大規模災害リハビリテーション支援チーム本部運営ゲーム(REHUG)とは

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大規模災害リハビリテーション支援チーム本部運営ゲーム(REHUG)とは、平成28年熊本地震におけるJRATの本部運営がベースとなっており、ゲーム参加者が活動本部と調整本部、それぞれの本部で起こる様々な出来事にどう対応していくかを疑似体験する実践的なカード形式によるシミュレーションゲームです。

REHUGとは

REHUG-リハグ-とは、リハビリテーション(Rehabilitation)本部(Honbu)運営(Unei)ゲーム(Game)の頭文字をとった略語であり、英語のRe「再び、何度も」、HUG「抱きしめる」という意味から、避難所や仮設住宅の要配慮者を何度でも支援するというイメージで名づけられています。
災害時の本部運営に携われる人材を育成することは次の災害に備えて非常に重要であり、刻々と変化する時間の中で、活動本部、調整本部、後方支援を行うロジスティックスなどそれぞれの役割を理解しながら参加者が協力し合い、基本的な本部運営の理解・臨機応変な対応を学べるカードゲームとして開発されています。

REHUGとは:熊本県理学療法士協会

JRATとは

大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会(JRAT:Japan Disaster Rehabilitation Assistance Team)のことであり、各地域において地域住民と共に災害に立ち向かえるように発足された災害リハビリテーション支援チームです。

主な活動は「1.生活不活発とそれに伴う災害関連疾患の予防と対策」「2.生活環境の改善や工夫」「3.地域や災害支援団体との連携した活動」です。

1.生活不活発とそれに伴う災害関連疾患の予防と対策

避難所では災害による混乱や不慣れな環境により、生活が不活発になります。そのため、身体や認知機能の低下、呼吸・循環器疾患、深部静脈血栓症(DVT)などの生活不活発病が生じやすくなります。これらを予防するために、発災早期より災害リハビリテーションチームとして関わり、避難された方々の健康的な生活と活動を支えます。

2.生活環境の改善や工夫

避難所は高齢者や体に不自由のある方にとって生活や移動が困難な場所となります。単に動きづらいだけでなく、転倒などのリスクも生じます。現地の避難所管理者や保健師等と協力して、避難所の評価や整備、福祉用具の手配や活用によって生活環境を改善するよう努めていきます。

3.地域や災害支援団体との連携した活動

災害時には様々な団体による支援活動が行われます。私たちは、被災地域の方々、避難所責任者、保健所・保健師、災害(医療)支援チーム、また現地対策本部や医師会、行政等と信頼関係を構築して活動します。被災地域の特性やニーズに沿った支援を心がけ、積極的にコミュニケーションを図っていきます。

JRAT

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