第1問 介護保険制度の保険者はどれか。
- 国
- 都道府県
- 市町村
- 医療保険者
- 年金保険者
第2問 職業病はどれか。
- 気管支喘息
- じん肺
- 水俣病
- 慢性ヒ素中毒
- イタイイタイ病
第3問 鰓弓神経に含まれないのはどれか。
- 顔面神経
- 舌咽神経
- 迷走神経
- 副神経
- 舌下神経
第4問 器官と胚葉との組み合せで誤っているのはどれか。
- 副腎髄質 - 外胚葉
- 甲状腺 - 外胚葉
- 消化管上皮 - 内胚葉
- 消化管平滑筋 - 中胚葉
- 血管 - 中胚葉
第5問 健常成人の安静閉眼覚醒時に出現する最も典型的な脳波はどれか。
- α波
- β波
- γ波
- θ波
- δ波
第6問 ヒトの細胞内液に含まれるイオンで最も多いのはどれか。
- ナトリウム
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
- クロール
第7問 最大の運動時に血流が増加する臓器・組織はどれか。
- 皮膚
- 大脳
- 肺
- 肝臓
- 腎臓
第8問 循環性障害でないのはどれか。
- 充血
- うっ血
- 貧血
- 虚血
- 出血
第9問 染色体異常があるのはどれか。
- 血友病
- 糖尿病
- ダウン症候群
- 筋ジストロフィー
- フェニールケトン尿症
第10問 言語発達の遅れをきたすのはどれか。
a.先天性風疹症候群
b.熱性痙攣(単純型)
c.純粋小発作(欠神発作)
d.点頭てんかん
e.ランドー・クレフナー症候群
- a、b、c
- a、b、e
- a、d、e
- b、c、d
- c、d、e
第11問 健康な1歳児について誤っているのはどれか。
- 母と他人とを区別する。
- コップで水が飲める。
- 階段を歩いて昇る。
- 欲しい物を指さす。
- 名前を呼ぶと振り向く。
第12問言語の遅れを示す児について正しい組み合せはどれか。
a.難聴 - 周囲に対する関心・反応がある。
b.難聴 - 発声は正常である。
c.自閉症 - 運動発達が遅れる。
d.脳性麻痺 - 構音障害を伴うことはない。
e.精神遅滞 - 周囲に対する関心・反応が鈍い。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第13問成長について誤っているのはどれか。
- 小児の身長の伸びは0~1歳で著しい。
- 1歳児の体重は約5kgである。
- 重症な心疾患では成長障害が起こる。
- 被虐待児では成長障害が起こる。
- 妊娠中毒症が強いと子宮内発育不全が起こる。
第14問頭痛について誤っている組み合せはどれか。
- 片頭痛 - 前兆
- 群発頭痛 - 結膜充血と流涙
- 緊張型頭痛 - 前頭部の拍動性頭痛
- くも膜下出血 - 突発性頭痛
- 髄膜炎 - 項部硬直
第15問高齢者の廃用症候群について正しい組み合せはどれか。
a.骨萎縮 - 体重負荷と筋収縮の欠如
b.尿路結石 - 過度の水分摂取
c.静脈血栓症 - 尿路感染
d.褥瘡 - 長時間の圧迫
e.起立性低血圧 - 臥床の継続
- a、b、c
- a、b、e
- a、d、e
- b、c、d
- c、d、e
第16問厚生省特定疾患治療研究事業の対象疾患でないのはどれか。
- アルツハイマー病
- クロイツフェルト・ヤコブ病
- スモン
- ハンチントン舞踏病
- パーキンソン病
第17問伝播性の痴呆症はどれか。
a.クロイツフェルト・ヤコブ病
b.ピック病
c.ビンスワンガー型脳症
d.ウェルニッケ脳症
e.エイズ脳症
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第18問鼓膜穿孔を伴う難聴疾患はどれか。
- 滲出性中耳炎
- 中耳真珠腫
- 耳管開放症
- 耳硬化症
- グロムス腫瘍
第19問メニエール病について正しいのはどれか。
- 純音聴力検査で高音域が変動する。
- めまい発作時に垂直性眼振がみられる。
- 前庭機能の廃絶がみられる。
- 補充現象が陽性となる。
- 自記オージオメトリーでJerger Ⅲ型となる。
第20問慢性副鼻腔炎で誤っているのはどれか。
a.蝶形骨洞に多い。
b.中鼻道に膿性鼻汁がみられる。
c.鼻茸を形成する。
d.嗅覚障害を生じる。
e.鼻出血が反復する。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第21問嗄声を呈さない疾患はどれか。
- 声帯溝症
- 喉頭炎
- 大動脈弓症候群
- 睡眠時無呼吸症候群
- 下咽頭癌
第22問誤っているのはどれか。
- 鉄欠乏性貧血は食事摂取量の低下で発症する。
- 白血病は加齢によって発病率が低下する。
- 再生不良性貧血では出血傾向が生じる。
- 成人t細胞白血病はウイルス感染によって発症する。
- 多発性骨髄腫の初発症状には疼痛がある。
第23問炎症所見でないのはどれか。
a.CRP値の上昇
b.赤沈値の上昇
c.LDLコレステロール値の上昇
d.Γ-GTP値の上昇
e.白血球数の増多
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第24問誤っている組み合せはどれか。
- 意識レベル - 3・3・9度方式
- 胃・十二指腸潰瘍 - コールタール様便
- 喘息発作 - 夜間から明け方
- 低血圧 - アンギオテンシン変換酵素阻害
- 狭心症発作 - 持続30分以内
第25問精神分裂病で誤っているのはどれか。
- 全人口の0.7%程度存在する。
- 破瓜型、緊張型、妄想型に分類される。
- 加害的関係妄想が多い。
- 自己と外界との境界があいまいとなる。
- 独話がみられる。
第26問誤っているのはどれか。
- 躁うつ病は50歳以上で発症する。
- うつ病では脳内アミン代謝障害がある。
- 軽症のうつ病では身体症状を訴える。
- うつ病の治療には休養が必要である。
- 軽症のうつ病では自殺の心配がある。
第27問誤っている組み合せはどれか。
a.Watson - 精神分析
b.Jung - 自律訓練
c.Selye - ストレス学説
d.Cannon - ホメオスターシス
e.森田 - 自己の症状の受容
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第28問皮膚移植について誤っているのはどれか。
- 培養表皮移植には自家培養と同種培養とがある。
- 母から子への移植は同種移植である。
- 同種移植は最終的には脱落する。
- 全層植皮とは真皮全層を含めた厚い植皮である。
- 薄い遊離植皮は厚いものより生着し難い。
第29問口唇裂形成術に関係ないのはどれか。
- 口輪筋の接合
- キューピット弓の対称性
- 鼻腔底の形成
- 真皮縫合
- ハムルスの切断
第30問口蓋形成術に関係ないのはどれか。
- ミラード法
- ランゲンベック法
- プッシュバック法
- ペルコ法
- ウォーディル法
第31問誤っている組み合せはどれか。
- 筋力測定 - スパイロメトリー
- 片麻痺 - Brunnstrom法
- 新生児からの運動発達変容 - Milani-Comparttiの発達チャート
- 麻痺性運動障害 - 促通手技
- 筋活動 - バイオフィードバック法
第32問歯について正しいのはどれか。
a.歯と歯槽骨との間には歯根膜線維がある。
b.エナメル質は象牙質より硬い。
c.象牙質は無機質を95%含有している。
d.歯髄は神経組織によって満たされている。
e.セメント質は象牙質より軟らかい。
- a、b、c
- a、b、e
- a、d、e
- b、c、d
- c、d、e
第33問口腔習癖について正しいのはどれか。
a.吸指癖で最も多いのは母指吸引癖である。
b.吸指癖は4歳以降に増加する。
c.咬爪癖は6歳までに消失する。
d.歯列不正の原因にはならない。
e.吸指癖は適切な指導によって改善できる。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第34問口蓋裂の矯正歯科治療について誤っているのはどれか。
- 矯正治療は言語治療終了後に開始する。
- 矯正装置を装着後、構音障害の有無について調べる。
- 口蓋瘻孔の閉鎖と併行して矯正を行う。
- 育成医療制度の適用を受けられる。
- 顎裂部骨移植によって上顎犬歯の萌出を図る。
第35問両側性顎関節脱臼でみられないのはどれか。
- 閉口障害
- 鼻唇溝消失
- 顎の側方偏位
- 耳珠前方の陥凹
- 構音障害
第36問誤っている組み合せはどれか。
- ツチ骨 - 鼓膜
- アブミ骨 - 正円窓
- 耳管 - 上咽頭
- 乳突蜂巣 - 中耳含気腔
- コルチ器 - 蝸牛
第37問誤っている組み合せはどれか。
- 鼓膜 - 音響インピーダンス整合
- 耳管 - 中耳腔の換気
- 蝸牛 - 音響信号の感知
- 半規管 - 頭の回転の感知
- 耳石器 - 内耳液圧の調整
第38問鼓膜・耳小骨の全欠損の聴力で正しいのはどれか。
- 10dBの難聴
- 20dBの難聴
- 40dBの難聴
- 80dBの難聴
- 全周波数スケールアウト
第39問誤っている組み合せはどれか。
- 鼓膜の穿孔 - 骨導聴力の低下
- 中耳腔の液貯留 - 気導聴力の低下
- 蝸牛感覚細胞障害 - 補充現象陽性
- 脳幹聴覚路障害 - 両耳聴の障害
- 聴皮質障害 - 語音聴取能低下
第40問一次運動野皮質について誤っているのはどれか。
a.足支配領域は中心傍小葉にある。
b.Betz巨大錐体細胞は第5層に存在する。
c.顔面支配領域は手支配領域の下方にある。
d.眼球運動支配領域が含まれる。
e.第4層に顆粒細胞の密な層がある。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第41問神経伝導について正しいのはどれか。
a.有髄線維の伝導速度は無髄線維より遠い。
b.カルシウムイオンの軸索内流入が活動電流を生じる。
c.自然状況下では軸索末端から細胞体に向かって生じる。
d.体温が低下すると伝導速度が増大する。
e.局所麻酔薬によってブロックされる。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第42問骨格筋支配運動神経終末の神経伝達物質はどれか。
- アセチルコリン
- グルタミン酸
- セロトニン
- ドパミン
- ノルアドレナリン
第43問視床病変で生じないのはどれか。
- 健忘
- 感覚鈍麻
- 失語
- 呼吸停止
- 意識障害
第44問正しいのはどれか。
- 内舌筋は下顎内面に付着している。
- 外舌筋の運動は舌神経支配である。
- 舌先を左に移動させるときは右側の外舌筋が活動する。
- 母音生成時には外舌筋の活動が抑制される。
- オトガイ舌筋には舌を後下方に引く作用がある。
第45問正しいのはどれか。
- パラトグラフィは舌の表面を乾燥させてから実施する。
- ストロボスコピーでは光源が声帯振動数に応じて点滅する。
- ファイバースコピーは仰臥位の患者に対して禁忌である。
- 喉頭筋電図検査では電極が不要である。
- 喉頭鏡検査では安静呼吸時の声帯観察が不可能である。
第46問正しいのはどれか。
- 左咽頭筋麻痺では発声時に咽頭後壁が右方に動く。
- 左舌下神経麻痺では舌挺出時に舌先が右方に偏位する。
- 右片麻痺では右声帯麻痺が起こる。
- 大動脈瘤手術後の高度嗄声では右反回神経麻痺を疑う。
- 左顔面神経麻痺では右口角からの流涎が起こる。
第47問正しいのはどれか。
- 声帯振動の振幅が増すにつれて声の強さは増大する。
- 嚥下第2期には声門開大筋の活動が高まる。
- 呼気努力が増すにつれて声門下圧は低下する。
- 高い声を出すと輪状甲状筋の活動は低下する。
- 地声で強い声を出すと声門閉鎖時間は延長する。
第48問心理学的測定法について誤っている組み合せはどれか。
- 調整法 - 比較刺激の連続可変
- 恒常法 - 比較刺激のランダム提示
- 極限法 - 比較刺激の特定方向への段階的提示
- 適応法 - 比較刺激提示条件の被験者による変更
- 多肢選択法 - 比較刺激のラテン方格による提示
第49問正しいのはどれか。
- 名義尺度上の測定値は平均値を求めることができる。
- 間隔尺度上の測定値は比率を求めることができる。
- 序数尺度上の測定値は標準偏差を求めることができる。
- 比率尺度上の測定値は四則演算ができる。
- 対数間隔尺度上の測定値は零点からの距離を求めることができる。
第50問誤っているのはどれか。
- 社会調査で用いられる質問紙は標準化されている。
- 社会調査にSemantic Differential(SD法)を用いることができる。
- 社会調査結果の分析に多次元尺度法を用いることができる。
- 社会調査に一対比較法を用いることができる。
- 質問紙法では質問の順序が結果に影響する。
第51問誤っているのはどれか。
a.測定の反復によって測定の信頼性を知ることができる。
b.再テストは測定の妥当性を確認する方法である。
c.相関係数によって変数間の因果関係を知ることができる。
d.妥当性には内容妥当性、基準関連妥当性が含まれる。
e.テストの標準化のためにはテストの妥当性の検証が必要である。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第52問多次元の属性はどれか。
- 照度
- 色彩
- 硬度
- 音圧
- 温度
第53問ビネー式知能検査について誤っているのはどれか。
- 問題の配列は年齢別になっている。
- 田中ビネー式検査、鈴木ビネー式検査がある。
- 結果は精神年齢で表される。
- ビネー式による知能指数は偏差IQと呼ばれる。
- ビネー式による知能指数は知能の発達の程度を表す。
第54問投影法の心理検査はどれか。
a.内田クレペリン検査
b.ストループ・テスト
c.TAT
d.P-Fスタディ
e.文章完成テスト
- a、b、c
- a、b、e
- a、d、e
- b、c、d
- c、d、e
第55問行動療法の技法はどれか。
a.オぺラント法
b.系統的脱感作療法
c.自由連想法
d.夢分析
e.ゲシュタルト療法
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第56問認知療法の考え方について誤っているのはどれか。
- 抑うつの維持には古典的条件づけの原理が働く。
- 抑うつ的な推論の誤りに恣意的推論がある。
- 自己批判的な思考を自己擁護的な思考に置き換える訓練をする。
- dRdT(非機能的思考記録票)は自動思考の変容に役立つ。
- 軽度のうつ病においては薬物療法と同等以上の効果があり得る。
第57問精神分析療法について誤っているのはどれか。
- 無意味に思われる症状にも意味があると考える。
- 自由連想法は防衛をゆるめ治療的退行を導くのに有効である。
- 外傷体験を再生させ、うっ積した感情の抑制を図ることを目指す。
- 抵抗分析によって患者の自我防衛機制のあり方を分析することができる。
- 転移分析によって患者の幼児期の親子関係を明らかにできる。
第58問パーソナリティの考え方について誤っている組み合せはどれか。
- Erikson - 生涯発達
- Guilford - 自我防衛機制
- Norman - 性格5因子論
- Jung - 向性理論
- Kretschmer - 気質類型
第59問新生児期の自発的微笑について正しいのはどれか。
a.社会的微笑より早くみられる。
b.出生後間もなくみられる。
c.まどろんでいる時にみられる。
d.親しみのある人に対してみられる。
e.人見知りより後にみられる。
- a、b、c
- a、b、e
- a、d、e
- b、c、d
- c、d、e
第60問観察学習について正しいのはどれか。
- 好きな人のようになりたいと思ってその行動を模倣する。
- 賞を与えられることによって行動の出現が安定する。
- 罰を与えられることによって悪い習慣を除去する。
- 同性の友達と集団を組んで行動する。
- 他者の行動をモデルとして学習する。
第61問誤っている組み合せはどれか。
- Erikson - 自己同一性の理論
- Lorenz - 認知段階の理論
- Piaget - 知能発達の研究
- Ainsworth - 愛着の測定法
- Gesell - 発達の成熟説
第62問正しいのはどれか。
- 乳児は相手の表情に対応して反応できる。
- 感情は知的な働きを妨げることが多い。
- 感情の表出の仕方はどの社会でも同じである。
- 乳児は感情を表情に表わすことはできない。
- 感情と知的作用とは互いに無関係である。
第63問誤っている組み合せはどれか。
- 乳児期 - 感覚運動的知能
- 幼児期 - 前操作的知能
- 児童期 - ギャングエイジ
- 青年期 - 具体的操作
- 成人期 - 精神的自立
第64問正しいのはどれか。
a.色彩知覚は網膜の周辺部ほど劣化する。
b.視覚以外の感覚では知覚恒常性は生じない。
c.運動視差は平衡感覚の主な要因である。
d.単眼視でも奥行き知覚は可能である。
e.多義図形では図と地との反転現象が生じる。
- a、b、c
- a、b、e
- a、d、e
- b、c、d
- c、d、e
第65問正しいのはどれか。
- 連続的強化は部分的強化より反応が消去されにくい。
- 実験神経症は強化を長期間反復することによって生じる。
- 運動技能の学習では負の転移が生じやすい。
- 古典的条件づけにおける条件刺激は予報的信号の機能を持つ。
- 潜在学習では無条件刺激だけを反復提示する。
第66問適切でない組み合せはどれか。
- 把持(保持)曲線 - 忘 却
- プライミング - 潜在記憶
- 新近効果 - 短期記憶
- 作動記憶 - 長期記憶
- 顕在記憶 - エピソード記憶
第67問正しいのはどれか。
- 自由再生の系列位置効果では最終項目の成績が低下する。
- 精緻化の手続きを行うと長期記憶の保持に混乱が生じる。
- 順向抑制とは先行の記憶が後行の学習によって阻害されることである。
- 感覚情報保存(SIS)によって刺激情報は長期間保持される。
- 健常成人の短期記憶容量は数字の場合は7項目前後である。
第68問正しいのはどれか。
- 機能の固着が生じることによって問題解決が促進される。
- 洞察による問題解決では解が突然出現する。
- スキーマは膨大な情報を処理する際に妨害的要因となる。
- イメージは知識の貯蔵に利用されない。
- 動作的な表象作用は課題の解決を阻害する。
第69問正しいのはどれか。
a.言語音の弁別は喃語の出現以前に可能である。
b.対象物の永続性の概念は学齢期になるまで形成されない。
c.遅延反応の遅延時間は発達につれて減少する。
d.短期記憶の記憶範囲は年齢を通して一定である。
e.視知覚には知識に依存しない自動的な過程が存在する。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第70問日本語の母音「ア」を他の母音から区別する音韻特徴はどれか。
- 有声
- 非鼻音
- 前舌
- 奥舌
- 広母音
第71問国際音声記号における子音の分類基準でないのはどれか。
- 声道における狭めの位置
- 鼻腔と口腔との結合の有無
- 気流生成の手段
- 声帯振動の有無
- 喉頭の上下位置
第72問複合語形成において生じる音韻現象はどれか。
- 連濁化
- 無声化
- 口蓋化
- 鼻音化
- 促音化
第73問日本語のアクセントについて誤っているのはどれか。
- 語について定まっている。
- ピッチによって伝達される。
- 意味の相違に関係する。
- 明らかな方言差が存在する。
- 実質語にだけアクセントがある。
第74問母音の無声化が生じにくい語はどれか。
a.「意 志」
b.「健 康」
c.「抽 象」
d.「失 敗」
e.「始 末」
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第75問日本語促音の特徴はどれか。
a.無声音である。
b.無音区間を含む。
c.無声子音の前にだけ生じる。
d.先行音の構音位置に同化する。
e.後続音の構音位置に同化する。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第76問純音で誤っているのはどれか。
- 部分音を1個だけ持つ。
- 線スペクトルになる。
- 周波数、振幅、位相で時間波形が決まる。
- 正弦波1周期分の短音も純音である。
- 周波数に応じた高さを持つ。
第77問基本周波数に関係ないのはどれか。
- 声帯の振動数
- アクセント
- イントネーション
- 倍音の周波数
- ホルマント周波数
第78問雑音下での音声知覚について誤っているのはどれか。
- 単音節は単語より明瞭度が高い。
- 高頻度語は低頻度語より了解度が高い。
- 有意味語は無意味語より明瞭度が高い。
- 親密度の高い語は低い語より了解度が高い。
- 文脈に即した語はそうでない語より了解度が高い。
第79問鼻音化母音の音響的特徴はどれか。
- ホルマントが一様に高い。
- アンチホルマントがある。
- 高調波成分が強い。
- 基本周波数が高い。
- 高周波雑音が強い。
第80問語中の無声破擦音にみられないのはどれか。
- 声道閉鎖の持続
- 声道閉鎖の形成
- 声道狭めの持続
- 声道閉鎖の開放
- 声門閉鎖の持続
第81問音の周波数情報の伝達に関与するのはどれか。
a.音波と相似の電圧波形
b.蝸牛神経の発火頻度パターン
c.蝸牛基底膜上で興奮が最大となる位置
d.蝸牛基底膜上の進行波の波形
e.聴覚系の神経活動の総量
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第82問音の心理的大きさについて正しいのはどれか。
- 音圧レベルが等しい2つの音の大きさは等しい。
- 1000 Hzの純音では音の大きさのレベルと音圧レベルの値は等しい。
- 音圧の増加に伴う音の大きさの増加率は100Hzより1000Hzの方が大きい。
- 10フォンは1フォンの大きさの10倍である。
- 10ソーン増すごとに大きさは約2倍となる。
第83問倍音を多数含む周期的複合音の心理的高さを決めるのはどれか。
- 基本周波数
- 最もエネルギーの強い倍音の周波数
- 倍音の強さで加重平均した周波数
- 倍音の周波数の最大値
- 高周波の周波数の平均値
第84問誤っているのはどれか。
- どの民族も言語を持つ。
- どの言語も母音と子音を持つ。
- どの言語も語や形態素を持つ。
- どの言語も文を成り立たせる仕組みとしての文法を持つ。
- どの言語も文字を持つ。
第85問言語の単位を小さい順に並べたのはどれか。
- 音 素<音 節<語<形態素<文
- 音 素<音 節<形態素<語<文
- 音 素<形態素<音 節<語<文
- 音 節<音 素<語<形態素<文
- 音 節<音 素<形態素<語<文
第86問「言葉の回復を支える言語聴覚士」の統語構造として正しいのはどれか。
- [言葉の[回復を[支える言語聴覚士]]]
- [言葉の[[回復を支える]言語聴覚土]]
- [[言葉の[回復を支える]]言語聴覚士]
- [[[言葉の回復]を支える]言語聴覚士]
- [[言葉の回復]を[支える言語聴覚士]]
第87問機能語はどれか。
- 動 詞
- 名 詞
- 助 詞
- 形容詞
- 形容動詞
第88問正しいのはどれか。
- 母語の音韻体系は生得的に組み込まれている。
- 喃語の抑揚は言語によらず共通である。
- 音声を聞き分ける能力の方が言語音を発する能力より先に発達する。
- 喃語期では言語音と非言語音との区別ができない。
- 母音がすべて獲得された後に子音が獲得される。
第89問日本語について誤っているのはどれか。
- 実質的意味を表す要素に文法的機能を表す要素が続く。
- 語彙は和語・漢語・外来語に分けられる。
- 擬音語・擬態語が豊富である。
- 漢字から平仮名が、平仮名から片仮名が作られた。
- 漢字と仮名との併用によって語句の境界が分かりやすい。
第90問誤っているのはどれか。
- 漢字は表意文字である。
- 仮名は音素文字である。
- 表意文字も音を有する。
- 表音文字は表意文字より字種が少ない。
- 文字の習得は音声の習得より遅れる。
第91問一語期の特徴として誤っているのはどれか。
- 発音の間違いには規則性がみられる。
- 自分の要求を音声で表すことができる。
- 一定の音声連鎖に一定の意味を結び付けている。
- 他人とのかかわりを表す語彙を使う。
- 初語が出た直後から語彙が急増する。
第92問二語期について正しいのはどれか。
- 一語発話が連続して現れたものである。
- 動詞の現在形も過去形も使われるようになる。
- 助詞が正確に使われるようになる。
- 語順はまだ一定していない。
- 品詞は名詞と動詞のみが使われる。
第93問幼児期初期の言語発達を促す効果的な働きかけはどれか。
- 正しい文法を身につけるため組織的な訓練をする。
- しりとりなどを通して音と文字との対応を認識させる。
- 正しい発音ができるまで根気よく訂正し続ける。
- ゆっくりと正確な発音で子どもに語りかける。
- 大人からの一方向的な問いかけを心掛ける。
第94問長期保険はどれか。
- 医療保険
- 介護保険
- 年金保険
- 雇用保険
- 労働者災害補償保険の医療部門
第95問保険料の説明として誤っているのはどれか。
- 厚生年金保険は報酬比例制である。
- 国民年金保険は定額制である。
- 健康保険は報酬比例制である。
- 国民健康保険は定額制である。
- 労働者災害補償保険はメリット制である。
第96問正しいのはどれか。
- 精神障害者には申請によって精神障害者保健福祉手帳が交付される。
- 療育手帳の交付は都道府県知事から申請者に直接行われる。
- 身体障害者手帳の等級区分は1級から8級まである。
- HIV感染者は身体障害者手帳の交付対象になっていない。
- 18歳以上の知的障害者に交付されるのは健康手帳である。
第97問社会福祉の援助技術の説明として正しいのはどれか。
a.「意図的な感情表出」は個別援助技術の原則の一つである。
b.「波長あわせ」の段階とは援助者がグループ過程に入り込んでいく準備期である。
c.社会活動法(ソーシャル・アクション)とは課外リクリエーション手法である。
d.ケース・マネージメントとはケースワークのサービス及び文書管理手法である。
e.「個別化」とは地域援助技術における処遇方針である。
- a、b
- a、e
- b、c
- c、d
- d、e
第98問誤っているのはどれか。
- 特殊教育諸学校では、一般の小・中・高等学校とは別に学習指導要領が定められている。
- 教育リハビリテーションでは、教育課程において養護・訓練の指導領域を重視している。
- 特殊教育諸学校では、盲学校・ろう学校・養護学校のそれぞれで職業教育を行う。
- 教育リハビリテーションでは進路指導に職業指導も含まれる。
- 障害者職業カウンセラーは特殊教育諸学校に配置されている。
第99問言語聴覚士法で正しいのはどれか。
- 人工内耳の調整は医師の指示を要しない。
- 免許の効力は免許申請時から始まる。
- 言語聴覚士の業務は独占業務である。
- 業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない。
- 免許に関する事項の変更は10日以内に申請しなくてはならない。
第100問正しいのはどれか。
- 通所授産施設には職親が配置されている。
- 身体障害者更生相談所には身体障害者相談員が配置されている。
- 児童相談所には児童委員が配置されている。
- 知的障害者更生相談所には知的障害者相談員が配置されている。
- 福祉事務所には社会福祉主事が配置されている。