第1問 ICF(国際生活機能分類)における心身機能(body function)はどれか。
a.味覚
b.調理
c.乗り移り(移乗)
d.問題解決
e.運動耐容能
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第2問 日本での小児への予防接種について、正しいのはどれか。
1. 麻疹風疹混合ワクチンは1回接種である。
2. おたふくかぜワクチンは定期接種である。
3. インフルエンザワクチンは定期接種である。
4. hibワクチンは定期接種である。
5. B型肝炎ワクチンは、母子感染予防に用いられる。
第3問 筋と運動神経支配との組み合わせで誤っているのはどれか。
1. 胸鎖乳突筋 - 副神経
2. 側頭筋 - 三叉神経
3. 頬筋 - 顔面神経
4. 舌筋 - 舌咽神経
5. 輪状咽頭筋 - 迷走神経
第4問 脳の領域と関連する機能との組み合わせで誤っているのはどれか。
1. 左上側頭回後部 - 言語の聴覚的理解
2. 左角回 - 文字の視覚情報と聴覚情報との結合
3. 左前頭葉後部 - 発話のプログラム
4. 左前頭葉上部内側 - 言語活動の開始
5. 左横側頭回 - 身体と空間の関係づけ
第5問 ホルモンとその分泌器官との組み合わせで誤っているのはどれか。
1. 成長ホルモン - 下垂体前葉
2. エストロゲン - 副腎皮質
3. アドレナリン - 副腎髄質
4. グルカゴン - 膵臓
5. アンドロゲン - 精巣
第6問 二次性高血圧の原因で誤っているのはどれか。
1. 片側性腎動脈狭窄
2. プロラクチン産生腫瘍
3. 慢性糸球体腎炎
4. 褐色細胞腫
5. クッシング症候群
第7問 正しいのはどれか。
1. 右心不全ではうっ血性肝硬変が起こる。
2. 右心不全では心臓喘息が起こる。
3. 右心不全では頸動脈の怒張がみられる。
4. 左心不全では血中アルドステロン濃度が低下する。
5. 左心不全では動脈血酸素濃度が増加する。
第8問 重症心身障害児の合併症でないのはどれか。
1. 骨折
2. 脊柱側弯症
3. 胃食道逆流
4. 閉塞性無呼吸
5. 小児欠伸てんかん
第9問 誤っているのはどれか。
1. ターナー症候群は男児にみられる。
2. ダウン症候群は21トリソミーである。
3. 脳障害の合併は常染色体異常症に多い。
4. 自然流産の原因には児の染色体異常が多い。
5. ヒトの体細胞には22対の常染色体がある。
第10問 うつ病に特徴的なのはどれ。
1. 寝言
2. 悪夢
3. 中途覚醒
4. 入眠時幻覚
5. もうろう状態
第11問 アルツハイマー病患者への対応で適切なのはどれか。
1. 心理療法は用いない。
2. 患者には病名告知をしない。
3. 幻覚については否定をしない。
4. 妄想については説得に努める。
5. 問題行動のたびに注意する。
第12問 脳卒中片麻痺患者のADLで誤っているのはどれか。
1. 車いす駆動は非麻痺側上下肢で行う。
2. シャツの更衣では麻痺側上肢の袖から通す。
3. 起き上がりの動作では非麻痺側を下にして寝返る。
4. ベッドから車いすへの移乗では麻痺側寄りに車いすをつける。
5. 段差を上る際には非麻痺側下肢から上げる。
第13問 脳梗塞患者の合併症の治療で適切でないのはどれか。
1. うつ状態 - 抗うつ薬投与
2. 痙縮 - ベッド上安静
3. 関節拘縮 - ROM(Range of Motion)訓練
4. 輪状咽頭筋弛緩不全 - バルーン拡張法
5. 深部静脈血栓症 - ヘパリン投与
第14問 30歳の女性。トイレで強く息んだあと右耳にパチッと言う音がして、その後、ふらつきと難聴が現れた。疑うべき病態はどれか。
1. 内耳炎
2. 突発性難聴
3. 外リンパ瘻
4. 内リンパ水腫
5. 外傷性鼓膜穿孔
第15問 抗パーキンソン病薬L-ドーパの副作用はどれか。
1. 幻覚
2. 振戦
3. 難聴
4. 女性化乳房
5. 低血糖
第16問 電流で損傷を最も受けにくい組織はどれか。
1. 骨
2. 筋
3. 血管
4. 神経
5. 皮膚
第17問 歯周病について誤っているのはどれか。
1. 咬耗は発症の誘因となる。
2. 口腔常在菌によって起こる。
3. 喫煙はリスクファクターである。
4. 保存が不可能の場合は抜歯する。
5. 初期治療として咬合調整を行う。
第18問 口腔の軟組織に発生するのはどれか。
1. 含歯性嚢胞
2. 鼻歯槽嚢胞
3. 術後性上顎嚢胞
4. 原始性嚢胞
5. 歯根嚢胞
第19問 正しいのはどれか。
1. 最長発声持続時間は発声時呼気流率が大きくなると延長する。
2. 成人男子の話声位はおよそ200Hzである。
3. 電子内視鏡検査は開口制限があると困難である。
4. 内喉頭筋の筋電図検査には針電極が適している。
5. 喉頭ストロボスコピーは話声位の評価に有効である。
第20問 輪状甲状筋について正しいのはどれか。
a.片側の麻痺では音声障害は起こらない。
b.支配神経は上喉頭神経外枝である。
c.嚥下第2相で活動は低下する。
d.裏声発声では活動しない。
e.首の前屈で活動は上昇する。
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第21問 54歳の女性。主訴は右難聴と耳鳴、耳閉塞感。初診時のオージオグラムと右耳のティンパノグラムとを図に示す。疑われるのはどれか。
1. メニエール病
2. 滲出性中耳炎
3. 突発性難聴
4. 外リンパ瘻
5. 耳硬化症
第22問 正しいのはどれか。
a.内リンパは血管条で形成される。
b.外リンパは脳脊髄液と交通する。
c.外リンパは内リンパ嚢で生成される。
d.内リンパと外リンパとは蝸牛孔で混合する。
e.内リンパのイオン組成は高ナトリウム、低カリウムである。
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第23問 ウェルニッケ野について正しいのはどれか。
1. 角回の前下方にある。
2. 中側頭回の後方にある。
3. ブローカ野に接している。
4. 一次聴覚野の上方にある。
5. 後大脳動脈によって潅流される。
第24問 視床に限局した病変で生じないのはどれか。
1. 失語症
2. 片麻痺
3. 感覚障害
4. 記憶障害
5. 注意障害
第25問 誤っているのはどれか。
1. 暗順応は単調には進行せず2段階になる。
2. 錐体は網膜の中心部に多く分布する。
3. 色彩知覚は錐体の働きによる。
4. 暗順応は明順応より急速に進む。
5. ヒトの錐体は3種類ある。
第26問 正しい組み合わせはどれか。
1. 要求水準 - Kohler,w.
2. 認知地図 - Tolman,E.C.
3. 概念達成 - Bandura,A.
4. 反応形成 - Bartlett,F.C.
5. 洞察 - Skinner,B.F.
第27問 記憶の固定に関連があるのはどれか。
1. 反応形成
2. 心的回転
3. 同調
4. 体制化
5. 原因帰属
第28問 正しいのはどれか。
1. 順序(序数)尺度上の測定値は平均値を求めることができない。
2. 感覚尺度上の測定値は標準偏差を求めることができない。
3. 比率尺度上の測定値は中央値を求めることができない。
4. 順序(序数)尺度上の測定値は等間隔性が保障される。
5. 名義尺度上の測定値は加算することができる。
第29問 誤っている組み合せはどれか。
1. 極限法 - 期待誤差
2. 継時比較 - 時間誤差
3. 同時比較 - 空間誤差
4. 評定法 - 中心化傾向
5. 調整法 - 光背効果
第30問 心の理論に関係するのはどれか。
1. 同化と調節のバランス
2. 誤信念課題
3. 視覚的断崖
4. 仮説演繹的操作
5. エイジング
第31問 DSM-Ⅳ-TRの不安障害に含まれないのはどれか。
1. 強迫性障害
2. 広場恐怖
3. パニック障害
4. 摂食障害
5. 急性ストレス障害
第32問 認知療法に関係ないのはどれか。
1. 自動思考
2. 代替思考
3. 無意識
4. 推論の誤り
5. スキーマ
第33問 Piaget.J.の発達段階論に関係ないのはどれか。
1. 調節
2. 表象的知能段階
3. 発生的知能感
4. シェマ
5. 初期環境
第34問 典型的な発達について正しいのはどれか。
1. 生後2か月ころに指さし行動が見られ始める。
2. 1歳ころに社会的参照が盛んになる。
3. 2歳ころに喃語が頻繁に聞かれる。
4. 3歳ころに有意味語を話し始める。
5. 4歳ころに2語文を話し始める。
第35問 老年期の特徴について誤っているのはどれか。
a.結晶性知能に比べて流動性知能は低下が緩やかである。
b.可聴範囲が狭くなる。
c.Peck,R.E.によれば身体的健康の危機を超越することが課題である。
d.Erikson,E.H.によれば統合性の獲得が発達課題である。
e.Piaget,J.の発達段階論では象徴的試行段階に相当する。
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第36問 硬口蓋音はどれか。
1. [k]
2. [ ]
3. [ ]
4. [j]
5. [h]
第37問 タ行音の子音で誤っているのはどれか。
1. 「タ」では無声歯茎破裂音である。
2. 「チ」では無声歯茎破擦音である。
3. 「ツ」では無声歯茎破擦音である。
4. 「テ」では無声歯茎破裂音である。
5. 「ト」では無声歯茎破裂音である。
第38問 共通語(東京方言)において音声的に子音のみの違いであり得る組み合わせはどれか。
a.しか(鹿) - つか(塚)
b.ちり(塵) - せり(競り)
c.きみ(黄身) - くみ(組)
d.きしゅう(奇襲) - せしゅう(世襲)
e.ひかく(比較) - くかく(区画)
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第39問 「固形燃料ロケット」の音節数はどれか。
1. 7
2. 8
3. 9
4. 10
5. 11
第40問 長さ17.5cmの声道内を350m/sの音速で伝播する700Hzの正弦波の波長は何メートル(m)か。
1. 0.025m
2. 0.05m
3. 0.5m
4. 2.0m
5. 40m
第41問 やわらかい声質の元になる声門音源波形の特徴として最も適切なのはどれか。
1. oq(声門開放率)が大きい。
2. 周期が長い。
3. 振幅が大きい。
4. 声門開放時間が長い。
5. 声門閉鎖時間が長い。
第42問 最も大きく聞こえるのはどれか。
1. 80dBsplの白色雑音
2. 80dBspl,125Hzの純音
3. 80dBspl、1000Hzの純音
4. 2ソーン、1000Hzの純音
5. 4ソーン、1000メルの純音
第43問 共通語(東京方言)の音韻について適切でないのはどれか。
a.阻害音だけに有声と無声との対立がある。
b.撥音に破裂音が後続する場合、両者の構音点は同じになる。
c.閉鎖性阻害音の音声実現形は有気音の場合も無気音の場合もある。
d.無声子音間の母音の音声実現形は無声母音である。
e.閉鎖性阻害音の音声実現形は閉鎖性を持つ。
第44問複合語の内部構造が修飾関係にあるのはどれか。
1. 読み書き
2. 貸し借り
3. 飲み食い
4. 放し飼い
5. 行き返り
第45問 ヴォイスの現象の例として適切でないのはどれか。
1. 多重主語文
2. 可能文
3. 希望文
4. 受身文
5. 使役文
第46問 Bruner,j.sの考えはどれか。
1. 大人が子どもの反応を強化することで言語が獲得される。
2. 大人は子どもの能力に合わせて言語獲得の足場作りをしている。
3. 大人との信頼関係の成立が言語獲得の基礎となる。
4. 大人の働きかけは子どもの言語能力を引き出す引き金にすぎない。
5. 大人の発話を模倣して子供のは言語を獲得する。
第47問 正しいのはどれか。
1. 母語の音韻体系に対応した知覚能力は生得的に組み込まれている。
2. 音韻の知覚能力は言語環境とは独立して発達する。
3. 言語音と非言語音の弁別が可能になるのは喃語出現後である。
4. 1歳ころには母語以外の音韻知覚能力も高くなる。
5. カテゴリー知覚は音韻弁別の重要な基礎である。
第48問 ICF(国際生活機能分類)の構成要素に含まれないのはどれか。
1. 活動制限
2. 身体構造
3. 能力低下
4. 環境因子
5. 参加制約
第49問 生活保護における医療扶助で正しいのはどれか。
1. 福祉事務所が医療券を発行する。
2. 国民健康保険証を提示して受診する。
3. 指定自立支援医療機関を受診する。
4. 通院時の交通費は自己負担である。
5. 地域包括支援センターで医療機関を紹介される。
第50問 相談援助のプロセスでないのはどれか。
1. インテーク
2. アセスメント
3. アウトリーチ
4. モニタリング
5. エバリュエーション
第51問 正しいのはどれか。
1. 言語聴覚士法は平成11年(1999年)に制定された。
2. 日本では言語聴覚障害への対応は小学校の「ことばの教室」で始まった。
3. 日本では小児領域で働く言語聴覚士数の割合はアメリカより高い。
4. 介護保険領域で働く言語聴覚士数は増加している。
5. 言語聴覚士免許を有する者は医師免許を取得することができない。
第52問 正しい組み合わせはどれか。
a.レット症候群 - 興味や活動の限定
b.痙性構音障害 - 不随意運動
c.健忘性失語 - 再規制発話
d.ダウン症 - 新造語
e.吃音 - 適応性効果
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第53問 統計について正しいのはどれか。
1. 平均値は中央値のことである。
2. 標準偏差は分布の範囲を表している。
3. 「信頼性がある」とは測定に一貫性があるということである。
4. 調べたい集団全体のことを標本という。
5. 観察による評定が甘くなる傾向は天井効果と呼ばれる。
第54問 誤っている組み合せはどれか。
1. 失語症 - マカトン法
2. 自閉症 - TEACCH
3. 音声障害 - リー・シルバーマン法
4. 視覚聴覚二重障害 - 指点字
5. 運動障害性構音障害 - バイオフィードバック
第55問 純粋失読をきたす病巣はどこか。
a.左角回皮質下
b.左尾状核頭部
c.左下前頭回皮質下
d.左前頭葉内側面から脳梁
e.左後頭葉内側面から脳梁
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第56問 発語失行(失構音)について誤っているのはどれか。
1. 浮動性がある。
2. 構音動作の探索がある。
3. 子音の置換がある。
4. 音節の持続時間が変化する。
5. プロソディが保たれる。
第57問 伝導失語について誤っているのはどれか。
1. 左縁上回皮質・皮質下白質病変で生じる。
2. 短文の読解が困難である。
3. 音韻性錯語が多い。
4. 自発話は流暢である。
5. 語長効果がみられる。
第58問 正しい組み合わせはどれか。
1. 交叉性失語 - 左利き
2. ブローカ失語 - 接近行為
3. ウェルニッケ失語 - 語漏
4. 超皮質性運動失語 - 錯文法
5. 純粋失書 - 運動覚性促通
第59問 重度失語症者の評価に用いないのはどれか。
1. ジェスチャーの表出
2. 漢字単語の読解
3. 非言語的記号の理解
4. 系列語の発話
5. 非語の復唱
第60問 標準失語症検査(SLTA)について正しいのはどれか。
1. タイプ分類が自動的にできる。
2. 語彙性判断課題が含まれる。
3. 系列語の表出を調べることができる。
4. 誤り反応に対して正答を教える。
5. ヒント効果を調べることができる。
第61問 失語症訓練について誤っているのはどれか。
1. 呼称訓練で意味キューを用いる。
2. 発語失行訓練で自動的反射的発話を利用する。
3. 会話訓練で伝達手段を指定する。
4. 構文訓練で意味的可逆性を考慮する。
5. メロディック・イントネーション・セラピーは右半球の機能を利用する。
第62問 暗算に関係するのはどれか。
a.エピソード記憶
b.手続記憶
c.意味記憶
d.作業記憶
e.展望記憶
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第63問 脳梁損傷でみられるのはどれか。
a.肢節運動失行
b.観念運動失行
c.拮抗性失行
d.歩行失行
e.着衣失行
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第64問 誤っている組み合せはどれか。
1. 観念性失行 - 利き手の交換
2. 半側空間無視 - 視覚的走査
3. 記憶障害 - 外的補助具
4. 視覚性失認 - 視覚提示
5. 地誌的失見当 - 言語表現
第65問 ICD-10の会話および言語の特異的発達障害に含まれないのはどれか。
a.特異的読字障害
b.特異的会話構音障害
c.受容性言語障害
d.表出性言語障害
e.算数能力の特異的障害
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第66問 乳幼児健康診査について誤っているのはどれか。
1. 児童福祉法に規定されている。
2. 市町村が実施する。
3. 予防接種の実施状況を調べる。
4. 1歳6ヵ月児健康診査は、満1歳6ヵ月を超え満2歳に達しない幼児を対象とする。
5. 3歳児健康診査は、満3歳を超え満4歳に達しない幼児を対象とする。
第67問 注意欠陥/多動性障害の病態と関係の深い神経伝達物質はどれか。
1. アセチルコリン
2. グルタミン酸
3. ヒスタミン
4. ドーパミン
5. セロトニン
第68問 ウィリアムス症候群について誤っているのはどれか。
1. 7番染色体長腕の一部欠失
2. 良好な聴覚言語性短期記憶
3. 妖精様顔貌
4. 視空間認知障害
5. 心室中隔欠損症
第69問 誤っている組み合せはどれか。
a.小学生の読み書きスクリーニング検査 - 音読と模写
b.絵画語彙発達検査(PVT-R) - 機能語の理解
c.<S-S法>言語発達遅滞検査 - 統語方略
d.ITPA言語学習能力検査 - 言語学習年齢
e. 質問-応答関係検査 - 文章の聴理解
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第70問 生活年齢5歳10か月、精神年齢1歳10か月の幼児の精神遅滞の程度はどれか。
1. 境界域
2. 軽度
3. 中等度
4. 重度
5. 最重度
第71問 記憶機能が評価できないのはどれか。
1. WISC-Ⅳ
2. DN-CAS
3. K-ABC
4. AVLT(Reyの聴覚的言語学習検査)
5. DAM(Draw a Man Test)
第72問 誤っている組み合せはどれか。
1. 注意欠陥/多動性障害 - ソーシャルスキルトレーニング(SST)
2. 広汎性発達障害 - 応用行動分析(ABA)
3. 特異的言語発達障害 - ポーテージプログラム
4. ダウン症 - AAC
5. 自閉症 - インリアル法
第73問 自閉症の指導として適切でないのはどれか。
1. 外出の前に行先の写真を見せる。
2. パニックを起こしても最後まで実行させる。
3. 楽しい気持ちをマークや文字で表現させる。
4. 遠足のしおりに写真や絵を入れる。
5. 疲れていることをジェスチャーで表現させる。
第74問 注意欠陥/多動性障害の親への指導で正しいのはどれか。
a.子どもをできるだけほめるようにする。
b.不適切行動があったらすぐに制止する。
c.注意はその場ではなく後でまとめて行う。
d.連絡帳や予定表をつけさせる。
e. 持ち物に名札をつける。
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第75問 正常な発声に必要でないのはどれか。
1. 仮声帯の内転
2. 声門閉鎖
3. 呼気の流れ
4. 声帯筋の緊張
5. 粘膜の弾性
第76問 20歳の男性。主訴は「大きな声が出ない」。話声位は260Hzで声の翻転あり。疑われるのはどれか。
1. 声帯結節
2. ポリープ様声帯
3. 変声障害
4. 痙攣性発声障害
5. 声帯ポリープ
第77問 軟起声発声が治療法として用いられないのはどれか。
a.開鼻声
b.喉頭麻痺
c.声門破裂音
d.声帯結節による音声障害
e.吃音のブロック症状
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第78問 構音の発達過程でラ行音の子音に生じやすい誤りはどれか。
a.省略
b.口蓋化構音
c.側音化構音
d.歯間音化
e.破裂音化
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第79問 構音訓練の適応判断に必要でないのはどれか。
1. 年齢
2. 発話の長さ
3. 異常構音の有無
4. 誤りの一貫性
5. 二次的心理社会的問題の有無
第80問 口腔癌術後の構音障害に関与しないのはどれか。
1. 歯の欠損
2. 咬合異常
3. 開口障害
4. 口腔乾燥
5. 味覚障害
第81問 構音障害をきたさないのはどれか。
a.正中頸嚢胞
b.舌白板症
c.舌下神経麻痺
d.粘膜下口蓋裂
e.無歯顎
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第82問 誤っている組み合せはどれか。
1. 痙性麻痺 - 筋緊張亢進
2. パーキンソン病 - 歯車様固縮
3. 舞踏病 - 有痛性硬直性痙攣
4. 筋萎縮性側索硬化症 - 筋力低下
5. 多系統萎縮症 - 小脳症状
第83問 発話速度のコントロールに用いられるのはどれか。
a.リズミック・キューイング法
b.プッシング法
c.Kayser-Gutzmann法
d.フレージング法
e.聴覚遅延フィードバック
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第84問 成人のAACについて正しいのはどれか。
1. 閉じ込め症候群は対象にならない。
2. 脳血管障害では慢性期に導入する。
3. 認知機能の評価が必要である。
4. ハイテク・コミュニケーション手段の習得を目指す。
5. 聴覚操作法は文字盤より容易に使用できる。
第85問 嚥下造影検査で診断できないのはどれか。
1. 鼻腔内への逆流
2. 咽頭流入
3. 舌根の後方移動
4. カーテン徴候
5. 食道入口部の弛緩不全
第86問 咽頭期嚥下障害の間接訓練はどれか。
a.両唇音の構音訓練
b.舌の運動訓練
c.バルーン拡張法
d.頭部拳上訓練
e.咀嚼訓練
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第87問 嚥下機能改善手術はどれか。
a.声門閉鎖術
b.喉頭部分切除術
c.輪状咽頭筋切除術
d.甲状軟骨形成術Ⅰ型
e. 喉頭拳上術
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第88問 誤っている組み合せはどれか。
1. 早口症 - 不規則な発話速度
2. パーキンソン病 - 加速現象
3. 症候性吃音 - 繰り返し
4. トゥレット症候群 - 発話速度の低下
5. 発語失行 - 不規則な音の誤り
第89問 自動ABRについて正しいのはどれか。
a.ワーブルトーンで刺激する。
b.検査結果は自動解析される。
c.電極を装着して実施する。
d.生後3週から可能である。
e.睡眠導入剤が必要である。
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第90問 8か月の女児。主訴は「呼んでも振り向かない。」聴覚検査法として適切なのはどれか。
a.条件詮索反応聴力検査
b.遊戯聴力検査
c.ピープショウ検査
d.純音聴力検査
e.聴性行動反応聴力検査
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第91問 会話理解におけるトップダウン処理でないのはどれか。
1. 統語文脈による理解
2. 類推による理解
3. 言語知識による理解
4. 単音節識別による理解
5. 能動的聴取による理解
第92問 125~500Hzで45dBHL、1000~4000Hzで90dBHLの両側高音急墜型感音難聴の6歳女児。同児の発声行動でないのはどれか。
a.無声摩擦子音の脱落
b.「さ行」が「た行」に置換
c.母音「い」の歪み
d.抑揚の異常
e.鼻音の脱落
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第93問 純音聴力検査について正しいのはどれか。
1. 骨導検査では振動覚と聴覚の閾値を区別する方法はない。
2. 断続音の閾値が連続音の閾値より高いと機能性難聴を疑う。
3. 検査耳の気骨導差が50dB以上あると非検査耳の遮蔽が困難になる。
4. 伝音難聴のない耳では外耳道の閉鎖によって高音の骨導閾値が低下する。
5. 気導検査の聴力レベルが100dBHLの場合、骨導検査で伝音難聴の有無を判定できる。
第94問 老人性難聴で正しいのはどれか。
a.50歳代で会話音域閾値の上昇が始まる。
b.女性は男性より聴力低下が早く始まる。
c.オージオグラムではC5dipから始まる。
d.糖尿病は発症時期を早める。
e.動脈硬化は発症時期を早める。
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第95問 中等度聴覚障害者の聞き取りにおいて、補聴器装用で改善される点として誤っているのはどれか。
1. 子音弁別能の改善
2. 語音了解度閾値の低下
3. 会話音域音圧の増大
4. 高周波成分の増強
5. 裸耳閾値の改善
第96問 中等度感音難聴症例の単音節聴取における無声子音の異聴先で多いのはどれか。
1. 無声子音
2. 鼻音
3. 弾き音
4. 母音
5. 半母音
第97問 補聴器のハウリング対策として適切でないのはどれか。
1. フック内に音響ダンパーを追加する。
2. イヤモールドが外耳に隙間なく合うよう調節する。
3. イヤモールドのベントを細くする。
4. 騒音抑制機能を使用する。
5. 電話はテレコイルを使うよう指導する。
第98問 ことばが遅いが認知発達は正常な3歳児。ABR無反応であるが歪成分耳音響放射(DPOAE)は正常。この症例に該当する可能性が高いのはどれか。
a.純音での聴力検査の信頼性が低い。
b.語音聴取能が低い。
c.下丘以降の聴覚中枢伝導路に問題がある。
d.人工内耳は適応外である。
e.補聴器の効果は高い。
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第99問 髄膜炎による内耳の骨化が始まりやすい部位はどれか。
1. コルチ器
2. 頂回転
3. 中回転
4. 基底回転
5. 蝸牛軸
第100問 先天性盲ろう児の行動特徴と療育について誤っているのはどれか。
1. 多感覚で概念形成を図る。
2. 一定の合図をしてから関わる。
3. 自己刺激的な行動に入りがちである。
4. 母子関係では愛着が形成されやすい。
5. 独歩・探索が可能になっても養育者と行動することを好む。