を取り入れている。
解答<3>

第60問WAIS -Ⅲの言語性下位検査に含まれないのはどれか。

  1. 行列推理
  2. 語音整列
  3. 算数
  4. 理解
  5. 類似
解答<1>

第61問Freudのリビドー発達理論について正しい順序はどれか。

  1. 口唇期  ーー  潜伏期  ーー  肛門期  ーー  性器期  ーー  男根期
  2. 肛門期  ーー  潜伏期  ーー  口唇期  ーー  性器期  ーー  男根期
  3. 潜伏期  ーー  性器期  ーー  口唇期  ーー  男根期  ーー  肛門期
  4. 肛門期  ーー  性器期  ーー  男根期  ーー  潜伏期  ーー  口唇期
  5. 口唇期  ーー  肛門期  ーー  男根期  ーー  潜伏期  ーー  性器期
解答<5>

第62問誤っている組み合せはどれか。

  1. 学習性無力感  ーー  Seligman,M.E.P.
  2. 系統的脱感作法  ーー  Watson,J.B
  3. 論理療法  ーー  Ellis,A.
  4. 自己効力感  ーー  Bandura,A.
  5. 自律訓練法  ーー  Schultz,J.H.
解答<2>

第63問行動療法に関係ないのはどれか。

  1. フラッデイング
  2. モデリング
  3. セルフモニタリング
  4. フォーカシング
  5. トークンエコノミー
解答<4>

第64問適切な組み合わせはどれか。

  1. 保存実験  ーー  自我同一性
  2. 誤信念課題  ーー  愛着
  3. 三つ山問題  ーー  流動性知能
  4. 視覚的断崖の実験  ーー  初期環境の重要性
  5. 階段のぼりの実験  ーー  学習準備性
解答<5>

第65問Eriksonの心理社会的発達段階について正しいのはどれか。

  1. 六つの段階を設定している。
  2. 第5段階の発達課題は世代性の獲得である。
  3. 集団の中で期待される精神発達をテーマとしている。
  4. 乳児期から青年期までを対象としている。
  5. 乳児期には養育者とのかかわりを通して統合性を獲得する。
解答<3>

第66問Vygotskyの発達理論に関係ないのはどれか。

a.発達の現在の水準

b.表象的思考段階

c.観察学習

d.発達の最近接領域

e.教育の能動的役割

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答<3>

第67問幼児の遊びについて誤っているのはどれか。

a. 保育や教育の場では遊べない子どものことが心配されている。

b. ごっこ遊びには生活の流れについてのスクリプト的知識が必要である。

c. いざこざは遊びの楽しさを壊すので大人はすぐに介入した方がょい。

d. 遊びを通して認知発達を促すことを認知行動療法と呼ぶ。

e. ある物を別の物に見立てるには象徴機能の発達が必要である。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答<4>

第68問他者の行動の予測や解釈に関係するのはどれか。

  1. 選好注視
  2. 結晶性知能
  3. 愛着
  4. 心の理論
  5. 同化作用
解答<4>

第69問Piagetの形式的操作段階の特徴はどれか。

  1. シェマを目的一手段関係において使用する。
  2. 仮説演繹的な思考ができる。
  3. ごっこ遊びを盛んに行う。
  4. 反射活動が中心である。
  5. 事物の分類や関連づけが直観作用に依存する。
解答<2>

第70問硬口蓋と前舌面との間の狭めが最も著しいのはどれか。

  1. [m]
  2. [h]
  3. [I]
  4. [a]
  5. [f]
解答<3>

第71問同じ構音点の子音を三つ含むのはどれか。

  1. かさたて
  2. かまぼこ
  3. はくさい
  4. やまのぼり
  5. かたぐるま
解答<1>

第72問国際音声字母における母音の分類基準に該当するのはどれか。

  1. 有気性
  2. 円唇性
  3. 側面性
  4. 気流生成機構
  5. ピッチ
解答<2>

第73問音節数が異なる組み合せはどれか。

  1. 落下傘(ラッカサン)  ーー  赤ちゃん(アカチャン)
  2. 百貨店(ヒャッカテン)  ーー  頭(アタマ)
  3. トンチンカン  ーー  ペチカ
  4. ヨーグルト  ーー  一番(イチバン)
  5. 市役所(シヤクショ)  ーー  完全看護(カンゼンカンゴ)
解答<4>

第74問日本語(共通語)において第1音節に母音の無声化を起こしやすい単語はどれか。

  1. 毛糸(ケイト)
  2. 浜辺(ハマべ)
  3. 無言(ムゴン)
  4. 小鳥(コトリ)
  5. 指揮者(シキシャ)
解答<5>

第75問日本語の音素について正しいのはどれか。

  1. 無声摩擦音音素は三つある。
  2. 有声摩擦音音素は二つある。
  3. 破裂音音素は五つある。
  4. 両唇破裂音音素は二つある。
  5. 前舌母音音素は三つある。
解答<4>

第76問音圧レベルと音の強さのレベルについて正しいのはどれか。

  1. 音圧レベルは20 m Paを基準にしている。
  2. 音の強さのレベルは音圧に比例する。
  3. 音圧レベルと音の強さのレベルとの値は一致する。
  4. 音圧 (の実効値) を2倍にすると音の強さのレベルは約3dB増える。
  5. 音の強さを2倍にすると音圧レベルは約6dB增える。
解答<3>

第77問基本周波数200Hzで「あー」を発声しているとき、声道内を伝報する音波の性質について正しいのはどれか。

a. 音速は男女で異なる。

b. 振動数が1000Hzの音波は存在しない。

c振動数が200Hzの音波の波長は1m以上である。

d. 反射は声道内のいたるところで起こっている。

e. 共鳴は反射と屈折によって起こる。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答<4>

第78問日本語母音の構音とホルマント周波数との関係について誤っているのはどれか。

  1. 同じ母音では成人男性より成人女性のホルマント周波数の方が高い。
  2. 成人女性の5母音は第1、 第2ホルマント周波数だけで区別できる。
  3. 「う」の構音で口唇を円めると第2ホルマント周波数は低くなる。
  4. 舌を低くするほど第1ホルマント周波数は高くなる。
  5. 舌を後ろに引くほど第2ホルマント周波数は高くなる。
解答<5>

第79問摩擦音の摩擦区間の音響的性質について正しいのはどれか。

  1. 無声摩擦音の振幅スペクトルは線スペクトルである。
  2. 有声摩擦音の振幅スペクトルには線スペクトルと連続スペクトルが混在する。
  3. 無声摩擦音の振幅スペクトルの低周波数成分は高周波数成分より強い。
  4. 無声摩擦音の音源は声道の狭めの後方にある。
  5. 有声摩擦音の音源は声門の前方にある。
解答<2>

第80問音声波形とサウンドスペクトログラムによる「飛んだ(トンダ)」の音声区間の長さの測定に適さないのはどれか。

  1. [t]の無音区間
  2. [o]の母音区間
  3. [n]の鼻音区間
  4. [d]のバズバー区間
  5. [a]の母音区間
解答<1>

第81問感覚レベル20dBの純音の音圧の弁別について誤っているのはどれか。

  1. 弁別閾はPaで表す。
  2. 比弁別閾はdBで表す。
  3. ウエーバーの法則が成り立つ。
  4. 内耳性難聴では1dBの違いを弁別できる。
  5. 内耳性難聴では比弁別閾が低下する。
解答<3>

第82問誤っている組み合せはどれか。

  1. カテゴリー知覚  ーー  子音の知覚
  2. カクテルパーティー効果  ーー  音源定位
  3. 音色  ーー  スペクトル
  4. 聴覚フィルタ  ーー  臨界帯域
  5. 母音の心理的高さ  ーー  場所ピッチ
解答<5>

第83問6カ月ごとに聴力検査を含む定期健康診断が必要とされる職場の騒音レベル(A特性サウンドレベル) の最小値はどれか。

  1. 75dB
  2. 85dB
  3. 95dB
  4. 105dB
  5. 115dB
解答<2>

第84問「限られた数の音を組み合わせて語をつくり、語をつなぎ合わせて文をつくる」という言語の性質をあらわすのはどれか。

  1. 恣意性
  2. 二重分節
  3. 線条性
  4. 普遍文法
  5. 有契性
解答<2>

第85問有声・無声の対立を示す最小対はどれか。

  1. 「まめ」と「まね」
  2. 「かみ」と「かび」
  3. 「地質(チシツ)」と「資質(シシツ)」
  4. 「橋(ハシ)」と「端(ハシ)」
  5. 「パン」と「バン」
解答<5>

第86問複合語「好き嫌い」と「食わず嫌い」との内部構造の違いに関係するのはどれか。

a.並列関係

b.強調関係

c.主述関係

d.否定関係

e.修飾関係

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答<2>

第87問「次の一手を読まれた」と表すのはどれか。

a.テンス

b.アスペクト

c.ヴォイス

d.ムード

e.モダリティ

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答<3>

第88問「りんご」 との意味関係が同じなのはどれか。

a.むく(剥く)

b.たべる(食べる)

c.いちご(薄)

d.くだもの(果物)

e.ナイフ

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答<1>

第89問文字について正しいのはどれか。

  1. 漢字は元来1文字が1語なので表語文字と呼ばれる
  2. 片仮名は平仮名に基づいて後の時代に作られた。
  3. アルファベットはまとまって音を表す音節文字である
  4. 平仮名は漢字の部首を利用した表音記号から発達した
  5. アラビア数字は物の形を図案化した象形文字である。
解答<1>

第90問下線部が文の「主題」

a.星を見ていた。

b.駅まで行ってくる。

c.海も好きだ。

d. 昨日は雨だった。

e.空がきれいだ。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答<4>

第91問言語発達の学習説として正しいのはどれか。

  1. 認知発達が言語発達の前提となる。
  2. 刺激と反応の連合形成が基本である。
  3. 生物学的プログラムに制御されている。
  4. 三項関係の成立が初語の先行条件である。
  5. 話しことばが書きことばの発達の前提である。
解答<2>

第92問幼児の二語発話について正しいのはどれか。

  1. 助詞を含むことはない。
  2. 疑問詞を含むことはない。
  3. 語順は一定しない。
  4. 形態規則は認められない
  5. 個々の語は意味関係を持たない。
解答<3>

第93問言語獲得の臨界期に関係ないのはどれか。

  1. 失語症からの回復
  2. 第二言語の習得
  3. 言語機能の側性化
  4. 語彙の発達
  5. 文法や音韻規則の獲得
解答<4>

第94問社会保険でないのはどれか。

  1. 医療保険
  2. 年金
  3. 雇用保険
  4. 老人保健
  5. 介護保険
解答<4>

第95問障害者基本法が規定する「国及び地方公共団体の責務」はどれか。

a. 障害者の権利の擁護及び障害者に対する差別の防止を図る。

b. 障害者の自立及び社会参加を支援する等により、 障害者の福祉を増進する。

c.進んで障害を克服し、有する能力を活用することにより、社会経済活動に参加することができるように努める。

d.社会連帯の理念に基づき、障害者の福祉の増進に協力するよう努める。

e.障害者が、その年齢、能力及び障害の状態に応じ、十分な教育が受けられるようにする。

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
解答<2>

第96問身体障害者手帳の交付対象となる障害はどれか。

a. 平衡機能の著しい障害

b. 片側声帯麻痺による音声障害

c. 両耳の聴力レベルがそれぞれ50dB以上の聴覚障害

d. 両耳による普通話声の最良の語音明瞭度が50%以下の聴覚障害

e.両眼の視野がそれぞれ10度以内の視覚障害

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
解答<3>

第97問介護保険法に基づくサービスで言語聴覚士が行えるのはどれか。

  1. 訪問介護
  2. 介護予防訪問看護
  3. 居宅療養管理指導
  4. 特定施設入居者生活介護
  5. 居宅介護支援
解答<2>

第98問社会福祉援助技術でないのはどれか。

  1. ケースワーク
  2. グループワーク
  3. ケアマネジメント
  4. ソーシャルアクション
  5. ノーマライゼーション
解答<5>

第99問ICFの障害概念で正しいのはどれか。

a.心身機能・身体構造 

b.活動

c.能力低下・能力障害

d.社会的不利

e.参加概念

  1. a、b、c
  2. a、b、e
  3. a、d、e
  4. b、c、d
  5. c、d、e
解答<2>

第100問言語聴覚士法で規定されている業務について正しいのはどれか。

a. 言語聴覚士でない者は人工内耳の調整を行ってはならない。

b. 聴性誘発反応検査は言語聴覚士の業務に含まれない。

c. 言語聴覚士は保健師助産師看護師法が規定する 「診療の補助」行為を行ってはならない。

d. 嚥下訓練は医師または歯科医師の指示の下で行わなければならない。

e. 補聴器装用訓練では聴覚に障害ある者の福祉関連業務を行う者との連携を保たなければならない。

  1. a、b
  2. a、e
  3. b、c
  4. c、d
  5. d、e
解答<5>
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