第101問 正しいのはどれか。
1. インシデントとは患者に障害を及ぼすには至らなかったものである。
2. アクシデントとは医療従事者に過失のない不可抗力的なものである。
3. 医療事故とは医療従事者の過失によるものである。
4. 医療過誤とは刑事責任が確定したものである。
5. 医療訴訟とは医療従事者の刑事責任を問うものである。
第102問 誤っているのはどれか。
1. 冠動脈は上行大動脈の基部から出る。
2. 右心房と右心室の間の房室弁を三尖弁と呼ぶ。
3. 三尖弁は心室の収縮によって閉じる。
4. 左右の肺動脈は右心室から出る。
5. 左右の肺静脈は右心房に入る。
第103問 成人のREM睡眠について正しいのはどれか。
1. 明瞭な夢を見る。
2. 筋緊張が亢進する。
3. よく寝返りをうつ。
4. 脳波で紡錘波がみられる。
5. ゆっくりした眼球運動がみられる。
第104問 先天性疾患でないのはどれか。
1. ウィリアムス症候群
2. ギラン・バレー症候群
3. サリドマイド症候群
4. フェニルケトン尿症
5. ホモシスチン尿症
第105問 正しいのはどれか。
1. 十二指腸潰瘍では食後に痛みが強くなる。
2. 十二指腸潰瘍では胃液分泌が低下している。
3. クローン病では口腔内にも病変が生じる。
4. 過敏性腸症候群では血便が認められる。
5. 潰瘍性大腸炎では非連続的に病変が生じる。
第106問 通風で正しいのはどれか。
1. 男性より女性に多い。
2. 通風発作は女性では月経後に起こる頻度が高い。
3. 通風発作は1週間以上続くのが普通である。
4. 血中の尿酸はプリン体の代謝産物である。
5. 合併症としての肝障害は通風肝と呼ばれる。
第107問 乳幼児にみられるてんかん症候群で正しいのはどれか。
1. ウエスト症候群では発達は正常である。
2. ウエスト症候群の好発年齢は1歳である。
3. レノックス・ガストー症候群では知能は正常である。
4. レノックス・ガストー症候群の発作は薬剤で良好にコントロールされる。
5. 乳児重症ミオクロニーてんかんの初発症状は発熱時の痙攣重積である。
第108問 エピソード記憶を尋ねる質問はどれか。
1. 今日は何月何日ですか。
2. 生年月日はいつですか。
3. 100から7を引くといくつですか。
4. 昨日の夕食は何を食べましたか。
5. 日本で一番高い山の名前は何ですか。
第109問 躁病に特徴的なのはどれか。
1. 過眠
2. 思考抑制
3. 反響言語
4. 体感幻覚
5. 行為心迫
第110問 リハビリテーションの治療対象とならないのはどれか。
1. 亜急性期心筋梗塞
2. 心室性不整脈
3. 肺癌切除術後
4. 閉塞性動脈硬化症
5. 慢性閉塞性肺疾患
第111問 嚥下痛患者で緊急気道確保を必要とする疾患はどれか。
a.喉頭異物
b.急性喉頭蓋炎
c.咽後膿瘍
d.多発性咽頭潰瘍
e.急性喉頭気管気管支炎
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第112問 くも膜下出血の危険因子はどれか。
1. 飲酒(1合/日)
2. 喫煙
3. ジョギング
4. 過呼吸
5. 脂質異常症
第113問 一過性脳虚血発作後に脳梗塞を発症しやすい条件はどれか。
a.ワーファリン服用
b.アスピリン服用
c.糖尿病の合併
d.発作時間が1時間以上
e.60歳以上
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第114問 重症筋無力症の診断に有用なのはどれか。
1. 心電図
2. 頭部MRI
3. ミエログラフィー
4. 神経生検
5. テンシロン試験
第115問 ピエール・ロバン症候群にみられるのはどれか。
1. 過呼吸
2. 口唇裂
3. 口蓋裂
4. 下顎前突症
5. 上顎前突症
第116問 自己の口腔ケアに障害とならないのはどれか。
1. 糖尿病
2. 口腔カンジダ症
3. 認知症
4. 顎関節障害
5. ベーチェット病
第117問 歯性上顎洞炎について正しいのはどれか。
1. 咀嚼筋の運動が障害される。
2. 頬部に板上硬結が発現する。
3. 根尖病巣が主な原因である。
4. 智歯周囲炎が続発する。
5. 感染が拡大するとアフタ性口内炎になる。
第118問 間接喉頭鏡検査において正しいのはどれか。
a.喉頭鏡を体温程度に温める。
b.軽く舌を引き出し前舌母音を発声させる。
c.猫背で顎を前に突き出すようにさせる。
d.鼻腔と上咽頭とを軽く麻酔する。
e.被験者に閉眼させる。
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第119問 舌骨下筋でないのはどれか。
1. 胸骨舌骨筋
2. 顎二腹筋
3. 胸骨甲状筋
4. 甲状舌骨筋
5. 肩甲舌骨筋
第120問 両耳聴と方向覚とで誤っているのはどれか。
1. 両耳聴現象には融合能と分解能とがある。
2. 左右耳からの情報は蝸牛神経核で融合される。
3. 両耳聴融合能検査に両耳語音明瞭度検査がある。
4. 方向覚検査にイヤホンによる音像定位法がある。
5. 両耳聴検査は後迷路性難聴の診断に用いられる。
第121問 正しいのはどれか。
a.下丘の神経線維は外側膝状体を経て聴放線となる。
b.上オリーブ核の神経線維は内側毛帯を経て下丘に至る。
c.蝸牛神経核の神経線維の一部は対側上オリーブ核に至る。
d.ラセン神経節細胞からの樹状突起は内有毛細胞にシナプス結合する。
e.上オリーブ核からの遠心性線維は外有毛細胞にシナプス結合する。
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第122問 下位運動ニューロンが障害された時の症状はどれか。
a.筋痛
b.筋強剛
c.筋萎縮
d.筋力低下
e.腱反射亢進
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第123問 誤っている組み合せはどれか。
1. 内包 - 投射線維
2. 聴放線 - 投射線維
3. 脳梁 - 交連線維
4. 弓状束 - 交連線維
5. 上縦束 - 連合線維
第124問 奥行き知覚をもたらす要因でないのはどれか。
1. 肌理の勾配
2. 陰性残像
3. 両眼視差
4. 輻輳
5. 運動視差
第125問 技能学習について誤っているのはどれか。
1. 知覚運動学習とも呼ばれる。
2. 結果の知識は重要な要因である。
3. 2段階で進行する。
4. 熟練素津お動作は自律的になっていく。
5. 右手で学習した技能は左手に転移する。
第126問 条件づけについて誤っているのはどれか。
1. 恐怖条件づけは古典的条件づけである。
2. 古典的条件づけでは反応は自発される。
3. 逆行条件づけは古典的条件づけの手続きの一つである。
4. オペラント条件づけでは反応に強化が与えられる。
5. バイオフィードバックはオペラント条件づけによる技法である。
第127問 精神物理学的測定法での全知的手続きはどれか。
1. 調整法
2. 恒常法
3. 上下法
4. 一対比較法
5. 適応法
第128問 正しいのはどれか。
1. パーソナリティは環境の影響を受けない。
2. MMPIは診断面接技法である。
3. SCTは多肢選択肢による質問紙調査法である。
4. Eysenck,H.Jは循環気質を提唱した。
5. Kretschmer,Eはパーソナリティを類型論的に捉えた。
第129問 回避性パーソナリティ障害について正しいのはどれか。
a.親密な関係でも関わりが持ちづらい。
b.気分の落ち込みはみられない。
c.顕著な攻撃性がみられる。
d.他者が嫉妬していると思い込む。
e.幼少期より対人関係が苦手である。
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第130問 系統的脱感作法と関係あるのはどれか。
1. 嫌悪条件づけ
2. 拮抗条件づけ
3. 反応形成
4. 弁別学習
5. 観察学習
第131問 発達研究における横断的方法について正しいのはどれか。
a.発達のプロセスの条件分析ができる。
b.時間的コストがかかる。
c.対象者の匿名性を保証しやすい。
d.一時的において異なる年齢群を対象にする。
e.遺伝要因と環境要因とを分離できる。
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第132問 Erikson.E.H.の人格発達論に関連しないのはどれか。
1. ライフサイクル
2. 同一性
3. 漸成発達
4. モラトリアム
5. 臨界期
第133問 愛着に関係ないのはどれか。
a.Bower,T.G.R.
b.感覚運動的知能
c.内的作業モデル
d.ストレンジ・シチュエーション法
e.ホスピタリズム
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第134問 発達の研究に用いないのはどれか。
1. 双生児法
2. 馴化・脱馴化法
3. 自由連想法
4. 選好注視法
5. 家系研究法
第135問 鼻音性をもたないのはどれか。
1. [m]
2. [n]
3. [ ]
4. [g]
5. [a~]
第136問 「シ」の子音の国際音声記号(IPA)はどれか。
1. [c]
2. [ ]
3. [ ]
4. [c’]
5. [c]
第137問 01(2345)6789のような電話番号を2桁ずつまとめて読むときに起こる現象はどれか。
1. 音節数のみをそろえる。
2. モーラ数のみをそろえる。
3. アクセントの型のみをそろえる。
4. 音節数とアクセントの型をそろえる。
5. モーラ数とアクセントの型をそろえる。
第138問 共通語(東京方言)の動詞のアクセントの特徴でないのはどれか。
1. モーラも音節もアクセント位置に影響する。
2. 活用形によってアクセント位置が移動する。
3. 同じ長さの有核動詞のアクセント位置は同じである。
4. 無核同士でも活用形によってはアクセントが生じる。
5. nモーラ語ではn+1種類の対立がある。
第139問 母音の声門音源はどれか。
1. 声門の平均粒子速度
2. 声門の面積速度
3. 声門の体積速度
4. 声門の平均音圧
5. 声門上下の圧力差
第140問 単独発話の「つばさ(翼)」の「つ」で確定が不可能な音声区間はどれか。
1. 無音区間
2. 破裂区間
3. 摩擦区間
4. VOT
5. 母音区間
第141問 日本語文音声の基本周波数(ピッチ)曲線と関係ないのはどれか。
a.リズム
b.ラウドネス
c.アクセント
d.イントネーション
e.ダウンステップ
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第142問 1000Hz純音を最も効率よくマスクできるのはどれか。
1. 白色雑音
2. 桃色雑音
3. 加重不規則雑音
4. 中心周波数1000Hzの1/3オクターブ帯域雑音
5. 中心周波数1000Hzの1オクターブ帯域雑音
第143問 子音語幹動詞(五段動詞)が存在しないのはどの行か。
1. か行
2. が行
3. さ行
4. ざ行
5. ば行
第144問 日本語(共通語)の「あげる」と「くれる」の説明として適切でないのはどれか。
1. 「あげる」も「くれる」も直示表現である。
2. 「あげる」のほうが無標で、「くれる」が有標である。
3. 話し手の視点によって使い分けられる。
4. 両方使える場合がある。
5. 話し手が聞き手に物を与える場合、「くれる」が用いられる。
第145問 現代日本語の敬語の性質として適切なのはどれか。
a.話題の人物に対する敬語と聞き手に対する敬語とに分けられる。
b.相対敬語的というよりは絶対敬語的である。
c.尊敬語は従属節内では用いられない。
d.「ございます」は尊敬語としても用いられる。
e.上下関係だけでなく親疎関係によっても用いる敬語が異なる。
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第146問 誤っているのはどれか。
1. 初期に獲得される語彙は生活に密着した語が多い。
2. 助詞の獲得過程で最も多い誤用は格助詞である。
3. 音声による意図的伝達は誕生直後から現れる。
4. 言語環境は初語の出現に関係する。
5. 平均発話長(MLU)は自発話の文法発達指標である。
第147問 「バイスティックの7原則」に適合する援助者の態度はどれか。
a.クライアントの言動を一般社会に受容されやすい行動パターンに導く。
b.クライアントの否定的または独善的な感情の表現にも積極的に感情移入する。
c.様々なサービスの情報を提供し、クライアント自身が選択できるように促す。
d.自己の感受性を働かせ、クライアントの言動の裏に潜む感情を理解しようと努める。
e.クライアントの問題や困難の類型化を避け、個人に合わせた対応に努める。
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第148問 ノーマライゼーションの考え方はどれか。
a.障害者のニーズに合わせて入所型施設を増やし、介護者の負担を軽減する。
b.障害者が地域社会の構成員として地域で通常の生活を営めるようにする。
c.障害の有無や程度にかかわらず、自己のライフスタイルの選択を可能とする。
d.能力主義や経済効率主義とは異なる共生社会の価値観を基礎とする。
e.障害者が健常者と同じ機能を持つまでに回復させることを理想とする。
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第149問 医療法が規定する医療提供施設はどれか。
a.調剤を実施する薬局
b.介護老人保健施設
c.精神保健福祉センター
d.衛生検査所
e.保健所
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第150問 言語聴覚士法が規定しうる欠格事由について正しいのはどれか。
1. 言語聴覚士でないのにその名称をしようした前歴のあるものは、免許を取得できない。
2. 言語聴覚士の業務とは無関係の犯罪によって罰金以上の刑に処せられた者は、欠格事由に該当しない。
3. 心身の障害により業務を適性に行うために必要な認知、判断及び意思疎通を適切に行うことができない者は、欠格事由に該当する。
4. 申請者が麻薬中毒であるとの理由で免許を与えないとするときは、申請者の求めがあれば、その意見を聴取しなければならない。
5. 言語聴覚士が欠格事由によって免許を取り消された後、その取り消しの理由に該当しなくなったときは、再免許を与えなければならない。
第151問 正しいのはどれか。
1. 特異性言語障害では知的発達に著しい遅れはない。
2. 口唇口蓋裂では鼻咽腔閉鎖不全によって側音化構音を生じる。
3. 加齢に伴う生理的な難聴は本人の訴えで周囲が気付く。
4. 吃音は発吃の状況によって発達性吃音と心因性吃音との二つに分けられる。
5. 意識障害があっても言語機能の障害の有無は鑑別できる。
第152問 ICF(国際生活機能分類)について誤っている組み合せはどれか。
1. 心身機能 - 教育レベル
2. 活動 - ADL
3. 参加 - 家庭生活
4. 環境因子 - 社会福祉制度
5. 個人因子 - コーピングスタイル
第153問 正しい組み合せはどれか。
1. 標準失語症検査(SLTA) - 大脳皮質指数
2. K-ABC心理・教育アセスメントバッテリー - 発達指数
3. 実用的コミュニケーション能力検査 - 失語指数
4. 新版K式発達検査 - 言語学習指数
5. WAIS-Ⅲ成人知能検査 - 処理速度群指数
第154問 誤っている組み合せはどれか。
1. 左下前頭回 - 喚語困難
2. 左縁上回 - 音韻性錯語
3. 左中前頭回脚部 - 失書
4. 左中側頭回 - 発話量の低下
5. 左側頭葉後下部 - 漢字の失読
第155問 正しい組み合せはどれか。
1. 意味性錯書 - 「井」を「丼」と誤る。
2. 類音的錯書 - 「新聞」を「伸分」と誤る。
3. 音韻性錯書 - 「猫」を「犬」と誤る。
4. 転位 - 「きのこ」を「ちのこ」を誤る。
5. 形態性錯書 - 「きって」を「きて」と誤る。
第156問 超皮質性感覚失語にみられる症状はどれか。
a.反響言語
b.復唱良好
c.読解良好
d.迂言
e.流暢な発話
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第157問 ブローカ失語をきたす病巣に含まれるのはどれか。
a.左中心後回下部
b.左中心前回下部
c.左下前頭回三角部
d.左下前頭回弁蓋部
e.左下前頭回眼窩部
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第158問 ジャルゴンについて誤っているのはどれか。
1. ウェルニッケ失語で生じる。
2. 自己修正をする。
3. 未分化性ジャルゴンは無意味は語音が連続する。
4. 新造語性ジャルゴンでは機能語が認められる。
5. 錯語性ジャルゴンは語の意味関係がはっきりしない。
第159問 失語症における認知神経心理学的アプローチとして誤っているのはどれか。
1. 情報処理モデルを利用する。
2. 失語症のタイプ別にアプローチする。
3. 治療仮説を立て妥当性を検討する。
4. 保存されている機能を調べる。
5. 刺激変数をコントロールする。
第160問 小児失語の原因疾患として最も多いのはどれか。
1. 脳梗塞
2. 脳腫瘍
3. 頭部外傷
4. 脳炎
5. くも膜下出血
第161問大脳の活動を調べる検査でないのはどれか。
1. エックス線CT
2. fMRI
3. PET
4. 脳波
5. 脳磁図
第162問 相貌失認に合併する頻度が高いのはどれか。
1. 物体失認
2. 画像失認
3. 純粋失読
4. 観念性失行
5. 地誌的失見当
第163問 幻視をきたしやすい疾患はどれか。
1. 正常圧水頭症
2. ハンチントン病
3. 前頭側頭型認知症
4. アルツハイマー病
5. レビー小体型認知症
第164問 DSM-Ⅳ-TRの学習障害に含まれるのはどれか。
a.表出性言語障害
b.推論の障害
c.受容性言語障害
d.読みの障害
e.算数障害
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第165問 知的障害の原因になりにくいのはどれか。
a.ソトス症候群
b.ピエール・ロバン症候群
c.トリーチャー・コリンズ症候群
d.プラダー・ウィリー症候群
e.歌舞伎症候群
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第166問 自閉症スペクトラム障害について正しいのはどれか。
a.家族内集積性がある。
b.有病率は約1.5%である。
c.有病率に民族差がある。
d.精神遅滞が約15%にみられる。
e.てんかんの合併率は約0.9%である。
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第167問 正しい組み合せはどれか。
1. K-ABC - 同時処理
2. PVR-T - 言語表現
3. 〈S-S法〉 - 目と手の協応
4. 田中ビネー知能検査Ⅴ - 言語性IQ
5. WPPSI - PASSモデル
第168問 3歳児健康診査の項目で適切でないのはどれか。
1. 自分の姓名を言う。
2. まねて丸を描く。
3. 長い、短いがわかる。
4. ままごとで役を演じる。
5. じゃんけんで勝負を決める。
第169問 自閉症児の対人コミュニケーション評価の指標として優先順位が低いのはどれか。
1. 指さしがあるか。
2. 人に笑いかけるか。
3. 視線が合うか。
4. 他者からの働きかけに応えるか。
5. 音声を模倣するか。
第170問 言語発達遅滞児の訓練で適切なのはどれか。
1. 一度100%正答した課題は完成したものとみなし次に進める。
2. 事物名称の受信(理解)が可能となったら2語連鎖に進める。
3. 2語連鎖「対象+動作」の理解が可能となったら格助詞の理解に進める。
4. 誤反応の際には達成している低いレベルにステップダウンする。
5. 困難な課題を連続させ集中力を育てる。
第171問 ディスレキシア(発達性読み書き障害)の指導で正しいのはどれか。
a.文字の形態を言語化して指導する。
b.意味的文脈の中で漢字の読みを指導する。
c.漢字は筆順より形を重視して書く指導をする。
d.仮名文字が読めるようになってから仮名単語を読む指導を始める。
e.文字は罫線のない白紙に書く。
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第172問 3歳で発語がない脳性麻痺児の言語指導で適切なのはどれか。
1. 音声言語による表現を重視する指導
2. 大きい声と発声持続による発声指導
3. 正しい構音を獲得するまでの繰り返し構音指導
4. 視覚シンボルを用いたコミュニケーション指導
5. 文字を用いたコミュニケーション指導
第173問 5歳で統合保育のダウン症児に対する巡回指導者の対応で適切でないのはどれか。
1. 他児との関わりを観察し評価する。
2. 全体活動への参加の仕方を観察し評価する。
3. 保護者と園の方針が異なる場合には保護者の意見を優先する。
4. 子どもが一斉指示を理解できないときの担任の対応について助言する。
5. クラス担任が指導に自信を持てるよう助言する。
第174問 声帯の器質的異常を伴うのはどれか。
1. 過緊張性発声障害
2. 変声障害
3. 痙攣性発声障害
4. 心因性音声障害
5. 声帯溝症
第175問 誤っている組み合せはどれか。
1. 喉頭筋電図検査 - 喉頭麻痺の予後
2. MRI検査 - 喉頭癌の進展
3. ビデオキモグラフィ - 声帯振動の分析
4. GRBAS評価 - 嗄声の程度
5. 声門下圧測定 - 瘢痕声帯の補助診断
第176問 喉頭肉芽腫の治療として適切でないのはどれか。
a.音声治療
b.放射線治療
c.声帯切除術
d.ステロイド吸入
e.プロトポンプ阻害薬内服
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第177問 気管食道瘻発声の障害にならないのはどれか。
1. 二期的なシャント作製
2. 痰のつまり
3. 唾液の漏れ
4. 指先より大きい気管孔
5. 気管孔の狭窄
第178問 構音運動の解析に用いられないのはどれか。
1. 超音波検査
2. 内視鏡検査
3. エックス線CT検査
4. エックス線透視検査
5. パラトグラフィ
第179問 /t/が/k/に置換している場合の訓練として適切なのはどれか。
a.舌の脱力訓練
b.ブローイング訓練
c.歯間音の利用
d./d/音の利用
e.鼻息鏡の使用
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第180問 舌癌の治療に用いられる手術法として適切でないのはどれか。
1. 舌部分切除術
2. 舌亜全摘術
3. 頸部郭清術
4. 咽頭弁形成術
5. 前腕皮弁による再建術
第181問 異常構音について誤っている組み合せはどれか。
1. 口蓋化構音 - 舌背の挙上
2. 咽頭破裂音 - 舌根の後退
3. 側音化構音 - 口角の偏倚
4. 咽頭摩擦音 - 舌根部での狭め
5. 鼻咽腔構音 - 鼻音化
第182問 パーキンソン病にみられないのはどれか。
1. 低い声
2. 声量の増加
3. 声の震え
4. 単調な話し方
5. 音の繰り返し
第183問 筋萎縮性側索硬化症患者へのアプローチとして適切でないのはどれか。
1. 誤嚥性肺炎の予防
2. PLPの装着
3. 家族へのコミュニケーション方法の指導
4. 意思伝達装置の利用
5. 代償的構音
第184問 誤っているのはどれか。
1. 新生児の喉頭蓋先端は軟口蓋と接する。
2. 高齢者では誤嚥を起こしやすくなる。
3. 女性は男性より喉頭が高位にある。
4. 咬筋は顔面神経支配である。
5. 側頭筋は咀嚼筋である。
第185問 誤っている組み合せはどれか。
1. 超音波検査 - 食塊形成
2. 頸部聴診法 - 咽頭残留
3. 反復唾液嚥下テスト - 誤嚥
4. 嚥下内視鏡検査 - 鼻咽腔閉鎖機能
5. 咳テスト - 不顕性誤嚥
第186問 正しいのはどれか。
a.輪状咽頭筋切断術は食道入口部の抵抗を減らす。
b.喉頭挙上術の合併症として呼吸困難がある。
c.気道食道分離術後は誤嚥が消失する。
d.気管切開術は嚥下食道期を障害する。
e.胃瘻から栄養摂取すると嚥下性肺炎を起こさない。
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第187問 吃音について正しいのはどれか。
1. 幼児期は症状の変動が小さい。
2. メンタルリハーサル法は発話訓練を含む。
3. 硬起声の発声訓練を行う。
4. 発達性吃音は獲得性吃音より治療率が高い。
5. 核特性吃音は聴覚遅延フィードバックで改善する。
第188問 3歳児の男児。主訴は「ことばがつまる」。検査で適切でないのはどれか。
1. 遊び場面での発話
2. 絵単語呼称
3. 絵の説明
4. 音韻の弁別
5. 質問応答
第189問 先天性難聴の早期発見・対応と望ましい実施時期との組み合せで誤っているのはどれか。
1. 聴覚スクリーニング検査 - 1ヶ月齢以内
2. 精密聴力検査 - 3ヶ月齢以内
3. 療育開始 - 6ヶ月齢以内
4. 補聴器装用開始 - 18ヶ月
5. 受話器による閾値測定 - 36ヶ月
第190問 小児の先天性真珠種について正しいのはどれか。
a.耳小骨奇形を合併することがある。
b.難聴が進行することがある。
c.耳管機能障害が誘因である。
d.大部分が自然に消失する。
e.鼓膜に穿孔がない。
v
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第191問 3歳の男児。主訴は「発音が不明瞭で聞き返しがある」。適切な検査はどれか。
a.構音検査
b.遊戯聴力検査
c.語音明瞭度検査
d.自記オージオメトリ
e.言語発達検査
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第192問 言語ベースの聴覚学習について適切でないのはどれか。
1. 音声の韻律的情報を多用する。
2. 視覚的な手がかりを活用する。
3. 検出、弁別、識別の順に実施する。
4. 反復聴取を楽しめる遊びを利用する。
5. 絵本の読み聞かせを繰り返し行う。
第193問 正しいのはどれか。
1. 先天性難聴は小児難聴の半数未満である。
2. 遺伝子異常による先天性難聴は生後進行しない。
3. 先天ろうの両親の子がろうである率は9割程度である。
4. 風疹の胎内感染による先天性難聴は出生後に進行することが多い。
5. 同一の遺伝子が原因の難聴は、異なる家系でもよく似た聴力型を示す。
第194問 68歳の男性。老人性難聴。主訴は「電車の社内放送が頭に響き不快」。考えられる要因はどれか。
1. カクテルパーティ効果
2. 一過性閾値上昇
3. 加重現象
4. 分離現象
5. 感音難聴
第195問 一般に手術治療が適応でない疾患はどれか。
a.先天性一側性感音難聴
b.滲出性中耳炎
c.外リンパ瘻
d.耳硬化症
e.老人性難聴
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第196問 老人性難聴について正しいのはどれか。
1. 左右の聴力差が大きい。
2. 聞き取り練習は単音節レベルを重視して行う。
3. 雑音下の語音聴取能は若年者より低下する。
4. 外耳道開放型補聴器の有効性は低い。
5. 聴力レベルが変動する。
第197問 デジタル補聴器の機能で誤っているのはどれか。
1. 周波数帯域を細分化し選択的なノンリニア増幅が可能である。
2. ハウリングに対しフィードバックキャンセラーが働く。
3. 音声とノイズとを区別し後者を抑制する。
4. 特定の話者を判断し増幅特性を変更できる。
5. 強大音に対し増幅抑制を行う。
第198問 幼児の人工内耳のマッピング(プログラミング)で適切なのはどれか。
1. 神経反応テレメトリー(NRT)の閾値をTレベルとする。
2. 条件づけ形成後に実施する。
3. コード化法にF1F2法を用いる。
4. 電極間バランスの調整を行う。
5. 聴性行動反応を観察する。
第199問 聴覚障害児に対する二言語二文化法による指導について正しいのはどれか。
1. 手話から初期言語に移行する。
2. 聴覚音声から書記言語に移行する。
3. キューサインから音声言語に移行する。
4. 指文字から仮名文字に移行する。
5. 音声対応手話から音声言語に移行する。
第200問 先天性盲ろうのハイリスクとなる因子はどれか。
a.先天性重症黄疸
b.口蓋裂
c.母体の風疹感染
d.超低体重出生
e.アミノグリコシド配糖体の母体投与
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e