第101問 近年の我が国の自殺死亡者について正しいのはどれか。
1. 年々減少している。
2. 男性より女性が多い。
3. 高齢者より未成年者が多い。
4. 最も多い理由は家族問題である。
5. 交通事故による死亡者より多い。
第102問 副神経の支配を受けるのはどれか。
a.前斜角筋
b.胸鎖乳突筋
c.僧帽筋
d.肩甲拳筋
e.大菱形筋
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第103問 誤っているのはどれか。
1. 蝸牛窓の遮蔽効果によって音圧が10?20dB増強される。
2. 鼓膜とアブミ骨底板の面積比によって音圧が25dB増強される。
3. ツチ骨とキヌタ骨のてこ比によって音圧が2.5dB増強される。
4. 70dB以上の強大音に曝露されるとアブミ骨筋反射がみられる。
5. 蝸牛基底板の最大振幅部位は高音ほどアブミ骨底板から離れる。
第104問 液体の嚥下について正しいのはどれか。
1. 液体を口に入れるまでを先行期という。
2. 口腔から咽頭への液体の移動は重力で行われる。
3. 液体が上咽頭に入ると咽頭期嚥下運動が始まる。
4. 咽頭期に喉頭は前下方に移動する。
5. 食道入口部の弛緩時間は高齢者では延長する。
第105問 温熱療法の効果でないのはどれか。
1. コラーゲン線維の伸展
2. 鎮痛作用
3. 鎮連作用
4. 局所血流増加
5. 抗炎症作用
第106問聴力改善手術でないのはどれか。
1. 鼓室形成術
2. 中耳根治術
3. アブミ骨手術
4. 人工内耳手術
5. 鼓膜チューブ留置術
第107問ハント症候群でみられるのはどれか。
a.カハール陥凹(Carhart notch)
b.外耳の発疹
c.眼振を伴う平衡障害
d.アブミ骨筋反射の消失
e.単純ヘルペスウイルス感染
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第108問 下腿や足に生じる難治性潰瘍の原因でないのはどれか。
1. 下肢静脈瘤
2. 動脈硬化
3. 下肢深部静脈血栓症
4. 糖尿病
5. 寝たきり状態
第109問 誤っている組み合せはどれか。
1. ロタウィルス - 経口感染
2. C型肝炎ウィルス - 経口感染
3. 単純ヘルペスウィルス - 接触感染
4. インフルエンザウィルス - 飛沫感染
5. 麻疹ウィルス - 飛沫感染
第110問 多発性硬化症でみられないのはどれか。
1. 視力障害
2. 失語
3. 片麻痺
4. 構音障害
5. 多発ニューロパチー
第111問 パーキンソン病でみられるのはどれか。
a.寡動
b.痙直
c.小脳性運動失調
d.便秘
e. 立ち直り反射障害
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第112問 脳出血の原因でないのはどれか。
1. 高血圧
2. 抗血小板薬服用
3. 抗凝固薬服用
4. 高LDLコレステロール血症
5. 肝硬変
第113問 正しいのはどれか。
a.極低出生体重児では脳室周囲白質軟化症の合併がみられる。
b.核黄疸は大脳基底核へのへモジデリンの沈着によって起こる。
c.重症仮死を合併した児はアプガースコアが高い。
d.早患児の脳室内出血の合併はまれである。
e.新生児の痙攣の原因には低血糖がある。
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第114問 誤っているのはどれか。
1. 小児欠神てんかんでは知的発達は正常である。
2. ウエスト症候群では発達の遅れを合併する。
3. 単純型熱性痙攣は家族性であることが多い。
4. 痙攣重積発作では救急治療を要する。
5. 憤怒痙撃は薬物治療が必要である。
第115問 76歳の女性。アルツハイマー病。最近、夜間の徘徊がひどく、目が離せなくなってきた。対応として適切でないのはどれか。
1. GPS(位置決定システム)機能を利用する。
2. 夜間のみベッドに拘束する。
3. 玄関の鍵を複数つけておく。
4. 精神安定薬の使用は最少限にする。
5. 衣服に名前と連絡先を書いておく。
第116問 埋状歯と関係ないのはどれか。
1. 歯胚位置異常
2. 歯根吸収
3. 不正歯列
4. 含歯性嚢胞
5. 下顎隆起
第117問 正しい組み合せはどれか。
1. 口腔扁平苔蘚 - ウイルス感染症
2. 口腔カンジダ症 - 角化性病変
3. ガマ腫 - 粘液嚢胞
4. 再発性アフタ - ダウン症候群
5. 手足口病 - 細菌感染症
第118問 誤っているのはどれか。
a.安静呼吸では声帯は外転位にある。
b.後輪状披裂筋は声門開大筋である。
c.声帯遊離縁の粘膜は重層扁平上皮である。
d.声を高くすると輪状甲状間隙は狭くなる。
e.喉頭の知覚神経は上喉頭神経外枝である。
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第119問 鼻咽腔閉鎖不全で生じないのはどれか。
a.開鼻声
b.飲食物の鼻漏出
c.声域の狭小化
d.気息性嗄声
e.誤嚥
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第120問 聴性脳幹反応に関与するのはどれか。
a.下丘
b.外側毛帯
c.外側膝状体
d.前庭神経核
e.上オリーブ核
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第121問 心因性難聴で正しいのはどれか。
a.高齢者に多い。
b.補充現象は陽性である。
c.高音障害型難聴を呈する。
d.聴性脳幹反応は正常である。
e.自記オージオメトリでJergerⅤ型を呈する。
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第122問 意味性認知症の病変の主座はどれか。
1. 視床
2. 尾状核
3. 前頭前野
4. 前部側頭葉
5. 下頭頂小葉
第123問 錐体路障害による症候でないのはどれか。
1. 振戦
2. 痙性麻痺
3. 偽性球麻痺
4. 健反射亢進
5. バビンスキー反射
第124問 オペラント条件づけについて正しいのはどれか。
1. 罰訓練はオペラント条件づけに含まれない。
2. 省略訓練(オミッション)は特定の反応を消去する。
3. 部分強化すると消去は速くなる。
4. 逃避・回避訓練は特定の反応を減衰させる。
5. 報酬訓練は特定の反応を減衰させる。
第125問 正しいのはどれか。
1. 社会的動機づけには明確な誘因は存在しない。
2. ホメオスタシス性動機づけには明確な動因は存在しない。
3. 内発的動機づけには明確な誘因が存在する。
4. 探索行動は内発的動機づけに支えられている。
5. 性行動は内発的動機づけに支えられている。
第126問 誤っているのはどれか。
a.同様の課題を経験していれば類推による推理が生じやすい。
b.習慣的な構えは新しい解法の発見を阻害する。
c.個別の事例を集めて一般的な原理を引き出すのを帰納法と呼ぶ。
d.一般的な原理から個別の事例を推論するのを拡散的思考と呼ぶ。
e.発見は、孵卵期、準備期、啓示期、検証期の順で進む。
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第127問 恒常法の手続きとして正しいのはどれか。
1. 被験者が刺激を変化させる。
2. 被験者の反応に応じて与える刺激を変化させる。
3. 刺激を一定の方向で変化させながら提示する。
4. 刺激をランダムに提示する。
5. 被験者の指示によって刺激を変化させる。
第128問 性格に関する多数の質問項目への評定から基本的な性格特性の次元を探るために用いる分析はどれか。
1. 因子分析
2. 重回帰分析
3. 分散分析
4. 共分散分析
5. 正準相関分析
第129問 うつ病の症状でないのはどれか。
1. 意欲低下
2. 思考抑制
3. 感情鈍麻
4. 体重減少
5. 早朝覚醒
第130問 正しい組み合せはどれか。
1. Kretschmer,E - 執着気質
2. Eysenck,H.J. - ビックファイブ
3. Guilford,J.P - 神経症傾向
4. Jung,C.G - 内向型
5. Freud S. - 循環気質
第131問 クライアント中心療法について誤っているのはどれか。
1. Rogers,C.Rによって創始された。
2. セラピストはクライアントのために解決法を教示する。
3. セラピストはクライアントを共感的に理解する。
4. セラピストはクライアントの感情を明瞭化する。
5. セラピストはクライアントの行動にフィードバックを与える。
第132問 発達研究における横断的方法について正しいのはどれか。
1. 実験的研究には適さない。
2. 一時点において異なる年齢群を対象とする。
3. 対象となる年齢層は限定される。
4. 世代による発達の違いを検討できる。
5. 発達のプロセスの個人差を検討できる。
第133問 Piaget,Jの設定した形式的操作段階の特徴はどれか。
1. ごっこ遊びを盛んに行う。
2. 反射的行動が中心である。
3. 数の保存課題に失敗する。
4. 仮説演繹的な思考ができる。
5. シェマを目的-手段関係において使用する。
第134問 愛着に関係ないのはどれか。
1. 同化作用
2. Bowlby,J.
3. 内的作業モデル
4. ホスピタリズム
5. ストレンジ・シチュエーション法
第135問 音源が2ヶ所にあるのはどれか。
1. [a]
2. [s]
3. [d]
4. [k]
5. [h]
第136問 構音位置が異なる組み合わせはどれか。
5. [t] - - [s]
第137問 共通語(東京方言)で1モーラ目の母音が無声化しやすいのはどれか。
a.かし(貸し)
b.きし(岸)
c.くし(櫛)
d.けし(芥子)
e.こし(腰)
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第138問 唇からの音波の放射特性で正しいのはどれか。
1. 高い周波数成分ほど強調される。
2. 低い周波数成分ほど強調される。
3. 低い周波数成分と高い周波数成分とが強調される。
4. 低い周波数成分と高い周波数成分とが弱められる。
5. 周波数には関係しない。
第139問 日本語母音の第1ホルマント周波数値の適切な2分類はどれか。
1. (ア、イ、ウ)(エ、オ)
2. (ア、エ、オ)(イ、ウ)
3. (ア、イ、オ)(ウ、エ)
4. (ア、ウ、オ)(イ、エ)
5. (ア、ウ)(イ、エ、オ)
第140問 母音知覚の正規化に関係するのはどれか。
1. 母音区間のラウドネス
2. 母音区間の長さ
3. 発話の速度
4. 発話のリズム
5. 発話者の性別
第141問 正しいのはどれか。
1. 継時マスキングは2音の間隔が0.3秒でも生じる。
2. 中枢性マスキングの量は20dB程度である。
3. 両耳間マスキングの量は両耳マスキングより80dB程度小さい。
4. マスカーよりマスキーの周波数が高い場合の方がマスクされやすい。
5. 純音に対するマスキング量は、同じ音圧レベルであれば白色雑音が最も大きい。
第142問 「きっと読んでいないだろうね」と「きっと読まなかっただろうね」の違いは何か。
a.モダリティ
b.ヴォイス
c.否定
d.テンス
e.アスペクト
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第143問 上位語-下位語の関係にある組み合せはどれか。
1. 山 - - - 火山
2. 日本 - - - 東京都
3. 自動車 - - - 自転車
4. 草木 - - - 草花
5. 赤 - - - 黄
第144問可能動詞が作れるのはどれか。
1. 見る
2. 好む
3. 寝る
4. 行く
5. 降る
第145問 正しい組み合せはどれか。
1. Tomasello,M. - 制約説
2. Markman,E.M. - 共同注意
3. Vygotsky,L.S. - 外言・内言
4. Chomsky,N. - 学習説
5. Bruner,J.S. - 普遍文法
第146問 ナラティブの能力の発達で誤っているのはどれか。
1. スクリプトの形成が関係する。
2. 時系列的な説明から因果律的な説明へと発達する。
3. 子どもの物の見方や感じ方が反映される。
4. 大人とのやりとりの中で身につける。
5. 他者の意図を推測する能力が基礎となる。
第147問 社会保険制度のうち、被保険者本人の保険料負担がないのはどれか。
1. 医療保険
2. 年金保険
3. 雇用保険
4. 労働者災害補償保険
5. 介護保険
第148問 発達障害者支援法が発達障害と定義するのはどれか。
a.知的障害
b.学習障害
c.広汎性発達障害
d.注意欠陥/多動性障害
e.コミュニケーション障害
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第149問 リハビリテーションの理念と関連しないのはどれか。
1. 自立
2. 育成
3. 機能回復
4. QOL
5. ADL
第150問 ケアマネジメントの資格はどれか。
1. 社会福祉士
2. 介護福祉士
3. 健康管理士
4. 介護支援専門員
5. 社会福祉主事
第151問 正しいのはどれか。
a.キューサインは母音の弁別に有効である。
b.気管食道瘻発声よりも食道発声の方が習得が容易である。
c.口蓋裂への外科的手術には咽頭弁手術がある。
d.利き手は失語症の予後に影響する。
e.声門閉鎖の促進訓練はあくび・ため息法を含む。
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第152問 能力代償的アプローチでないのはどれか。
1. キュードスピーチ
2. マカトン法
3. VOCA
4. トーキングエイド
5. バイオフィードバック
第153問 正しいのはどれか。
1. 先天性聴覚障害の発生率は約1%である。
2. 表出語彙は3歳では約3000語になる。
3. 喉頭の下垂は高齢者の摂食・嚥下障害の要因となる。
4. 健忘症候群では手続き記憶の障害が主体となる。
5. /s/の音は知的能力に問題がなければ5歳ころまでに習得される。
第154問 伝導失語の病巣はどれか。
1. 左下前頭回
2. 左中前頭回
3. 左中心前回
4. 左縁上回
5. 左中側頭回
第155問 純粋失読の特徴でないのはどれか。
a. 運動覚促通
b. 逐字読み
c. 語の意味理解障害
d. 文字形態の識別障害
e. 語長効果
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第156問 伝導失語とウェルニッケ失語との鑑別点として正しいのはどれか。
1. 聴覚的理解障害
2. 喚語困難
3. 復唱障害
4. 音韻性錯誤
5. 言語性聴覚的把持の低下
第157問 接近行為について誤っているのはどれか。
1. 正しい音を模索している。
2. 伝導失語にみられる。
3. 音読にも出現する。
4. 意図的発話で目立つ。
5. プロソディーが平板化する。
第158問 失語症の会話訓練として適切でないのはどれか。
1. 分かりやすい文脈を設定する。
2. 言語形式の正確さを重視する。
3. 質問形式を工夫する。
4. 半構造化された会話を用いる。
5. 残存機能を活用する。
第159問 誤っている組み合わせはどれか。
1. 右半球病変 - 字義通りの理解
2. 意味性認知症 - 文法障害
3. 失調性構音障害 - 韻律異常
4. 発語失行 - 音の置換
5. 失語症 - 新造語
第160問 訓練と考慮する要因との組み合せで誤っているのはどれか。
1. 発語失行 - 意味カテゴリー
2. 漢字単語 - 親密度
3. 構文 - 主題役割
4. 呼称 - 音韻類似性
5. 談話 - 文脈
第161問 脳内の局在が明らかでないのはどれか。
1. 言語
2. 行為
3. 感覚
4. 記憶
5. 見当識
第162問 口舌顔面失行について誤っているのはどれか。
1. 筋力の低下がある。
2. 意図性と自動性に乖離がある。
3. 構音訓練の妨げになる。
4. 錯行為がみられる。
5. 模倣が困難である。
第163問 外傷による高次脳機能障害で最も頻度が高いのはどれか。
1. 失語
2. 失行
3. 失認
4. 遂行機能障害
5. 記憶障害
第164問 誤っているのはどれか。
1. 初期の○語は言語によらず共通である。
2. 新生児はどんな声よりも母親の声に注目する。
3. 8か月ころになると母国語以外の音韻の弁別能力が低下する。
4. 母音より子音の弁別の方が早く可能になる。
5. 1歳ころまでに促音と非促音との弁別は可能になる。
第165問 脳性麻痺で正しいのはどれか。
a.大脳白質の障害が原因である。
b.低酸素性脳症が原因となる。
c.核黄疸によるものはアテトーゼ型が多い。
d.片麻痺は左側に多い。
e.有病率は1%前後である。
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第166問 自閉症状を示す疾患はどれか。
a.プラダー・ウィリー症候群
b.ウィリアムズ症候群
c.結節性硬化症
d.脆弱X症候群
e.ターナー症候群
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第167問 K-ABC心理・教育アセスメントバッテリーの同時処理尺度でないのはどれか。
1. 語の配列
2. 魔法の窓
3. 絵の統合
4. 絵探し
5. 視覚類推
第168問 正しいのはどれか。
1. 新版K式発達検査は4領域の発達段階を調べる。
2. 遠城寺式乳幼児分析的発達検査は6領域の発達段階を調べる。
3. WISC-Ⅲ知能診断検査の「記号探し」 は言語性検査である。
4. K-ABC心理・教育アセスメントバッテリーの継次処理過程の検査には視覚-運動系の項目はない。
5. 絵画語い発達検査で調べるのは語彙の名詞である。
第169問 ダウン症児の発達について誤っているのはどれか。
1. 理解より表出の遅れが大きい。
2. 構音の不明瞭さが目立つ。
3. 形式より語用面の障害が重い。
4. 音声言語より視知覚認知面の発達が良好である。
5. 意味の発達より統語の発達が遅れる。
第170問 自閉症児の指導として適切なのはどれか。
a.理解できるロゴやマークによる予告を促す。
b.色に興味があれば動作語より色名を先に導入する。
c.反響言語(エコラリア)は制止する。
d.身振りの使用を制限する。
e.興味のある絵本を積極的に見せる。
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第171問 インリアルで正しい組み合せはどれか。
a.モニタリング - 発声やことばをまねる。
b.リフレクティング - ことばを意味的・文法的に広げる。
c.エキスパンション - 言い誤りを正しく言い直して聞かせる。
d.ミラリング - 行動をまねる。
e.パラレルトーク - 行動や気持ちを言語化する。
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第172問 運動障害のない言語発達遅滞児に、VOCAを選定するにあたって考慮する要素はどれか。
a.スキャン機能
b.キーの数
c.複数階層による切り替え
d.スイッチの感度
e.キーガード
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第173問 注意欠陥/多動性障害の治療薬はどれか。
a.リスペリドン(リスパダール)
b.ハロペリドール(セレネース)
c.メチルフェニデート(コンサー夕)
d.アトモキセチン(ストラテラ)
e.ピモザイド(オーラップ)
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第174問 正しいのはどれか。
1. 声帯ポリープはまれに癌化する。
2. 声帯結節は片側性が多い。
3. ポリープ様声帯はラインケ浮腫とも呼ばれる。
4. 喉頭肉芽腫は声帯膜様部中央にできることが多い。
5. 若年型喉頭乳頭腫の術後再発はまれである。
第175問 音声外科手術の適応でないのはどれか。
1. 声帯嚢胞
2. ポリープ様声帯
3. 反回神経麻痺
4. 心因性失声症
5. 痙撃性発声障害
第176問 声の衛生指導で誤っているのはどれか。
1. 相手の近くで話す。
2. 声が出にくいときは咳払いをする。
3. ゆっくり話す。
4. 会話の途中で水を飲む。
5. 禁煙する。
第177問 喉頭全摘出術後の後遺症はどれか。
a.誤嚥性肺炎
b.鼻をかめない
c.嗅覚低下
d.便秘
e.尿閉
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第178問 機能性構音障害児の検査項目として適切でないのはどれか。
1. 音声機能
2. 聴力
3. 語音弁別能
4. 精神発達
5. 顔面・口腔の随意運動
第179問 構音の発達過程で[s]に生じやすい誤りはどれか。
a.歯間音化
b.声門破裂音
c.咽頭破裂音
d.省略
e.口蓋化構音
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第180問 生後3か月~1歳半ころの口唇口蓋裂児に対するアプローチで誤っているのはどれか。
1. Hots床の管理
2. 栄養指導
3. 構音訓練
4. 口腔衛生指導
5. 聴覚評価
第181問 構音に関与しないのはどれか。
1. 鼻腔
2. 副鼻腔
3. 舌
4. 歯
5. 喉頭
第182問 パーキンソン病でみられるのはどれか。
a.抑揚が乏しい。
b.声のふるえ
c.子音の誤り
d.努力性嗄声
e.開鼻声
1. a、b、c
2. a、b、e
3. a、d、e
4. b、c、d
5. c、d、e
第183問 45歳の女性。脳幹梗塞発症後3ヵ月。主訴は「スムーズに話せない」。 MPT8秒だが声量は保たれており、開鼻声なし。音の持続時間の乱れがあり、会話明瞭度3。適切な訓練法はどれか。
1. 長文斉読
2. ハミング発声
3. ブローイング
4. プッシング法
5. フレージング法
第184問 誤っている組み合わせはどれか。
1. 舌左右運動障害 - 咀嚼障害
2. /p/音の歪み - 口腔残留
3. /t/音の歪み - 食塊移送不全
4. /k/音の歪み - 食塊保持不全
5. 開鼻声 - 咽頭流入
第185問 喉頭挙上期型誤嚥を示す症例に適さないのはどれか。
a.コンソメスープ
b.煮込みハンバーグ
c.ポテトサラダ
d.チョコレートムース
e.コーヒー
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第186問 嚥下リハビリテーションにおいて誤っている組み合わせはどれか。
1. 作業療法士 - 自助具の作製
2. 理学療法士 - 直接訓練
3. 言語聴覚士 - 間接訓練
4. 栄養士 - 嚥下障害食の提供
5. 医師 - 全身状態の管理
第187問 獲得性吃音で正しいのはどれか。
a.男女比は約8:1である。
b.発症は思春期以降である。
c.早口症とは異なる障害である。
d.治癒率は発達性吃音より低い。
e.DAFで改善する。
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第188問 吃音の流暢性促進訓練で誤っているのはどれか。
1. 発話の低速化
2. 軟起声
3. 力を抜いた構音動作
4. 筋緊張のフィードバック
5. モーラ指折り法
第189問 乳児期の聴覚検査で正しいのはどれか。
a.新生児聴覚スクリーニングではOAEより自動ABRの方が偽陽性が少ない。
b.クリック音刺激によるABRの閾値は500Hz以下の聴力をほとんど反映しない。
c.ろ紙法の遺伝子検査によって聴覚スクリーニングが可能である。
d.ASSRでは250Hzの聴力閾値を正確に評価できる。
e.健聴児のABRの閾値は生後3ヵ月以内に正常化する。
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第190問 聴覚障害乳幼児の初語期におけるコミュニケーション機能の指導で適切でないのはどれか。
1. 感情表現
2. 意図伝達
3. 行動調整
4. 叙述・発見
5. メタ言語学習
第191問 聴覚障害児の評価法で適切な組み合せはどれか。
a.認知 - SRT
b.語彙 - PVT-R
c.聴覚 - IT-MAIS
d.読解 - WPPSI
e.構音 - ITPA
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e
第192問 聴覚障害幼児における言語ペースの聴覚学習指導で適切でないのはどれか。
1. 母子コミュニケーションの確立
2. 音韻系列による単語の聞き取り
3. 音声の韻律面の模倣
4. 幼児の音声に呼応した声かけ
5. 興味のある音源への共同注視
第193問 聴性脳幹反応の第I波の起源はどれか。
1. 血管条
2. 外有毛細胞
3. 内有毛細胞
4. 蓋膜
5. 蝸牛神経
第194問 正しい組み合わせはどれか。
1. 急性中耳炎 - 挿耳形補聴器
2. 鼓膜癒着 - 人工内耳
3. 第一・第二鰓弓症候群 - 耳かけ型補聴器
4. 内耳性難聴 - 鼓室形成術
5. 学校での補聴 - FM補聴器
第195問 老人性難聴を発見するための自己評価として適切でないのはどれか。
1. 呼びかけに気付かなかったことがある。
2. 他の人よりテレビの音量を上げる必要がある。
3. 騒々しい場所で会話するとき聞き返すことがある。
4. 複数の人たちとの会話に入りにくいと感じることがある。
5. クラクションの音に気付かなかったことがある。
第196問 先天性高度聴覚障害による書記言語の産生障害の特徴でないのはどれか。
1. 語彙の不足
2. 主語・述語の語順の逆転
3. 助詞の誤用
4. 単純な構文構造
5. 羅列的な文章構成
第197問 乳幼児の補聴器フィッティングについて誤っている組み合せはどれか。
1. 外耳道容積が小さい - 鼓膜面上音圧の増大
2. 耳介軟骨が柔らかい - 補聴器の脱落
3. イヤモールド音穴が狭い - 低周波数音響利得の減少
4. 外耳道が短い - 特性ピークの高周波数化
5. 耳殻接触面積が狭い - ハウリングの多発
第198問 人工内耳について正しいのはどれか。
1. 2歳までに人工内耳埋め込み術を行うと、 10歳以降に成人用への交換手術が必要である。
2. 髄膜炎による聲は、人工内耳適応基準の最低年齢の例外として扱うことができる。
3. 中途失聴成人の人工内耳装用者は、 術後のリハビリテーションは不要である。
4. 人工内耳装用者にMRI検査を行う場合には、 人工内耳の除去手術を行う。
5. 小児の術前プロモントリー・テストの結果は、術後の人工内耳の活用度と相関する。
第199問 人工内耳装用耳の対側に補聴器を併用することによって改善するのはどれか。
1. 発話明瞭度
2. 発話リズム
3. /s/の聴取能
4. 騒音下聴取能
5. 耳閉感
第200問 先天性視覚聴覚二重障害児の発達について正しいのはどれか。
a.0歳児期は接触・探索を好むため、よく手を伸ばす。
b.1-2歳児期は常に養育者との身体接触を好む。
c.自分の身体によく触る。
d.要求表現は指差しで表出し始める。
e.指文字は学習できない。
1. a、b
2. a、e
3. b、c
4. c、d
5. d、e