私の職場では言語障害(主に失語症・構音障害)の方に対してST集団リハビリをしています。今回は集団リハビリ内で起こった話。

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STが毎週課題を考えて利用者さんに取り組んでもらうのですが、いくつか人気の課題があります。なかでもおもちゃのお金を使った課題「ギャンブル」が人気です。人間の本性もみられてST側も楽しんでしまいます。

今回は1対1のゲームで、どちらの利用者さんが勝つかを賭けるもの。利用者さんは賭けとゲーム両方参加してもらいます。資金はおもちゃの千円札5枚。ゲームに勝てば賞金がもらえて、賭けに勝てば倍になって戻ってくる仕組み。完全に競馬ですね(笑)楽しくワイワイ賭けるはずが・・・。みなさんゲームもお金を賭ける時も真剣そのもの。普段単語の表出が少ない失語症の方が「あっち(利用者さんを見て)!2!(2千円)これでいく!」と熱くなり、全額出して「これで勝負する」と意気込む構音障害の方。「どっちにしようかな~迷うな~」と話した重度のジャーゴン(話している内容が推測できない)様発話の方など・・・。ここには書ききれないくらいの「人間の欲望丸出し」の発言が多く出ました。最終的に儲けたのは2人ほど。コツコツと賭けた方だけが得をした結果となりました。

おもちゃでもここまで熱くなれるのです。この課題で利用者さんの「病前の時の姿・性格」を見た気がしました。ちなみに、私も賭けだけこっそり参加しました。惨敗でした(笑)

この記事の投稿者

ながと
ながと
言語聴覚士。1年目から介護老人保健施設で働いています。介護保険分野ではSTの活動人口はまだまだ少ないです。回復期病院でのリハビリを経て、在宅で生活をしている方々と生活期STがどんな風に関わっているのか、介護保険領域で大切な事は機能訓練より・・・〇〇!?など奥が深い生活期の魅力を伝えていきます!
得意分野・・・発声発語領域、摂食・嚥下領域、介護保険全般、介護予防
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